第1回RTA in biim 主催によるクッソ激烈に臭い雑記③
(打算は)ないです。
(勝算も)ないです。
ただ目の前の事に全力で挑む日々でした。
束の間の休息と組織作り(3月上旬)
第1回プレ大会の成功により自信をつけた運営陣
走者募集も締め切り、ひとまず落ち着ける環境が整った。
毎日のように誰かが発言してDiscord内は慌ただしかったが、特に問題もなく処理できていた。
(う~ん、界隈が一丸とかbiim兄貴の名を冠するとか何とか言っていたけど、僕らは僕らで面白い大会に出来ればいっかー)
と考える余裕も出てきた。
3/6(土)運営定例会議
この日はプレ大会の翌週だったため、多くの議題があった。
・プレ大会での視聴者コメントよりフィードバック
・天使の詩反省会(台本を作った方がいいでしょう)
・楽しいホームページ作り
・ミラー、日程、Twitter、TK班の反省点と今後
・走者とのボイチャ会議対策
・運営発足から2か月 体制の見直しは必要か
2時間では終われない内容だったが、どの議題も真剣に意見を出し合い、すり合わせた。「biim大会」という、RTAイベントの中でも陰の中の陰だが、中の人たちは真剣だった。
実を言うと、私の中ではまだ不安で仕方がなかった。
(運営陣の中で不満に思っている人はいないよな?
ぶっちゃけRijのもろパクリだけど十分面白いよな?)
口に出すと一気に崩れだす気がしたので、黙って別の提案をした。
運営体制の見直し
前項でも触れたが、Ribの運営は20人超もいる。
ミラー班、日程班、タイムキーパー(以下、TK)班、Twitter管理、ホームページ(以下、HP)班など、全て同じ肩書の「運営」である。
唯一、Twitterの投稿だけは「お手伝い」として運営外である。
上記は3月時点の組織図である。
厳密には組織を組んだ覚えはなく、成り行きでこんな形になった。
※補足すると「ミラー」と「技術」は本部で使うツールの関係で密接な繋がりはあるが、仕切っている訳ではない。
また、一部兼任者がいるので数が合わない。だいたいのイメージ図である
内部情報を晒していいのか?と思うかもしれないが、現在はこの組織構造を改めているため過去の情報である。また、これからイベントを運営する人の参考になればと思い載せることにした。
見て頂いたら分かる通り、管理者を決めていないのでバラバラである。
基本的には何かあったら各班内で解決、誰も答えない時は主催や技術・相談役などが間に入る、あとはボイチャ会議で解決しましょう。といった所である。
分かりやすいようにこの運営の特徴を箇条書きしてみる。
この運営の良い所
1.全員の結束力がある。
ボイチャ会議で別の班の疑問点もすかさず他班が答えてくれるなどレスポンスがよい。
2.メリハリがある。
中の人たちは至って真面目なので滞りなく話し合っている。かつ、淫夢というフィルターを通しているためか、いい感じに力の抜けた雑談もする。
弱点
1.ボイチャ会議の時間負担
謎の結束力があるので楽しいっちゃあ楽しいのだが、他の班の話を聞いているのは退屈である(と思う人がいてもおかしくない)
2.20人超という大規模の弊害
まずまとめるのが大変。
次に連絡が全員に行き届いているか分からない。
基本的には毎日チャットで応えているが、班内で解決できない事があれば放置される危険がある。
3.管理人不在による一部の負担大
各班のリーダー的ポジションや技術・相談役の負担が増える。
そして周り回って主催に負担が周る。
うーわ組織というよりも愚連隊か何かかな。
ちなみに3月までの大まかな方針は
「おう、間違っても偉い人が助けてくれると思うな!
まずは自分の頭で考えよう!提案しよう!
