4月24日(水)
唐揚げを揚げていた。
途中窓をあけると、寝ている母と姪がそよ、と風に吹かれて寝返りを打ち同じポーズになる。微笑ましいな、と、いつのまにか帰宅していた兄と笑う。
キッチンは悲惨なほど荒れ散らかっていた。
親戚の家に向かう道に似ている知らない道を、知っているような気がする方へ向かう。
野良犬がたくさん死んでいた。
別に横たわっているだけだったが、死んでいると言うことをただ理解していた。
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