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ベルリン旅行記①

2023年12月、3泊4日でベルリンに行ってきた。クリスマスも終わり、少し落ち着いた雰囲気のヨーロッパ。日本のように年末年始ムードはあまりなく、クリスマスが終われば、大晦日と元日を除いて仕事の人がほとんどのよう。

バルセロナからだいたい2時間半くらいのフライトで、ドイツの首都にたどり着く。今回、行きはEasyJet、帰りはRyanairと2つのLCCを利用した。手荷物や座席指定にまで追加料金がかかってしまうのが少し残念だが、それでもこんなに格安で飛行機に乗れることはありがたい。そして、シェンゲン圏は出国・入国審査がなく旅ができるのが手軽だと改めて実感した。

12/27

ちょっぴり切ない冬のベルリン

お昼過ぎにベルリン到着。まるで国内線のような手軽さで、異国を訪れることができることを再び実感したのもつかの間、ホテルに向かう電車に乗る。事前にベルリンのメトロアプリをダウンロードしていたので、乗車券をオンラインで購入し、少し戸惑いながらも無事にホテルに向かうことができた。

まだチェックインするまでは時間があったので、近場で昼食を済ませることに。ホテルから徒歩5分ほどの場所に、事前にリサーチしていたレストランがあったので、そこへ向かう。まだ14時前だというのに、まるで夕方のような日の傾き方で、切ない気分になった。

ドイツパスタ

連日のヘビーな食事の影響で、少し胃腸が弱っていたのでお肉は食べられず、”ドイツパスタ”なるものを注文した。恋人は、500mlのビールと豚肉のソテーのようなものをオーダー。今思えば、連日のグルテン攻撃で消化管がやられていたのにも関わらず、この料理を注文するのは間違いだったのかもしれない。でも、ドイツパスタはまるでニョッキのような少しぽってりした触感と、チーズクリームが相まって絶品だった。(さすがに完食はできなかったけれど)

有名なキス

お腹が満たされると、ベルリンの壁に向かう。ベルリン市内には、いくつか壁の痕跡が残っている場所があるようだけれど、中でも有名なのはキスシーンの壁画だろう。この作品だけではなく、いくつもの壁画が川沿いの壁に並んでいるのだが、人が集まるのは「Brother Kiss」の前だ。大勢の人が次から次へと写真撮影をしていて、道は人で覆いつくされている。複数車線あるような大きな通りで、近くにはホテルやマンションのような建物があった。あまり住宅街という雰囲気ではなかったが、近隣に住む人はどんな想いをもって、ここに暮らしているのだろうと考える。歴史の中間点だった場所が、今や観光名所になっている。

眩しいメリーゴーランド

少し歩いて、電車に乗って、土地勘のないベルリンを探索しているとAlexanderplatzのクリスマスマーケットに遭遇。人生で一度は行ってみたかった本場・ドイツのクリスマスマーケットにこんな偶然に巡り合えるなんて!ドイツといえば、ビール、ソーセージ、ホットワイン。数々の屋台が並んでいて、ツリーに飾れるオーナメント、アクセサリー、帽子、小物などいろんなものが売っていた。観覧車やメリーゴーランド、スケートリンクもあり、その明かりは冷え込んだドイツの夜に良く似合う。

クリスマスマーケットは、本来は12月25日で終了だった。けれど、観光客にも人気が高いので、今は年始までやっている場合が多いそう。クリスマスマーケットにも、こじんまりとして落ち着いたものやAlexanderplatzのように大規模なものまでさまざま。平日は無料だけれど、土日は入場料がかかるところもあった。観光客向けに、ちょっと資本化されすぎている印象も受けた。とても素敵な空間であるけれど、何かオーセンティックなものが欠けている気がしたのだ。



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