それでも分からない時はみんなで相談しよう!」
である。
各個人の能力と性格に頼っているおかげで成り立っているのは言うまでもない。ただしこれには理由がある。
いい加減な形で始めたとはいえ、流石に自分の能力と状況は理解している。
上記の画像は運営発足から4日目。まだ運営も数人の頃である。この時点で私自身が一番スキルがないことは自覚していた。
運営の事を何も知らない人間がトップでは、トップダウン式にしてもボトムアップにしても中途半端になるのだ。
私は5月にすべての照準を合わせるために、まずは各班に裁量権を与えて能力や意志を尊重し、"誰が""どんな性格か""特技はなにか"などを見極めることにした。
主催がうんkでも、適切な人員配置をすれば勝手に動いてくれる理論である。そのため、各班にはあまり顔を出さないようにしていた。
個別に1から10まで口出ししていたら、相手は指示待ちになるのだ。
3月時点ではこの頃とほぼ同じ方針を貫いている。さすがに運営20人超になるとは予想しなかったが…
※今はやり方を変えています。
とはいえこの組織構造であと2か月も乗り切れるのか不安なので、運営の中からお手伝いに回りたい人を呼びかけた。
特にミラー班は人数が多いので切り離せれば効率が上がると踏んだ。
この意図は
「いや、私はあくまで本番ミラーするだけなので、他班と関わるつもりはない」「もっと気軽に、簡単なポジションにしてくれ」という不満を解消することができるのと、私自身が全体を把握する負担が減ることである。
極端な話、本番前日に必要事項とマニュアルさえ渡せばあとは出来るだろう!といった感じの傭兵システムである。
しかし、どういうわけか全会一致で、
「人数、体制も現状通り!土曜の会議もやってきましょう!」となった。
ならば言うことはない。皆さんやる気満々ならこのままでいいだろう。
駄目な所は時間が解決してくれる。プレ大会で経験をつめば大丈夫。
なぁに、2か月後には解散だ。
そう、私はまだ1回限りだと考えていた。
(察し)のいい読者なら、某役職にミラー班なり他の班なりの班長や管理人をやらせて、各班で解決できない意見などを吸い上げればいいのでは?と思うだろう。
うむ、個別に提案したけど「僕には無理です」と断られたのだ。
全員が楽しくやるには等しく負担を分担させるシステムが要と思うのだが・・・。
サークル活動の延長みたいなもんだから、気を張らなくていいだろう、と無理やり自分を納得させた(先送り)
走者と腹を割って話そうや(3月中旬)
色々と書いたが、ボイチャ会議自体は和気あいあいとしていた。
ならば運営内の整理は片付いたことにして、走者とのコミュニケーションにリソースを割くことにした。
残念ながら、3月時点では走者からのウケがよろしくなかったと思われる。
実際に聞いたわけでは無いが、いくつか軋轢を生んでも仕方がない点があった。
・応募期間の前倒し(それも二転三転した上で)
・応募フォームが2つもあるため分かり辛い
・そもそもDiscordの入り口や応募フォームの場所も分かり辛い
・走者面接にてガンガン落としている
・(無理を言って)カテゴリーの変更や並走の提案
思いつく限りでも、かなりの失点を重ねている。
これらの件に関しては本当に申し訳が無かった。原因は全て着地点を決めないで進んだ結果である。
下手をすれば5月開催ないんじゃないの?と思われても仕方がない。
(書いていて思い出したが、「プレ大会」は裏方の練習や大会の認知度を上げる役目を果たすような感じで言ってきた。実を言うと、1月に発足して5月開催ならその間に世間から忘れられるから、繋ぎとしてやるかぁーと思いついたのがきっかけだ)
このままではいけない!この大会のポイントは裏方の努力はもちろんのこと、走者のパフォーマンスも大切なのだ!
走者会議(3/19)
この会議の意図は「運営と走者との隔たりを無くすこと」である。
お互いに大会を盛り上げるためにも、以下の話し合いを行った。
・第2回プレ大会に誰が参加するのか
・走者マニュアルの確認、および質問
・雑談(希望者のみ)
私自身は応募状況の確認がてら、RTA動画をチェックしたり、生放送などで人となりが分かる情報を知りえていたが、向こうから見れば赤の他人だ。
ましてやbiim式動画の投稿者もいれば、ついっち軍からの刺客、はたまた知り合いに誘われてホイホイ応募した人もいる。
※実を言うと普段から知り合い関係なく動画や生放送は見ている。
これはb兄貴に倣ってである。絶対コメントしないけど。
闇鍋とはまさにこのこと、まるでうちの運営みたいだぁ。
そう考えるとどっしりと構えることができる。
(なぁに、まずは「ご参加ありがとうございます」の誠意!段々と壁を無くしていけばいいさ)
とても気まぐれで視聴者を粛清していたキャラの言うセリフではない。
さて会議が始まる。
おっ、あの人が来てくれた(歓喜)
いいゾ~ガンガン集まれ集まれ!
