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普通の大学生がレーシングドライバーを目指したわけ。(3)

みなさまこんにちは。
とんでもなく久しぶりになってしまいました。

とりあえずはこのnoteの存在を完全に忘れており、先日ファンの方にいただいたtweetで思い出した次第です。

どこまで書いたか僕も忘れたので、気になる方は
こちら

こちら

をご参照ください。

前回ようやくJAFライセンスを取得し、ようやく公式戦デビューとなった2013年。
最初のレースはスポーツランド菅生でのGT-R Prestige cupでした。
この週はS耐のサポートレースとしての開催で、パドックは賑わっていたのですが…
決勝日はまさかのドカ雪。(写真が見つかりませんでした)
予選ポールもむなしく、レースは中止と相成りました笑

この年は藤井選手と毎レース毎セッションやり合い、今のドライビングスタイルの基礎を作った時期でもあります。

ただ、依然として将来に向けて何をしていいのか。
正直宙ぶらりんで、GT-Rだけやっててもどうしようもないし、父との約束の2年ももう終わりが近づいてきていました。
そんな時講師を勤められていた田中哲也さんの薦めで、S耐富士へのスポット参戦が決まりました。

写真これしかない…
この時お世話になったのが岡部自動車さん。
結局決勝はコンディションやチームの状況もあって乗れませんでしたが、楽しかったのを覚えています。

しかし、レースで乗れなければ名前を残すこともできないし、ましてや将来になんて繋がりようもありません。

別の可能性を探るべく、単身NOVAエンジニアリングの森脇さんのもとを訪ねました。

この2013年、NOVAではGT-R Prestige cup、FCJ、F3-Nクラスのほかに、NOVAが代理店を務めていたこともありS耐でAudi R8 LMS urtraを走らせていました。
もしこの先GTを目指すなら、今GT3に乗らないでどうするよ!
という割りと安直かつ猪突猛進、向こう見ずな発想で森脇さんに「乗せてください!」と直談判。

勿論、森脇さんとは既に3年近くお付き合いがあったので知らない仲ではありませんが、大変困ったことでしょう。笑
GT3に乗りたかったのもひとつの理由ですが、この時のドライバーはF3に乗っていた湯澤くんと世界の荒さん。
荒さんとGT3に乗れる機会なんてそうあるものではないし、これを逃したらいつそんなチャンス現れるかわからない。
そんな熱意を快く(?)受け入れてくれ、走ったこともないオートポリスでのS耐デビュー戦が決まりました。

丸い…
APに向かう前に富士で1度荒さんとテストをさせて頂いたのですが、まあなんと楽しいこと。
PCCJのオーディションでカップカーには乗ったことがあった(内緒)とはいえ、ここまでしっかりしたレーシングカーは生まれてはじめて。
ダウンフォースというものを体感し、鬼のように止まるブレーキに感動したものです。
今思えばこの時既に僕のレース人生はGT-R→Audiとなることが決まっていたのかもしれません笑


この頃はあまり一般的ではなかったシミュレータ(ベニヤ板切ったやつに座椅子)がおうちにあったので、サーキットは覚えていきましたが、いかんせん初めて走るサーキット。
不安と楽しみでワケわかんなくなっていましたが、NOVAと荒さんが仕上げてくれたクルマは非常に乗りやすく、走り出しから荒さんの0.5落ちくらいで走れたのを覚えています。

迎えた決勝は冬のAP特有の雨+霧…
ピットタイミングの兼ね合いでほぼラップダウンになり、残念ながら勝負にならず悲しいデビュー戦となってしまいました。
がしかし、初のGT3+混走でしかも雨に知らないコースともはやお祭り騒ぎ状態が楽しくて楽しくて。
いつまでも乗っていたかったです。
リザルトを追いかけられる位置にいなかったのは悔しいですが、この時期の僕にとって大きな転機になったのは間違いありません。

そしてシーズンは終わり、来年はGT3でレースがしたいなぁと漠然と思いながらも具体的なプランが見つからず、もやもやした日々を過ごしていた僕にとあるメールが届きました。

「こんにちは。○○です。
いつもあなたのレースを見ていました。もしかして来年S耐にフルシーズンで参戦して、そこからSUPERGTを目指していませんか?
もしそうなら連絡ください。SUPERGTに参戦する手助けをしたいと思っています。」(もう大分前の事で詳細はあやふやですが、確かこんな感じ)


まあ恐怖しかないですよね。
え待ってこの人誰
詐欺?!詐欺か!?
こわい!!なにこれ!


がそのときの率直な感覚でしたね。


次回ついに、SGTへ!、
来週公開予定。

coming soon,

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