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SU沼にハマりかけている、支援機関職員のnote Vol.4 〜Genonと"深掘り"〜

昨日は大好きなスタートアップとランチミーティングしました。

株式会社Genon

株式会社Genonの高原千晶さんと高砂好さん。妹と呼ぶにはしんどい、でも娘ほどは遠くない絶妙な年齢差(だいたい干支一周)のお二人と、ランチミーティングしました。
1/21に開催された大阪市立大学ヘルステックスタートアップス デモデイで最優秀賞を取ったことと、めでたく法人登記したことのお祝いです。

一つ一つの事業に対して真摯に向き合う姿勢が多くの支援者の共感を得ており、応援してくれる人たちが多いです。私もそんな彼女たちを応援しています。

Genonの取り組み

アトピー性皮膚炎という、とっても辛い「かゆい」を少しでも解決していくために患者さん、医療機関、その周辺にまつわる方々と丁寧にコミュニケーションを取りながら、事業を進めています。

アトピー性皮膚炎は、症状の個人差が大きく、慢性的な疾患のため、改善には個々にあった治療が必須です。そのためには皮膚科医と患者のコミュニケーションが重要ですが、医療現場においてヒアリングする時間は、一人当たり1、2分程度しかありません。結果、待ち時間が長い割に薬が合わずに改善されない、などの不満から病院を転々としてしまう人が多く、医者と一緒に継続的な治療ができていません。『At-self』アプリは、日々の症状の変化を記録することができ、そのデータから皮膚科医に必要な情報を弊社スタッフが分析し共有します。それを診察時に活用することで、皮膚科医と患者の双方向コミュニケーションを促進することができます。その結果、質の高い診療ができるようになり患者も改善していきます。

第15回ビジネスプランコンテスト「ドリーム DASH !」 WEBサイトより

現在のフェイズ

現在は実証実験など実際のデータを取得しサービスモデルを作り込むことと、サービスがリリースされた後にどう展開するかのビジネスモデルを試行錯誤しながら作り込んでいます。研究ではなく事業として成立させるために、どこから収益を得るのかは重要なポイントになります。
昨日はこの点について、事例を交えながらディスカッションさせてもらいました。彼女たちが進む方向について、少しでもヒントになるものがあれば嬉しい限りです。

「深掘り」することの大切さ

私たち支援機関の職員はチームメンバーでもなければ、コンサルタントでもないので、起業家と接する距離感をどのくらい取るかのバランスは重要です。もちろん特定の起業家に肩入れはできないのですが、だからと言って広く浅く付き合っていると、大事なポイントを見逃すことになります。コワーキングスペースを持たない大阪イノベーションハブは、特にイベントが少ない時期に起業家の動向を見逃してしまいがちなので、定期的な情報交換は大切だなと実感します。
時を同じくして、シードVCのThe Seedの廣澤さんも下記のようにツイートしていました。


Genonが、めざす世界観

そんな彼女たち、Genonのめざす世界観。私の長男もよく寝ながら、自分の身体を掻いています。そんな人たちが少しでも幸福な気持ちになれる世界を、ぜひ創り上げてほしいです。応援していきます!