結構人が集まる。いや、多すぎる。
事前に参加者を確認していたが、明らかにそれ以上に多い。
うん、Discordのボイチャがクッソ縦長になった。
※イメージ図です。実際は人が多すぎて誰か喋る度にスクロールしないと分からなかった。
「こんなの見たことがないよ」という謎の笑いが聞こえた。
これだけ多いと仕切るのは至難である。
走者様の懐の大きさのおかげで、一斉に喋り出して収拾がつかなくなることは無かったが、内心はごめんなさい状態である。
(こりゃ本番の段取りだけでもスマートにやらないとな)
天国と地獄の第2回プレ大会(3月下旬)
なんのかんのと第2回プレ大会が近づく。
今回の目的はイベント自体が初めての当選者に走ってもらい、運営とうまく連携と取れるかの確認。それから経験の浅いミラーの自信をつけることだ。
割かし直前まで、ミラー班の担当が決まっていなかったので半ば強引に決めさせて頂いたが(他班は決まっていたのでミラーも話し合っていると踏んでいたのだ)、本番は滞りなく進むだろうと予想していた。
理由は3つ。
1つ目は何度も練習したこと。
私や副主催が自分のコミュで放送しているのをミラーしてもらい、負荷テストなどをしていた。
2つ目はミラーマニュアルと時間的余裕
だいたいこれを読めば分かる!というミラーのやり方とそれを読み込む余裕があった。更に言えば週に1度のボイチャ会議で話し合いもした。
3つ目は第1回プレの反省点
第1回はスキルがある方に担当してもらったが、実際にやってみると気が付くポイントが見つかる。もちろん、運営内で共有しているので、次のミラー担当者は先人の知恵を踏まえて取り掛かれるのだ。
実に当たり前の理由である。一応、念には念を入れて当日の段取りを簡単にDiscord内にも記載した。
(まぁ、実際にやると戸惑う事はあるだろうけど、走者の画面さえ映っていればおっけーよ!)
それよりも私はS氏開発のツールに新システムが追加されたことに夢中だった。
劣化Rijからの脱却
なんと、本部でミラーする際の右枠に「画像」「動画」「文章」をリアルタイムで差し込むことが可能になったのだ。これはすごい!
某氏「これで運営のお知らせや走者提供のチャート、敵の情報などを載せることができますね」
TK班「ではプレ大会にご出場なされる走者からチャートを頂き、右枠に載せる役割を致します」
真面目である。
もちろん、走者が主役なのだからチャートを載せるのはいいことだ。
だが私は秘かに企んでいた。
おそらく、運営内に"あの走者と知り合い"はいないから、誰も踏み込んで画像を載せてはこないはず。ならば主催が直々に右枠の使い方を示さねばな。
ふはははは!!!
さて時系列的には後になるのだが、先に記しておく。
第三走者 迅雷 BLACKSOULSⅡ
1人目、2人目が終わり、同人エロゲーの時間がやってきた。
プレ大会前の視聴者アンケートでは一番期待値が高いRTAである。
理由はもちろん、「エロ」である。
だが、私はこのアンケートを鵜呑みにはしていなかった。
まず同人作品のため知名度が圧倒的に低い。咥えてRPGとなるため、要のストーリーの完成度は初見では分からず、視聴者からすれば視覚的になにやっているのか分かり辛い。
となると、走者の解説やトークなどの力量が求められる。
その走者である迅雷兄貴は運営のお手伝いをしてくれているので非常に好感度が高い。私がエロゲー走者の面接に苦戦していたため協力を申し出た所、快く引き受けてくれた。
彼ならエロゲーRTAにも真摯に挑み、BAN対策も完璧だろう。
※余談になるが、最終日大トリの右枠の人もエロゲ走者の面接を手伝ってくれていた。というかやる気満々だった。彼もBAN対策は大丈夫ですと何度も聞いていたのだが・・・
というわけで、彼とは懇意にしていたのだ。
なら多少は右枠で遊んでもいいよね~~~~~~
無論、何か粗相があってはいけないので事前に許可を頂いている。
私こそ界隈一走者に寄り添った配慮をできる男もいない。
ふぅ・・・(達成感)
伊達に7年間もなんたらシステムを触っているわけじゃないのだ。
視聴者の反応もよかったが、途中から走者も右枠に気がついたらしく、謎の会話が出来た(好循環)
私が右枠で遊ぶ → 視聴者が反応する → 走者が気づく → また右枠で遊ぶ → 走者が右枠を通して運営とやり取りする → 視聴者が反応する → 以下ループ
運営・走者・視聴者が三位一体となって笑いが巻き起こった。
迅雷兄貴のご協力により、確かな手ごたえを掴んだ。
始まりはgdgdに
さて話をプレ大会開会式に戻す。
事前に開会式30分前に枠を取り準備しておく旨は伝えていたので、私も開会式の画像を用意して準備をしていた。
大会本部コミュ・担当ミラーA:17時まで準備中の画面を流す
秋やぼコミュ・担当私:17時までとくになし。
17時になったら本部コミュは私のコミュをミラーして開会式へ
こんな流れである。
あらかじめ喋る内容は書き留めていたので、あとは17時まで待つばかりである。むしろ暇だったので運営スタッフとおしゃべりをしていた。
ところが15分前になっても本部は開始しない。
嫌な予感はよぎるが、17時になったらミラーしてくれれば何でもいい。
そして16時55分(5分前)、本部コミュ開始と同時に私の枠がミラーされてしまう(・・・・どういことなの(レ))
事前の段取りとは違うが、視聴者からすればそんなの関係ねぇ!
