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Dauti

私の中でこの研修のメイントピックを挙げるとするなら、それは「浄化法」でした。行く前からしっかり練習したいと思ってました。初日早朝からやりやすい鼻洗浄のネティの実践が始まりました。
その次のKriya としてハタヨーガプラディーピカー記載のシャットカルマの1つ目に出てくるダウティの練習が始まりました。

ダウティは口腔から食道、胃の洗浄をする上部消化器官の浄化法になります。ゲーランダサンヒターに多種類のダウティが載っています。その中から3つの実践をしていきました。

Voman Dauti
ヴォーマンダウティは水を使用。
Dandha Dauti
ダンダダウティは太いゴムチューブを使用。
Vastra Dauti
ヴァストラダウティは長い布を使用します。

最初のヴォーマンダウティの実践は数十年ぶりですっかり忘れてて少し緊張しましたが、割とすんなり出来て、直ぐOKサインが出ました。嬉々としたけどその後ずっと身体がだるく眠たかった。浄化法の体内への刺激はかなり大きいと感じました。


その次の朝はダンダダウティ。

初めての挑戦! 
危険も伴うので熟練した指導者の元で行わなければなりません。
ダンダダウティのゴムチューブを目の前にすると
とても飲み込めないと思い、気が萎えました。それでも気を奮い立たせ、何とか嗚咽やら涙やら鼻水垂らしながら、先生に励まし支えられて、胃までチューブを入れ、洗浄することができました。
出来た時はすごくホッとしました。

微温湯を大量に飲み、
ゴムチューブを胃まで入れ
飲んだ水を出し切ります。


ダンダダウティが少し慣れた頃、いよいよヴァストラダウティの実践が始まりました。
ヴァストラダウティはハタヨーガプラディーピカーに記載されます。ダウティの代表的存在。

長い布を飲み込むヴァストラ、やる前から到底出来る気がせず、かなりナーバスになりました。
しっかりと説明を受けてから、ゆっくりゆっくり布を食べていきます。食べる過程で何度も嘔吐反射が起こり涙が出て鼻水も垂れてきて顔はぐちゃぐちゃに、、。
初日は30㎝程飲み込んでタイムアップ。その後とても疲れてしまい、しばらく気分が悪かったです。浄化法のあおり受けまくりです。

ヴァストラダウティは
薄く柔らかなモスリンという綿生地で
作られた帯布を使用。


昔の行者はすごい事をやってたんやな、と身体で実感してます。
その後ぼちぼちと繰り返し、3度目の朝には約1m半程飲み込めるようになりました。慣れてくるものですね。でもこれはおそらく研修後の課題になるでしょう。ま、ぼちぼち、いきます。

なかなか出来ない体験をしていること。
怖がりの自分が未知の事に挑戦してること。

私の中では大きな大きな成果です。

涙や鼻水垂らしてぐちゃぐちゃ、
悲壮な顔して実践してました 汗

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