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磁気共鳴専門技術者への道

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放射線技師してるけど、ステップアップしてみたいな。

そんなことを漠然と考えているあなたにオススメの資格が、MRI認定技師とも言われる『磁気共鳴専門技術者』です!



磁気共鳴専門技術者(MRI専門技術者)認定制度とは?

日本磁気共鳴専門技術者認定機構(JMRTS)によると、MRI専門技術者は、MRI診療に関わり以下の知識・技能が必要です。

1.MRI装置の精度管理ならびに被検者および立入り者の安全管理ができること。
2.解剖学的、臨床医学的基礎知識を有すること。
3.装置性能を最高度に発揮させ、目的を達成するための技術を有すること。
4.地域活性化のために教育・指導ができること。

検査の目的や主治医の要求に応えることができるような、知識と技術を持ち、最新情報に遅滞することなく常にレベルの向上を目指している者を MRI専門認定技術者として認定しているそうです。



磁気共鳴専門技術者(MRI専門技術者)認定試験・申請資格

1.構成団体への在籍:申請時に構成7団体のいずれかに在籍して丸2年以上を経過した者。学生会員での在籍期間も含む(申請時の備考欄にその旨を記載してください)。
2.MR操作経験:経験年数については不問
3.学術成果:MRIに関する学術研究発表を3回以上、もしくは学術誌への論文1編以上を有すること。
※ JARTの会員については、以下のA)、B)双方の項目を受講、取得していれば 上記3が免除される特例があります。
   A) 生涯教育の診療放射線技師基礎講習、医療基礎コースの3科目を受講している方、 もしくはアドバンス診療放射線技師以上を取得している方。
 B) 基礎技術講習の「MRI検査」を受講している方、もしくは旧MRI検査技能検定を取得している方。
4.装置の精度管理:機構が提示した装置の精度管理に関する性能評価ならびに指定の科目の測定結果を提出する。
5.施設の安全管理:被検者ならびにスタッフのための施設が備えている安全管理マニュアルを提出する。
6.安全管理講習会の受講:試験当日に開催します安全管理講習会を受講してください。
7.一度受験された方は、上記3,4,5を免除します。

他の認定と比べて、若干受験資格が厳しい印象です。

特に『3.学術成果』が大変です。

お金に余裕があれば、JART会員になり対象コースを受講し、学術成果を免除してもらう方が楽かと思います。



磁気共鳴専門技術者(MRI専門技術者)認定試験の試験日は?

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例年、2~3月に行われています。

残念ながら、今年はコロナウイルスの影響により、2020年度は9月に行われました。

開催場所は、東京と大阪にて、交代で行われています。



磁気共鳴専門技術者(MRI専門技術者)認定試験の合格率は?

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およそ30%程度のようです。

年によっても違いますが、過去問からかなりの問題数が出題されていますので、過去問をしっかり解いて対策しておきましょう。

過去問は、日本磁気共鳴専門技術者認定機構(JMRTS)HPにて、ダウンロードできます。

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