Chromebookを2年半使用した感想(ライトユーザー目線です)

少し時間が空いたので、また好きなことについて書きます。今日はChromebookが気に入ってますという話。ChromebookとはGoogle Chrome(インターネットブラウザ)しか起動しないシンプルPCです。元々PCに詳しい訳ではあまりないのですが、「パソコン何買ったら良いかわかりません」とおっしゃる方がちらほらいらっしゃって、パソコンを業務使用されない方の多くの方のベストチョイスなのではと密かに思っているのでご参考になればと思います。あくまでライトユーザー目線の主観的な感想だと受け止めて頂きたいです。

0.自分が使っているChromebookはこれです。

自分が使っているChromebookは2016年8月にアメリカのAmazonから279ドル(送料込み、当時の日本円で30,790円)で買った下記モデルです。自分のようなライトユーザーがChromebookを買う時に見るのは「画面サイズ、タッチパネルの有無、メモリ(ROM)、容量(RAM)、あとCPUは参考程度」という感じで十分ではと思います。主流は「11インチ前後、タッチパネルは半々、メモリ2−4GB、容量16−32GB、celeron」で価格帯は3−4万円程度です。使うのはChromeだけなので、あまりメーカーに拘らなくても良いのではと思います。下記はceleronよりマイナーなOP1というCPUでしたが、使用上の反応遅れとかは全く問題ないので満足しています。今はChromebookのラインナップも増えているのでもっと高機能で低価格のやつもありそうですね。

1.自分にとってのパソコンの用途

まず前提としての自分の用途について。仕事を自宅に持ち帰ることはほぼないので、使用時間は一日せいぜい30分程度で用途は主にSNSチェック、テキスト入力(日々の振り返り、ブログやEvernoteで)、primeビデオやNetflix鑑賞、時々プレゼン資料やドキュメント作成という感じのライトユーザーです。仕事を持ち帰ることがあっても社外勉強会のレジュメを作るとか会議の議事録を作成するといった、テキスト編集の程度。2014年までは社会人大学院で頻繁にレポート作成をしたりグラフや表を書いたりしていたのですが、卒業してからテキストメインの生活になりました。

2.なぜChromebookを選んだのか?

それまで使用していたASUSのZenbookの動作が重たくなり、次のパソコンを探していた時に納得いかなかったのが「①ウイルス対策ソフトのランニングコスト(更新の手間も含む)」「②Microsoft Officeが自分の必要性以上に割高に感じたこと」「③そもそも使用していくうちにPC自体の動作が劣化していくこと」の3つでした。②は互換ソフトもそこそこ流通していましたが、①③の観点でChromebookを買ってみようと。国内で買うよりもUSのAmazonのほうがメモリが多く割安だったので、アカウント作成して取り寄せたのでした。

3.なんだかんだ言ってChromeだけだと色々困るのでは?(Microsoft Officeが使えないパソコンとかありなの?)

Chromebookを2年半使った結論としては、自分の使用目的においてはChromebookにして全く不都合はなく大正解でした特にGoogleドキュメントの利便性が素晴らしく、シェア機能の充実(共同編集もOK)のおかげで社内外のグループ作業が非常に捗るようになりました。もちろんMicrosoft Officeとの代替性も自分にとっては問題ありませんでした。共同編集を始め、各機能の詳細は色々ググれば出てくるので適宜調べてみて頂ければと思います。会社の業務外のタスクフォースや、地元の勉強会等での共同作業が本当に便利だったのでオフラインソフトにはもう戻れない気持ちです。どうしてもMicrosoft Officeの使用が必要な場合はOffice365(定額オンラインサービス)に申し込もうと思っていますが、今のところ出番はありません。

あと自分の買った機種は地味にAndroidアプリにも対応していたので(対象機種が限られているのかもしれませんが)、会社で利用するチャットアプリやSkypeもAndroidアプリから利用できたのが嬉しい誤算でした。また、Googleのサービスは当然非常にスムーズなので、GmailやGoogle Calendar、Google Playミュジック、Googleフォトなど日頃自分がお世話になっているサービスもスマホより効率的に見れたり編集できたりしますよ。(逆に言えば、普段Googleのサービスをあまり使用していない方等の利便性はイマイチかもしれません。)

4.Chromebookはどんな人におすすめですか?

上記から、Chromebookを特にオススメする方は以下のような方です。

◆PCで動画・音楽編集などオフラインソフトの利用をしない、ネットサーフィンとドキュメント編集中心のライトユーザーの方

◆パソコンの購入やセキュリティソフトの維持費用にお金をかけたくない方(お子様の利用の場合等も含む)

◆Appleじゃなくても良い方(特にGoogleのサービスをよく使われている方)

特に小中学生のお子様向けの最初の購入には最適なんじゃないかなと思いますし、普段はPCを全く使わずに全てスマホで完結している社会人の方が、念のためPCの1台くらい持っておこうか、、、という場合にももってこいだと思います。自分は普通のサラリーマンですが、全てChromebookで事足りているので。

5.最後に

冒頭にも書いた通り多くの方にとってChromebookはストレスフリーで必要十分な選択肢だと思います。個人的には無理におすすめするメリットもないのですが、良いものなのでもっと広がれば良いなぁと思って書きました。お金をあまりかけられない若手社員の皆さんや、持ち運び用のセカンドPCを検討されている方にも試してみる価値ありですよ。ちなみに本日小2の息子用にUSのこれ↓を注文しました。メモリが4GB・容量が64GBでかつタッチパネルなのが決め手で込み込み31,000円程度。これでScratchやタイピングを練習してもらおうと思っています。

Chromebookは2020年以降の小学校のプログラミング必修化でこれから日本でももっとメジャーな存在になっていくと思います。お子様がいる方は特に、数年以内に「Chromebookって今更やけど何なん?」という時が来ると思いますので、また思い出したら見て頂ければと思います。(以上)