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ハ ゲ る(前編)

■万物の長たる存在である人間の重大な欠陥


さてさて・・・


わたくしは人間についてあるひとつの大きな疑問を抱いておりました


人はなぜハゲてしまうのか


そう――

そうなんですよ――

人間の機能およびパーツにおいて恐らく無駄な部分は無いはずです

それはまるで野ネズミのような哺乳類の誕生から途方もない長い時間をかけて進化・発展してきて、この地球上において万物の長になったはずなのに、これはとんでもない重大な欠陥ではないか・・・


もうずっと昔からそんなひとつの疑問を抱いておりました


体毛は体を守るために、特に重要な場所に集中的に生えているのは、もはや説明するまでもないでしょう

しかし、ある程度の年齢を重ねた多くの男性の、頭部に生えている体毛が無くなってしまうのはこれは一体どういうことなのか

といえば体の中で一番守らなければならない超重要ポイントです

頭部の激しい損傷=死

だからこそ太古の昔より人間は頭部を守るための防具が進化を遂げてきたわけですし、現代でも建築現場はもちろんのこと、工場とか、小中学校の登下校、何だったら台風や地震などの自然災害が発生した際にも、アナウンサー、レポーターの方々はきちんとヘルメットをかぶって頭部を守っているわけです。たたえよ鉄カブト!なのであります


――頭が無事ならとりあえず何とかなる

逆にいえばここが陥落したらお終い、日本でたとえたら頭は首都東京であり、行政の中心である国会議事堂であるわけです。とりあえず東京が無事なら国の機能としては何とかなる、みたいな話なのです


じゃあなんで髪の毛無くなってしまうん?


火垂るの墓の節子のように聞きたくなってしまいます

そこがまったく話のつじつまが合わないというか、まったくもって矛盾しているわけです


髪の毛が減っていく、もしくはツルッとなくなるということは、何をさておいても守るべき頭の一大事なのに、ワキ毛とかチ〇毛とかケツ毛とかスネ毛とか、そういった他の体毛どもは一向に減らないし何だったら年を経るごとにむしろ濃くなっていってるのでは?と思ってしまうまである

会社にたとえてみたら、本社がとんでもない非常事態に陥っているのに地方にある支社や営業所にいる従業員がお昼休憩にヒルナンデス!とか見ながらお茶飲んでポヤーンとしているようなイメージ。(※あくまでも個人の意見です)

頭の大ピンチなんだからポヤーンとしているそいつらに号令をかけて本社(頭部)に集合をかけることをなぜしないのか。それが不思議でならないわけです

いやキミたちさあ、本社が大ピンチなんだからさあ、見て見ぬふりはヤメようよ!!

って何もしない頭の代わりに文句のひとつも言いたくなります


建設業界などでは安全において『1メートルは1命取る』という言葉があるそうです


人間はわずか1メートルの高さから落ちただけでも死ぬ可能性があるわけです。それも頭から落ちればより死ぬ可能性が高まることでしょう


だからこそ、集結すべきでしょうよ!!


董卓打倒を掲げて全国の英雄たちに檄文を飛ばした曹操のように、脳もそういう指令を全身に発して、各地に割拠する体毛たちを頭部に集結させるべきなのです

命がけで大事な頭部を守るために立てよ国民!!なのであります


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マンガやアクション映画とかで、主人公が敵から銃で撃たれて、これはやられたか!と思ったら、胸からペンダントとか本とかでガードしていて一命をとりとめる・・・なんてシーンがあるかと思います

髪の毛も本来ならばそういうガードする機能を期待されて配置されているはずなのです。実際にはどれほどのガード機能を果たすのかは不明ですが、まあノーガードよりも髪の毛が緩衝材として間に入った方がまだマシなのでは?って思いますよね

たとえば頭をこん棒でボカッと殴られたとして、井出らっきょさんのような方の頭部と比較した場合、副島淳さんのようなフッサフサな髪の毛があった方が多少はダメージを軽減するクッションのような効果も期待できる・・・かも知れません

まあ、たとえば頭部をこん棒でダイレクトに殴られたら100%死ぬとしたら、フッサフサの髪の毛があれば99.87%死ぬぐらいの確率になります・・・といった程度なんでしょうけど


繰り返しになってしまいますが、巨大な恐竜たちが我が物顔でかっ歩している中で、野ネズミのような超弱小勢力としてひっそりと生きていた哺乳類から進化して、今や万物の長として地球を支配するまでに至った人間って本当に奇跡のような存在だよな、と常々思っていますが、ことに頭髪に関しては欠陥も欠陥でしょう

リコール運動待ったなし! 消費者センターやJAROに通報したいぐらいの欠陥品ですよこれは


ハゲる=もう人生終了のお知らせ?


