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普通の大学生がレーシングドライバーを目指したわけ。(4)

早いもので2024年になってしまいました。
皆様こんにちは、富田竜一郎です。

さてさて、前回レースデビューからS耐初参戦までを駆け足でお届けしたわけですが、そこから1年以上近く経ってしまいました。
HUNTER×HUNTERもビックリの掲載ペースですね。

そんな前回はこちら

こいつ来週公開とか言ってますね。
どこの世界線に生きているのでしょうか。

さて、前回S耐デビューを果たし、翌年(2014年シーズン)に何をやろうか色々と模索していたとある日に詐欺紛いの連絡をもらったところまでお話ししました。

僕は正直あまり他人を信用できる質ではないので、まずは知り合いづてに連絡をくれた人が信用に足る人物なのかどうかを調べることにしました。
そうすると意外や意外、皆様非常に好意的な反応で安心したものです。

その人物というのが、もう皆さんお気づきだとは思いますが某怪しいおじさんこと高森博士氏でした。

怪しい…

お恐る恐る会ってみると、僕の年末の動きと見据えてる将来まで見透かされていて非常に怖いなと思ったのを今でも覚えています笑
僕はこの時、S耐に一年を費やすしか選択肢がなく、GTにどうやったら届くか本気で悩んでいました。
特にフォーミュラレースに出てるわけでもなく、なんの実績もない状態でSGTに出るのは至難の業。
それこそ途方もない資金があればいいのかもしれませんがそんなものもなく…

そんな僕に高森さんが提案してくれたのが、高森さんのチームでGTに出るために必要な全ての準備をした上で、鈴鹿1000kmでGTデビューしよう!それでいいとこ見せて翌年には違うチームに行けるようにしようぜ!
っていう、え?それ大丈夫?って位僕にしかメリットのない内容でした。

ただ、資金的な余裕はそこまでないし、いきなりスーパーFJとS耐掛け持ち+元々やってるGT-RワンメイクにSGT全戦帯同とあまりにも前年までやっていたことと違いすぎてかなり戸惑いました。
それでも、このチャンスを逃したらGTどころかプロドライバーなんて夢のまた夢だろうし、ダメならそこまでだ!と父を数日かけて説得することにしました。

その最中に「ちょっと茂木これる?」と高森さんから電話。
と「僕まだやるってお伝えしてないんですけど…」
た「大丈夫!とりあえずきて!」
えー…怖いよ…

それでもとりあえず茂木まで行くと、見慣れないS-FJのマシン。
「これ誰かのですか?前来たときは無かったですよね?」
た「これ富田のだよ!乗るって決めてから車がありませんじゃ困るから先買ってきた」

😲😲😲😲😲
そんなことある?

かくして僕のS-FJチャレンジがいきなりスタートを告げました。

いきなり現れたS-FJさん。


この後無事に父との話し合いも済み、無事に契約に至りましたがあの時の驚きは一生忘れません笑

2年も経ってるのにまだGTにたどり着かないよ…

次回は2014年前半 怒涛の武者修行編、お送りします。


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