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6月2日(火)

曇り。
なんだろう、なんかものすごく過ごしにくい日だった。暑かったような気もするし、暑いのではなくてじめっとしているから過ごしにくい気がしただけかもしれない。
湿度は高いな、実際(湿度計を見た)

わたしたちの南方熊楠ー敷島書房と本屋しゃんの往復書簡」というnoteがあって、更新をひっそりと楽しみにしているのだが、今日、久しぶりに更新されて、楽しく読んだ。オススメのnote。

ワタシは全く南方熊楠について詳しくないのだが、南方熊楠について熱く語っている人の話を聞いたり読んだりするのがわりと好き。みんな話をしているうちにどんどん熱が高まっていってしまってなんだかスゴイ世界にいってしまう傾向があると思う。
一番印象に残っているのは2016年に青山ブックセンターで聴講したイベントで、石川直樹さんと田村義也さんのトーク。すごかった。そのときの感想文があるので貼っておく。

青山ブックセンター本店にて、「南方熊楠 もうすぐ生誕150年 石川直樹×田村義也と冒険する南方熊楠が愛した熊野~ゆかりの地から熊楠の叡智を探る」というすごいタイトルのお勉強会。
あちこちに既に書いたのですが、このイベントは素晴らしかった。
田村さんの「熊楠を研究してたら粘菌とか森とかへの愛が深くなりすぎてあちこち行っちゃう」という状態がもうなんか素晴らしく格好良かった。
熊野の神社に残っている森について写真見せながら話をしている姿とかもうなんか光り輝いてたよ。
石川さんが熊楠を初めて知ったのは、中学生くらいのときに少年ジャンプで連載されていた「てんぎゃん」という熊楠の伝記マンガなんですよ、という話が意外な方向に進んでいくのも面白かった。
そのときの「てんぎゃん」の企画をして担当編集をやっていた人が、当時は新人だったそうなのですが、実は先日(2014年かな)集英社から出した熊楠の英文論考の担当編集なんですよ、昨年定年で退任なさったんですけど、という。
どんだけ熊楠好きなんだよ!
石川さんは、熊楠の英文論考が集英社から出るという話を聞いたときに「担当の人はよっぽどの変わり者だろう」と思ったそうなのですが、まさか自分が熊楠を知るきっかけを作った人だとは……と感動してたよ。
集英社すごいなー。
良い話だった。

感想文自体はアホっぽいが今読んでも集英社の編集さんのエピソードは素晴らしい。良い話だ。
イベント自体のページはこちら↓

これ、確か年明け2月だか3月に和歌山に行ったときに時間があって和歌山城に寄り、フラフラと眺めていたら熊楠についての企画展みたいなのをやっていて、タイミングすごいな、と思ったのでした。ワタシの中で熊楠熱がそのときまでまだ続いていたというか、あのイベントの熱がまだ残っていたので展示も楽しく拝見した。
話は戻って、一條さんの敷島書房には早めに一度行ってみたい。山梨には年に1回は行くのだが、わりとスケジュールがギチギチになりがち、もしくは大雨なことが多くて小瀬体育館以外にほとんど寄れないんだよねえ。今年はそもそも行けるのかどうかがわからないが。それとは別に遠征計画立てよう。そもそも甲府駅から考えたときに書店と体育館の方向は真逆だ、たぶん。

今日の本。
「暮らしが変わる仕事 つくる人を訪ねて」田中のり子(誠文堂新光社)

「Baby, I want you.」BUCK-TICK


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