見出し画像

SU沼にハマりかけている、支援機関職員のnote Vol.9 〜アイディア出るまで帰れません〜

前回の続き

スタートアップスタジオ協会 代表理事の佐々木さんとは昨年からご縁をいただき、大阪のスタートアップエコシステム形成において、何が足りていないのかを継続的にディスカッションさせていただき、一つの着地点を見出しました。
大阪・関西では起業家向けの多くのイベント(=アウトプットの場)がある一方で、アイディエーションや仮説検証のフェイズに関しては完全に起業家任せになってしまっていることに着目し、今回「アイディア出るまで帰しまへん」をコンセプトにイベントを共催することとなりました。
相当インパクトが強かったのか、特に自治体関係者から「帰れません、面白そうですね」とか、「本当に帰さないんですか?」とか、さまざまなお問合せをいただきました。帰れるのか?帰れないのか?、帰すのか?帰さないのか?は私にもわかりません。さて、どうなることやら?で当日を迎えることに。

イベントの様子

この、ぶっ飛んだコンセプトのイベントにも関わらず、当日は17名もの起業を志望する若者が集まりました。
まずはアイディアを生み出すために頭の発想を柔らかくするワークショップを実施。40歳で脳みそ凝り固まっている私には既に苦行なわけですが、若い子たちは凄いですね。スラスラとペンが走り、キータッチしていくわけです。

リーンキャンバス作成へ

頭の準備体操が終わったら、いよいよリーンキャンバス作成へ。
ルールのところに注目です。

いずれかが納得しない場合:帰れない

ということで、ここから本気の勝負がスタート幕開けしました。

で、どうなった?

大阪イノベーションハブとの共催イベントとしては、施設の利用時間もあり18時までという時間制限があり、この時点で帰れた人はいませんでした!笑
(佐々木さんを納得させた参加者は1名いましたが、バックアップメンバーに壁打ちしてなかったため)
参加者の皆さん情熱的に素晴らしいアイディアをどんどんぶつけてきてくれたので、会場の雰囲気は最高に良かったです。

この後、夕飯インターバルを挟み、場所を映して非公開二次会へと突入。
(おとなの事情です、察してください 笑)
それぞれの予定や、時間の都合などもあり、途中で帰宅される方はいましたが、8割近くの方はそのまま参加。
長時間になると集中力も散漫になるところ、一心不乱にリーンキャンバスに向かい合い、そのたびにメンターに勝負を挑む姿には感動すら覚えます。

終電で帰宅する者、始発まで残る者、さまざまでしたが、全員が一定「次に何をすべきか」を見定めて、帰宅することができました。
私も3時半までお付き合いさせていただき、クタクタになりながら帰りました。
しかし、充実感しか残らないイベントでした。
(翌日のダメージは言わずもがな)

振り返り

今回、このイベントを実践してわかったことを取り留めなく記載しておきます。
参加者は、各々に自分が実現したい世界をイメージできているのですが、それがビジネスシーンに置き換わった時に上手くハマるのか、どのように落とし込めば良いのか、その点がわからないという感触でした。
当初、検証した通りで、アイディエーションや壁打ちをさまざまな角度から繰り返すというのは重要なことであると再認識できました。

今後について

参加者の皆さん、基本的にはご自身でリーンキャンバスに整理したアイディアを実行していくだけです!
その過程で様々な想定外、予期せぬハードルに直面すると思いますので、その際は今回のメンバーが中心となって壁打ちしますのでお声かけください。

タイムリーにガイアックスのブログ記事に、大切なことが書かれていたので転記します。
佐々木さんと起業家であり投資家の麻生さんの対談を、今回バックアップメンバーで参加した廣渡さんがインタビュアーとしてまとめた記事の一部で、麻生さんが発言されている箇所です。

「課題を見つけるにはどうしたらいいですか?」とよく質問が来るんですけど、その質問をしてくる人に共通していることがあります。

それは、デスクトップリサーチしかしていないということ。現場に行ってないんですよ。現場に一回でも足を運んだことのある起業家候補の人は、その質問をしないんです。だって、課題がないわけないもん。

では現場とは何か、誰に会いにいくべきかというと、誰でもよくて、友達でもいいんですよ。絶対に困っていることがあるから。あとはニュースを見ていても、困っていることだらけじゃないですか。コロナで飲食店がしまってるの知ってるでしょ?地元の商店街のシャッターが降りているところに行って、「困っていることありませんか?」と聞いたことがあるのかと。

もうひとつ大切なことがあります。「起業家は人に会いに行け」と言いますよね。たしかにみんな、会いに行ってるんですよ。でも、会いに行っている相手が、課題の現場じゃなくてVCの人とか、先輩起業家とか、スタートアップ業界の人には話を聞きにいく。そうじゃなくて、シャッターが閉まっている商店街の店長に話を聞きに行けよと。課題の現場には行かないのに、VCとかばかりに話を聞きに行っている起業家に事業は作れないです。
【麻生要一×佐々木喜徳】超創業期を支援する二人に聞く「起業家の心得」


Facebook messengerグループも作りましたので、イベント案内もしながら、今回の縁を良い形で継続していきたいなと思います。

打ち上げ花火は上がったので、今後は自分たちでこの文化を作り上げるのが大阪・関西のスタートアップ支援に携わる者のmissionだと思っています。引き続きよろしくお願いします。

この写真、好き