仮にですよ、50歳ぐらいでハゲたとしたら、その人はもう人生終了というか、お前もう船から降りろ、と人間を創った神様的な存在から言われているのか、それとも人類は最初からそうなるように設計されていた・・・のか

この科学の時代にそんな人の力が及ばざるものを想像してしまうぐらい、男性にとって髪の毛は理不尽かつ不条理な問題なのです


そして日々、それで悩む迷える子羊たちが議論を尽くして堂々巡り、答えの出ないラビリンスな日々を送らざるを得ないわけです

髪の毛だけに正に不毛な議論です


――ハゲたくない


若いころからずっと思っていました


あれは高校生のころでした

ひとりのクラスメイトがいました

筋肉がムッキムキのスポーツマンでさわやかな笑顔に人柄も良くてクラス中から尊敬されているような男がいました。そんな彼の唯一の欠点というのが頭部でした

彼自身の男性ホルモンが強すぎるのか、すでに頭皮の地肌がスッカスカに見えており、しかしかといってそれを指摘するわけにもいかず、でも目はついつい頭部にいっちゃうのワタシ・・・みたいな状態でとても困っており、誰も得しない状況がそこにはありました

そして、ボクはその当時から自分の頭がハゲてしまう恐怖におののいていました

その後、社会人になり、そして芸能関係の仕事をしていたころ。ちょっと女性なんかにもモテたりしてイキっていたわけでもないのですが、人生で一番髪の毛を伸ばしており、センター分けで前に下ろしていました。髪の毛は脱色してキンキンになっていました


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※イメージ画像 このぐらいの長さの金髪でした


ある日、うん?と思います

髪の毛がキレイに前に下りていない


いわゆるM字の部分、向かって右側のM字の部分がどうもしっくりとこない。パックリと髪の毛が割れてしまうんですね。蛍原徹とかバカリズムとかああいった感じにキレイにおでこの部分をカバーできていない


このままMの部分からハゲてしまったら・・・


そう考えたら夜も8時間ぐらいしか眠れないし、会いたくて会いたくて震えていました

普段からその部分が気になり過ぎて無意識のうちにM字の部分を手で常に触っているような状況でした。(周囲の人に指摘されて気づいた始末)


もう精神的にも追い込まれていたのですが、汗っかき的に長い髪の毛は汗をかくし、かいた汗を拭くときにも非常に面倒くさいので短くしました。以来ずっと短いのですが、そうしたらサッパリして、

逆にM字の部分が気にならなくなりました

不思議なものですねえ。弱点を敢えてさらしたらその弱点が目立たなくなったようなものです


あとから美容師の方から聞いて分かったことですが、特段薄いということもなくてその部分に『つむじ』があるせいでキレイに髪が前に下りない、とのことでしたが、その当時のわたくしには知る由もありません


ハゲたくない、いや、そこまでゼイタクは言うまい。専守防衛今ある戦力を維持する方向に考え方を転換しました


とりあえずキープできたらそれでいいじゃないか

60とか70ぐらいになったらもうハゲてもいいじゃないか

それまではとにかく自国の領土を1ミリたりとも失ってはならぬ!

進め一億火の玉だ、なのであります

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ハゲないために色々とネットや美容師さん等々、様々な筋から情報を収集しました

よくネットに上がるのがこの重すぎるお言葉


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これですよ

>関係ない。ハゲる人はハゲる。


後半における怒涛の無慈悲な三連発

この容赦ない断言

いくら育毛剤を使おうが、頭皮をマッサージしようが、昆布やワカメを食べようが

ハゲる人はハゲる


で、バッサリ一刀のもとに斬って捨てる重すぎるお言葉


老化=ハゲることなのか

◆1. 冷凍食品
◆2. ベーコンなど加工肉
◆3. 焦げた肉
◆4. 缶スープ
◆5. 揚げ物
◆6. 辛い食べ物
◆7. パンとパスタ
◆8. マーガリンとバター
◆9. 餅
◆10. フライドポテト
◆11. ピザとホットドッグ
◆12. コーヒー
◆13. 紅茶
◆14. 炭酸飲料
◆15. エナジードリンク
◆16. アルコール
◆17. 焼き菓子
◆18. ポテトチップ
◆19. アイスクリーム
◆20. 糖分の多い菓子類


最近こんなネット記事も見つけました

老化=ハゲること 

そう考えるのであるならば老化を早めてしまう食べ物を摂取するということはすなわちハゲへの早道ということになるのではないのか。パンとかパスタとかとか、主食系もガッツリとランクインしていて、この記事を見て

もうほとんど食えるもんないじゃん・・・

と思わなくもないですね。もう我々男性は髪の毛に関しては食事と引き換えに諦めるしかないのでしょうか

いや、どうやらそうでもないらしいのです


先日のことなのですが数十年の歴史を誇るという『育毛の父(自称)』真に正しい育毛についてのお話を聞いてきましたので、次回まとめて書いていきたいと思います


次回、後編につづく







迷惑メール対策とたまにB級グルメ的なものをご紹介いたします