他人のために、まず自分から。
6年前の今頃、David Bowieが亡くなった。
その時にポストした内容をFacebookがリマインドしてくれたのだけど、個人的に気に入ってる文章なのでここに転載しておく。たいした内容じゃないし、イイネもコメントもほぼつかなかったのだけど、このポストをしたことはよく覚えていて、なんだかとても気に入っている。
気の向くままに文章を書いていると、他人の心に全く響かなくても妙に自分の心に響く言葉が紡がれることが、たまにある。そういう言葉は、なんだかとても大切で愛おしくなる。他の誰にも響かず自分にだけ響くという自己満足的な言葉こそ、存外自分自身を一番表現しているのかもしれない。たとえオリジナリティがなくとも、たとえ誰かのパクリのような文章でも、たとえありきたりな文章でも、「なんか好き」なものは、なんか好きなんだ。
そういう言葉が自分の口から紡がれていくのを、もう1人の自分が少し離れたところから客観的に眺めている時が、文章を書いていて一番楽しい時間かもしれない。めったに起こることではないけれど。
以前キャリアについて選びきれず、自分の理想や家族のことなど色々なことを考えすぎて吐きそうになるまで悩んでいた時、相談した学生時代の恩師に言われた言葉を思い出す。
「まずはどうしたら自分が一番幸せか考えなさい。自分自身が幸せじゃなけりゃ、家族を幸せになんかできるわけがないでしょう。」
結局まずは自分なのだ。自分が満足できれば、まずはそれでいい。自分が満足できるものを突き詰めていれば、きっと何かが起こるはず。何かを起こせるはず。
そんな自分をまた遠くから眺めて、自己満足に浸りながらワインでも飲む時間がいつかくるといいな。
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