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血管撮影・インターベンション専門認定診療放射線技師への道

血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定制度とは?

IVR認定技師と一般的に言われたりもしますが、正式には血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師です。

日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構(JAPIR)によると、血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師の認定を申請する者は、以下に示すすべての資格要件を満たさなければなりません。

・診療放射線技師の免許を有すること。
・通算3年以上の血管撮影に関する診療業務の経験を有すること。
・過去3年間にインターベンション50症例以上の経験を有すること。
・別表1に定める単位数を30単位(ポイント)以上取得していること。
・安全管理および品質管理に関する測定データを提出すること。
・認定試験前日に開催される認定講習会を受講すること。

血管撮影およびインターベンション領域での技術の向上と、チーム医療の確立を図り放射線の安全管理と放射線防護の最適化に努めることを目的としています。


血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定試験・申請資格

単位取得証明

JAPIR RacNeシステムにログインにて、ポイント登録します。
単位数を30単位(ポイント)以上取得している必要があります。

認定試験受験申請

以下の必要書類の提出が必須です。

・業務経験年数証明書
・経験症例一覧
・経験症例証明書
・患者照射基準点での線量率測定結果
・患者照射基準点での線量率測定結果
・検査室の散乱X線量測定データ
・検査室の散乱X線量測定データ
・使用した線量計の校正結果の写し(透視・撮影測定用線量計)
・使用した線量計の校正結果の写し(散乱線計測用線量計)
・血管撮影用X線装置の日常点検表1月分の写し
・血管撮影用X線装置の過去1年間の定期点検実施記録の写し
・診療放射線技師免許証の写し

他の認定と比べて、かなり受験資格は厳しい印象です。
受験を決めたら、2年くらいは勉強だけでなくきちんと学会に参加し準備しなければ、ポイントが足りず受験すらできません。


血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定試験の試験日は?

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例年、7~8月に行われています。
残念ながら、今年はコロナウイルスの影響により、2020年度は中止です。
開催場所は、ほぼ東京ですが、たまに関西でも行われています。
今年は東京がオリンピックの予定であったため、大阪開催予定でした。


血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定試験の合格率は?

合格絵馬

およそ30%程度のようです。
問題数も多く、臨床の問題などはかなり深く勉強しておかないと解けない問題もあります。
過去問は、日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構(JAPIR)HPにて、ダウンロードできます。
過去問の解答解説は、有料ノートにて出していますので、ご参考にしてみてください。

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