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水族館公式YouTubeチャンネルのこと考えてみた

緊急事態宣言により、水族館はどこも休館。私が住む沖縄の水族館ももちろん休館だ。水族館へ行けない苦しみから逃れるために、全国の水族館のホームページのブログを読んだり、公式Twitterを追ったり、YouTubeを見たりする日々を送っている。YouTube Premiumの無料体験を試して以来、YouTube沼から抜け出せず、最近はずっとYouTubeを見ている。たまにおすすめに出てくるのが"海遊館"のYouTubeチャンネルだ。登録者数は12万超。水族館の公式チャンネルの中では多い方で、実際に来場者数も多い水族館だからそりゃ当然だろう。しかし、来場者数は全国1位のはずの美ら海水族館の登録者数は1.5万人程度なのだ。他の水族館の登録者数は…というちょっとした疑問から、今回全国の水族館公式YouTubeチャンネルについて調べてみることにした。

はじめに

公式YouTubeチャンネルの登録者数比較するための水族館として、下記のサイトを元に74の水族館を対象とする。人気水族館ランキングに関しては少し曖昧な点があるように感じたので、割と最新であろういくつかのサイトを参考にした。


1.登録者数ランキング

基本的に公式HPに記載のYouTubeチャンネルを公式チャンネルとしたが、公式HP内で見つけることができなかったものに関しては、YouTube内で水族館名の検索により出てきたチャンネルとしている。登録者数は非公開との設定もできるようなので、チャンネルは存在するが、登録者数の表示がなかったものは"非公開"としている。また、グラフ内の登録者数0の水族館についてはチャンネルが存在しない、もしくは見つけられなかったものとしている。

登録者数

入場者数ランキングの上位の5つの水族館の登録者数を比較してみる。比例も何もしていない。

入場者と比較

上位の水族館はYouTubeで何の動画をあげているのだろうか。ということを見ていくとなぜ登録者数が多いのかは明らかだった。

2.登録者数が多い理由

結論から述べると登録者数が多いのは「人は赤ちゃんに弱い」ということが理由の一つにあると考えた。上位3施設の再生回数TOPの動画のタイトルをあげてみる。"ワモンアザラシの赤ちゃんとちょっと広いプール(海遊館)""ジャイアントパンダ赤ちゃん誕生(アドベンチャーワールド)""バイカルアザラシ ニコ赤ちゃんの頃の特別映像(鳥羽水族館)"、以上がそれぞれ再生回数100万回再生は超えているし、海遊館の動画なんて500万再生超えている。動画タイトルに共通しているワードから、皆こんなにも"赤ちゃん"が好きだということがわかる。アドベンチャーワールドに関しては動物園と一緒の施設ではあるので、投稿の動画が主にパンダだ。というかほぼパンダの成長日記となっている。パンダ好きの人、何か動物の成長を目にしたい人は是非チャンネル登録してみると良いと思う。海遊館の動画は色々な生物の動画を出しているようだが、再生回数が多いのはワモンアザラシの成長記録だ。最近の動画だと"エトピリカのヒナが生まれました"も再生回数は多いようだが、鳥類だ。鳥羽水族館のバイカルアザラシの動画のサムネもどうか見て欲しい。あざとすぎる。最近はラッコ動画が上がっているが"ラッコの「メイ」と三角コーン"は愛おしすぎるからこちらも必見。なんだかんだでかわいい動物たちに癒されてしまった私だが、忘れてはいけないことがある。

3.魚類と哺乳類

水族館には魚類だけではなく、哺乳類や両生類がいる。水と共に生活している動物はなんだっている。今回このランキングを作成したことによって、明らかに分かったことは、人々の多くは魚類よりも哺乳類を好むということ。「犬派?猫派?」って聞いてくる人がたまにいるけど、「サメ派?エイ派?」って聞かれることはない。犬か猫かはいつも回答に困るけど、サメかエイならもちろんサメだ。確かにアザラシやラッコやパンダなどの目がうるうるしている動物を見て可愛いな〜とは思うが、魚類の目だって、ぐりぐりしてるし、ギョロギョロもしてるし、ギラギラもしてるし、なんだって可愛い。水族館であるからにはなんとなくもっと魚類も見せて欲しいなと思っただけだ。

さいごに

YouTubeチャンネルというよりも水族館のことをもっとたくさん知りたいので、いっぱい見ていきたい。早く水族館に足を運ぶことができるようになるといいな。今回の調査対象の施設の中の「志摩マリンランド(三重県)」「みさき公園(大阪府)」閉館・閉園となっています。また「京急油壺マリンパーク(神奈川県)」今月末(2021年9月末)に閉館が決まっているようです。HP内からYouTubeチャンネルにとべますが、あまり投稿は多くないようです。あと少しなので、近場に住んでいるのなら行きたいところです。


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