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【045】実務で使う本を読みながら

今週の週明け、関東は大雪で交通面含めて大変でしたね。なかなかインフラに影響が出る水準の雪が降ることも稀ですが、最近寒い日々が続いてますね。

そんな中、普段から専門書を毎週1冊以上は必ず読むようにしていますが、M&A関連でいうと、最近は特にバリエーションに関する書籍が多く出版されている印象があり、今週読んだ書籍が特に良かったので、今日はその話です。

この書籍は、タイトル通りで、実務で役立つポイントを提供している点が他のバリエーションの書籍との大きな違いだと感じました。特に第1章と第4章は、バリュエーション業務を行うに際しての事前準備や対応について、業務を受託するアドバイザー側の視点のみならず、発注する側の視点も織り交ぜて記載されています。それ故に、この書籍の対象者は、バリエーションに関連する基礎的な知識がある人ではやや厳しく、左記の基礎的な内容は習熟しており、かつ、少なくとも1,2回程度は実務経験がある人と感じました。

具体的にどんな点で、実務的に踏み込んでいたかといえば、資料依頼や質問リストの例示、見積書や提案書におけるポイント、アドバイザーとの契約における留意点など、これからバリエーションの業務を行う上で、必要となる実務的な内容が掲載されていました。他の書籍だとこういう内容はあまり見ないんですよね…

その他にも実務で役立つポイントを的確に示されてまして、例えば、複数の評価価値手法で算出された価値が異なる場合の論点の整理方法などをケーススタディを通じて紹介されていました。バリュエーションの実務においては、単一の評価手法の論理的な説明ももちろん必要なのですが、複数の評価手法の差分も説明必要なので、こういうのは若手向けに非常に良いなと思いました。
なお、個人的に一番興味深いと思ったのは年配法に対するコメントがコラムとして記載されている点で、大人語でポジション取られていた点に非常に強い共感を覚えた次第です。

私自身も、いつかは自分の名前で本を出版してみたいと思っており、どうせ売るならマーケティングを全力でやれればなと思っています。

今週は以上です。ありがとうございました

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