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無限ベス北商店街(伝説の三日間)

当時無限のベスパーはベンダーが盛んであり、南、北、フェルッカにはそれぞれ有名店があった。
またそこを起点としたコミュニティも活発であった。
僕が無限で尊敬し注目する人物の中にネコババ(もしくはアヌ)という人物がいた。
この人はとにかく発想が独特で書く文章も独特の言い回しで唯一無二の面白さを誇っていた。
僕はその人が所属するベス北商店街に当時興味を持っていた。
そこには前述のアイドルピッコ、ハナやハムスターなども参加していたし、リップル氏という大変可憐な女子が店を出していたのだった。
僕は毎日のようにリップル銘の神秘装備を買いあさったもんだった。

あるとき、このベス北商店街が春のセールを開催するという情報を得た私は、楽しみにしていたのであったが、これが空前絶後、前人未踏のセールイベントだったのである。
かれこれ10年以上たつが、私はこのとき以上のインパクトをUOから受けたことはない。
また、今の僕がベスパー首長としてベスパーを離れないのもこのときの記憶が大きな要因であるとも思う。
当時を知るものは幸せである。多分、ここで記載することは、当時の魅力の100分の1も伝えきれないだろうからだ。

当時の様子が知りたくていろんなところを探したのだが、ブリカツ様などもすでにリンク切れで写真が残っていなかった。
ただKO氏のブログにはいまだにその記事が残っていたので興味のある方はそちらを参照されたい。(http://orange.ap.teacup.com/applet/minoc/200704/archive)


伝説の3日間。
それは単なるベンダーイベントではなかった。

1日目はベスパーの街にランタンが連なり、道をラインのように埋め尽くした。夜になると幻想的な光の道が浮かび上がり、水の街ベスパーの美しさをいっそう際立たせた。
どれだけの手間だったのかわからないが街の道という道を彩った上に橋から見る水上にまで(どうやったのだろう?)ぼんぼりがともされているのだった。

一番ものすごかったのは二日目である。
二日目のテーマは「うんこ」
今でこそ公衆の面前でもうんこの話題をはばからない私だが、当時は僕はまだシャイで、ネット上でうんこというのはいかがなものか?という凡人的な認識であった。
その常識ひっくり返したのがベス北チームであった。
多分中心人物はアヌ、ハナ、ピッコのあたりじゃないのかと思うのだが定かではない。
二日目のベスパーは街中がうんこや汚物で埋め尽くされていたのである!!
(http://orange.ap.teacup.com/applet/minoc/200705/archive?b=10)
つまり、ブロンズの鉱石などのうんこに見える物体を地面にばらまいて無理矢理関連づけているのである!
なおかつ水上にはなぜかバイブが立ち並び、一つの作品のように誇らしげに屹立しているのだった・・・。
またテーブルには尿検査に使われたマグカップもあったりした。
なんでうんこなのか?その理由は3日目に明かされた。


三日目、ベスパー北は花で埋め尽くされていた。
半端じゃなく花で埋め尽くされていたのだ。
つまり。
うんこの肥料によってそこに花が咲き乱れた・・というわけなのである。

そんな発想誰がする?
私は打ちのめされ、敗北感を味わうと同時に幻想的な光景に魅せられてしまった。
ベス北の天才たちにはかなわない。
ただし、そんなベス北の人たちがいる無限を誇りに思うのだ。
UOでこれほど美しい光景を見れるとは思わなかった。
ゲームの画面が現実を超えたといってもよかった。
今はもう、ベス北には店は残ってはいない。
しかしあの時の闇夜の状態で見たベス北にかかる橋の光景を私は一生忘れないだろう。

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