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【もう食べられない名店】強烈なパンチを喰らった、めとき<最終回>


【あらすじ】かつて存在していた幻の名店を振り返る。今回も新大久保の"めとき"。しばらく臨時休業状態だったお店。久々の再会した男は・・・


■とにかく難易度高いお店なんですよね・・・


 またしてものラーメンなんですがね、この日タイミングが合ってここに行って参りました。


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めとき


 いやあ、本当にここはタイミングが合わないと訪問出来ないという、かなり難易度の高いお店なんですよね。突然、当分の間休業します的なお知らせで、空振ってしまうケースも本当に多い。(二郎だったらメルマガ等で対処出来るので、ある意味二郎以上の難度かも)


実は、あの一生忘れることの出来ない3.11


 その日のお昼にも訪問しているんですが、あまりにも長い行列に、ちょっと後の予定が詰まってましたので、断念した訳なのでした。その後、2時間も経たないうちに、まさかあんなことになってしまうとは・・・


本当に一寸先は闇という言葉の意味を、
まざまざと痛感させられてしまいます。


で、話を元に戻しまして、この日は待ちが1名のみ。


これはいいぞお!!!


 と、意気込んで待ちますと、これがまあ、皆さん席についたばかりで、はい、これからラーメン作りますんで的な状況で、一瞬目の前がクラクラとしてしまいました。


しかも、ご近所の会社の方でしょうか、
2人組で来られている方が多くて、


ああ、こういうパターンってもしかしたらアレかも・・・


などと思うとそれが見事に的中してしまう始末。


そう。


 ゆっくりな隣の方のペースに合わせて、ズル・・・ズッ・・・(麺をすする音)ジルッ、ズズッ(スープをすする音)と、ある意味スローフードを実践されてらっしゃるのです。


 まあ、食べるのに早い遅いは当然ありますから、改めて言うことではないですがこれは致し方ありません。そう思ってジッと我慢の子で待ってますと、ああ・・・やはりこうきたか・・・という状況に・・・


2人組の片方の人は、恐らくめときは何回も来ていて、
『あそこのラーメンうまいから一回行ってみようぜ』
と、行ったことない方を誘うパターンが多いのでしょう。


 そうして連れて来られた方は、普通の中華麺で麺量が約300gらしいですから、水飲みながらハフー、ハフー言いつつ、苦しそうに休み休み召し上がってらっしゃいました。

『お兄さん、あんまりムリしなくてイイからな。
キツかったら残しちゃって構わないからね』

 などとラーメン二郎某店の方に、この時ばかりは来て欲しいと思ってしまった。


 で、そうなるとどうしても先に食べた方が、残った麺と格闘している方を、セコンドのごとく応援し見守る形になってしまうこと。


う~む・・・


 皆さんお金払って食べているお客さんだから、グダグダ言っても仕方ない話ではございますが


オレ、先に外で待ってるわ、という一言。


待ってる方は、どうかお願いしたいものではあります・・・
(ゼイタクなお願いではありますが。汗)


20分ほど店内で待って約1年ぶりの再会・・・


 麺カタメでお願いします、と告げてあり、ラーメンが出て来るのは非常に早かった。(正直ちょっとビビッた)



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中華麺  ¥870  麺カタメ



感想は前回と同様。


もうね、言葉になりませんね。



スープを一口、すすったら分かりました。


 煮干の旨味とエグ味、香味が口中に広がって、先頭打者ホームランのように強烈な先制パンチを喰らって、あとは無我夢中で麺をすするのみ・・・でございました。

パツッ!とした麺の食感もたまらんかったなあ・・・

食べていくとだんだんスープの熱で火が通って


パツッ! ⇒ シコッ! ⇒ ツルッ!


何段階にも変化する麺の食感が堪能出来る。


こりゃあ、近いうちにまた再訪せねば・・・



 店主さんには、いつまでもお元気にラーメンを作り続けて頂きたいものだ。。。


次回、さぶちゃん に続く

<2011年05月13日に訪問>


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