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エンジンオイル添加剤(シュアラスターループエンジンリカバリー)がZ4のN52エンジンに効いた!

半年ほど前にスバル レガシィツーリングワゴン(BH5)からBMW Z4(E85)に乗り換えた私。

高校生の頃から10年以上恋い焦がれた車です。さぞかし満足しているかと思いきや、一つ大きな課題を抱えていた。
それが「タペット音」と呼ばれるエンジンノイズである。

パタパタパタパタ、カンカンカンカンといったノイズがエンジンから止まらない。
ラッシュアジャスターと呼ばれる部品の不具合が原因なのですが、私の車はかなり酷い部類で、購入から1万キロ、色々と試しましたが全く止まらなかった。
購入元の横浜のAvantyという中古車屋にも全く取り合ってもらえなかったので、途方に暮れる私は色々と試してみた。

初めに納車時のオイルが安物説を疑い、すぐにオイル交換。カストロールエッジ投入。効かず。
フリクションを抑えるというKUREの添加剤。効かず。
高回転維持によるスラッジの除去。効かず。

調べるとどうやらこの世代のBMWに採用されているN52エンジンというのは結構当たり外れが大きいらしく、私の個体はタペット音に加え、1,500キロで1Lもエンジンオイルを消費するという大食いでまさに外れ個体でした。

http://nas-autofield.com/news/2015/04/bmwz4.htm

ところで、BMWはバイエルンのエンジン会社だ。BMWといえばエンジン。シルキーシックス。その期待値は非常に高かった。
シルクのように滑らかなエンジンフィーリング、そして直列6気筒といえば理想的な気筒配置で完全バランス。その噂もあって一度は乗ってみたいエンジンだったわけだ。
しかしながら現実はパタパタカンカン煩いわ、アイドリングの振動がプルプルとハンドルに安っぽく伝わり、今まで乗っていたレガシィのEJ20ターボの方がよっぽど滑らかで振動も少なくドッカン気味のツインスクロールターボも相まって気持ちよく速度が乗るじゃないか!と憤っていた。

なんだBMW!自慢のエンジンもこんなもんか!と思っていた。

尚、ハンドリングは非常によい。エンジンだけが気に食わない。

さて、原因と鳴っているラッシュアジャスターという部品はバルブの数だけ存在するのだが、6気筒を積んでるこのモデルは24本ものそこそこの値段の部品を交換する必要があり、エンジンをイジるので結構お金がかかるのである。(10万円とも20万円とも。)

とはいえオープンカー故にダイレクトに飛び込んでくるこの音にはもう耐えられない!この際直してしまえ!と思い立ち、叔父の友人の紹介で外車整備に定評あるお店に出してみたのがこの土曜日。
しかし、修理に出して数時間後、私のケータイに悲報が舞い込んできました。

店「すまぬ。間違いなくタペット音なんだけど、うちにはこのエンジンを整備できる特殊工具がない。知り合いの工場にも聞いたが誰も持っていなかった。何も出来ないので申し訳ないが取りに来て欲しい。」

何もせず返ってきてしまったマイカー。

こちらは20万の出費を覚悟してたんだけどなぁ、と思いながらオートバックスへ向かった私。
前述の通り以前エンジンオイル添加剤を試して効果が無かったが、もう一つ興味がある添加剤があったのだ。

その名もシュアラスター Loop エンジンリカバリーである。

蓋をあけると300mlほどのドロッとした黄色い液体が入っていた。まるでハチミツのような粘度である。
しかし、Z4のオイルは6.5L程度と割と大食いだ。6.5Lに対してたった300mlのハチミツでうちのプーさんが満足出来るというのか。
そもそもこんなの後から追加するだけでエンジンの性能が上がったら苦労しないだろう!とか思いながらの購入だった。

とにかく説明書の通りエンジンオイル給油口から流し込み、10分程度アイドリングをしてから走り出してみた。

「あれ?ちょっと音が小さくなってる?」

アイドリングで聞いていると音は消えたわけではないが確かに小さくなった気がした。
走り出してみると排気音とロードノイズに紛れて殆ど聞こえない。
気になっていた振動もかなりマシに。

すごい、すごいぞシュアラスター!

さらにもう一つ思わぬ効用があった。
なんと中低速トルクが上がったのである。

E85の6速ATはスポーツカーのくせに標準では2速発進が標準な上に2,000rpm程度で淡々とシフトアップする躾なので、かったるい。
仕方なくMTモードで引っ張ることもしばしば。

それが中低速トルクがあがったことで、かったるかった10km~30km/hあたりの加速が軽やかになった。これはまさかのプラス!!

エンジンオイル添加剤も効く時は効くんですねー。

ぜひ。笑

本当はディーラーに行って新型Z4見てきた話も書こうと思ってましたが、眠くなったのでまた今度。かっこよかったよ。特に内装に物置があったのが個人的には感動ポイント。
サイドの処理がクリス・バングル時代のフレイムサーフェシングから直線的になったのと、ボディのクビレが減ったのはちょっと残念です。

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