【詩】人間がいない地球なんて
小鳥が綺麗にさえずる
ゴソっとカエルが動く
清らかな水の流れ
海のうねり
雨も風も清らかに流れる
星空のオーケストラ
生き物たちの大合唱
こんなに賑やかなのに
なんて静かなんだ。
人間がいない。
こんなに美しい世界を、美しいと感激し
詩を歌い、科学して、感嘆して、評する人間がいない。
賛歌のない世界の静かさ。
鑑賞者のいない作品は寂しい。
作者の心を作品を通じて感じる鑑賞者がいてこそ、
作者も甲斐に満ちるだろう。
作者はそのためにこの作品を作ったのだから。
人間がいる世界がこれほどに美しいのだ。
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