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かぐや姫の帰った後 続き

この記事の続きです。


おじいさんとおばあさんは悲しみに暮れていました。次の日二人のもとに一枚の手紙が届きました。なんだろうと思い、見てみると月からの手紙でした。そこには、「今までありがとうございました。少額ですが、これは月に住むものからのお礼です。」と書かれていました。一緒についてきた大きな箱を開けてみると大量の小判が入っていました。おじいさんおばあさん2人が一生働かなくても贅沢な暮らしをできるほどです。2人はとても喜びました。小判の使い道を考えているとおじいさんはあることに気づきました。かぐや姫が月に帰る前にこんなことを言っていました。「おじいさん、おばあさん私は月で殺人罪に問われています。地球は穢れが多い惑星と月ではされているので私は島流しにされています。もう戻ってくることはないと思います。」この小判は受刑者であるかぐや姫の生活を援助したために月から援助した分だけのお金が戻って来たのでした。かぐや姫のことを思い出したおじいさんは少し悲しくなったのですが、そんなことより目の前の小判に夢中です。おじいさんはかぐや姫を大切に大切に育てた心優しい人なのですが人間です。大量のお金が入れば話は変わってくるのです。目の前のお金に目がくらみおじいさんとおばあさんはかぐや姫のことなんて忘れて悠々自適に余生を過ごしたのでした。めでたしめでたし

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