17時に開始すれば何だっていいのだ。
私も5分ほどフリートークをして待つことにした。
(運営スタッフの中で一番負担が大きいのはミラー班である。誰にだってミスはあるので気にせずスルーら!)
第一走者 トラインVSグレート狂一郎 ハイドライド3
トップバッターは幼女兄貴ことトライン兄貴と、
メンヘラ改名野郎ことグレート狂一郎兄貴の並走である。
狂一郎兄貴とは古くからの知り合いなので、非常に楽しみにしていた。
これは最後まで見届けねば!と思い、
運営スタッフとDiscordのボイチャに入り、ぼろくs・・・いや応援した。
さぁ17時10分出走である!
軽快なトークと同時にスタート・・・
あれ、画面と音声逆じゃね?
左枠がトライン兄貴のはずなのに、本部ミラーは左枠に狂一郎兄貴を映していたのだ。すぐに指摘して直してもらったが、初っ端から視聴者を混乱させてしまった。
(まぁいい、うちの運営はよく見ているおかげで、複数人の方がすぐさま指摘してくれた。なにも心配ない)
そして序盤の難所、ハーベルの塔に着く。敵が一段強くなるので危険な地帯である。トライン兄貴がリードしていたが、狂一郎兄貴も落ち着いて難所を突破し・・・
おい、画面がカックカクで分からないじゃないか!
まるでSFC版グラディウス3並の処理落ちで見れたものではなかった。
すぐさまミラー班内で緊急の対策会議が開かれる。
原因は人が多く集まりすぎたか?OBSの設定か?回線の問題か?
とにかく実際にやってみない事には分からないので、各自自分のコミュニティを使い並走画面を映す。そしてミラー枠が乱立した。
「何かがあれば全員で原因を探すミラー班の行動には脱帽する」、と一緒にボイチャで喋っていたスタッフはこう評す。
だが、私は冷ややかな目で見ていた。
(原因を解明するのも大事だが、バラバラに動きすぎている。どうにかせねば)
こうなると別の腹をくくることにした。今は段取りの指示をしたり動きまわって修正するよりも、反省点の洗い出しを徹底的にやることにした。
たとえ第2回が酷評されて、その間も主催は何もしなかったと批判されてもいい。5月に合わせるためなら冷徹に"誰が""どう動いて""なぜそうしたか"を見守るのだ。
さて裏の話ばかりでは申し訳がないので、軽く走者に触れておく。
グレート狂一郎は糞だったね。
第二走者 佳月シオン ニュートピア
シオン兄貴からは事前に本部右枠に載せる用の資料を頂いていた。TK班が時間ごとにチャートを差し込む段取りである。視聴者がどういう反応をするか楽しみだ。
シオン兄貴には丁寧なチャートを提供して頂き感謝している。
ところが、またもトラブル発生。
本部の右枠に反映されないのだ。
なんで、なんで、なんで(レ)
原因は開始10分ごろに分かった。
ミラー担当者が古いバージョンのツールを使用していたのだ。
唖然としつつも、まずは(走っている最中だが裏の連絡板で)シオン兄貴に謝ったうえで、健気にも2分ごとにコマンドを入力していたTK班に言葉をかけた。
そして私は腸が煮えくりかえる。
初っ端の開会式も含めて、なぜ事前に準備しなかったのか、と。
こうなるとどす黒い感情が渦巻くようになる。
細かいミスは流そうという気持ちはどこへやら。他の班にも飛び火して色んな事が気になるようになり、反省会の内容をずっと考える。
(小さなことは置いといてまずはお疲れと言おうか?
いやいや、及第点も出来てないのは流石にダメでしょ。
ならはっきりと名指しで反省を促すか?
趣味でやってるイベントでそこまでやるか?
でも本人の為にも周りの為にもここは向き合って・・・)
堂々巡りの脳内議論は終わらず、いつの間にか第三走者のラストとなる。
考えていても仕方がない、まずは右枠で試せることをやろう!
手ごたえはつかんだ。運営も視聴者も雰囲気がよくなった。
だがそれとこれとは別。
(原因は何だ?俺は伝えたよな?伝え方が悪かったのか?
最新バージョンのツールを置く場所の問題か?
でもスプレにも議事録は載せてるよな?
というか週1で話し合ってたよな?)
(結局どうする?
流すか?負担が大きいんだから仕方がないと流すか?
だとすると本番は大丈夫か?
本当にこのままでいいのか?
いやそれとも俺が何もかもを求めすぎてるのか?
このままだと後悔しないか?
他の人はどう思ってるのか?
人間関係が悪化しないか?)
第四走者 ネシャーマ VS きゅー(・∀・) DQⅠ異種並走
21:25スタート。
様々な感情が込み上げる中、最後のRTAが始まる。
決断の時迫る(続く)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?