ICLしてきた

きっかけ

小学校高学年~中学ぐらいから眼鏡
高校でコンタクトデビュー
ほぼほぼコンタクトメインだが、数年眼鏡のみですごす時期もちらほら
コンタクトをしたままうたた寝する、お風呂でもつけっぱなしで寝る直前にはずす、という生活を3か月(眼科をさぼって2年)したところで、重めのアレルギー性結膜炎と角膜血管新生と診断。
屈折矯正手術を考えるきっかけになる。

適応検査

東京の先進会眼科で適応検査をうけた。
レーシック(安い)とICL(見え方の質がいい)どっちにしようか迷っていたが、度数に対して角膜の厚さが足りないとのこと。
視力は0.04でコンタクトの度数は-5.25を使用しているがディオプターとしては-6~-7であった。
HPでは「適応検査は医師の診察を含め2時間」とか書いてあったが、視能訓練士の検査と軽いカウンセリングだけで30分で終了。
視能訓練士曰く、品川近視クリニックと医療の質で差はそんなにないと。
ただ話をきいてもらえない、質問させてもらえない、という理由でこちらにくる患者がいるらしい
乱視のいらない度数なので、その気になれば1週間で手術はできるといわれた。
そこまでの覚悟が決まっていなかったので急にビビりだす。
とりあえず1か月後に術前検査の予約をとって帰宅。

本当にICLをやるのか?どこでやるのか?という検討が本格的に始まった。

病院選び

候補に挙がったのは
品川近視クリニック
新宿近視クリニック
先進会眼科東京
代官山アイクリニック
アイクリニック東京
ふくおか眼科中野
アスカアイクリニック(ここだけ仙台)

不安だったのでICLエキスパートに執刀してもらいたかったが、不安を課金で解消させているだけのことに気づいていたし、別院のエキスパートで光彩に傷がついた症例をみたので、エキスパートだって魔法使いじゃないもんなと思った。

どこも予約を何度かしてみたが、実際に受診したのは先進会眼科のみ
理由は 費用がリーズナブル 直前の予約がとれたこと。

一番受けたいのは代官山アイクリニックだったが、予約がいっぱいで手術ができるのは4か月後だった。1か月待ったところで我慢できなくなり、最短で術前検査の予約がとれた先進会眼科でやることにした。

術前検査

品川近視クリニックだと最大5時間かかるといわれる術前検査。
先進会眼科では2時間で帰れた。

いくつかの検査
いろんな人のブログでは死ぬほど目を検査される、とか、1時間ぐらい視力検査した、とか読んだが、あっさりしたものだった。

診察
準備していた質問は2つ。
・惹起乱視について
  緩和させる方向から切るが、どうなるかはわからない
・今までにレンズを抜いた人はいたか
  1年に1人くらいいる。
ほかにも何か聞こうかと思ったが、HPと違ってバリバリの外科っぽい先生で、なんか質問する気力がわかなかった

カウンセリング
度数や支払い方法で迷っていることを相談し、とてもきめ細かく対応してくれた。あとでわかったが、看護師の方だった。
金曜の夕方に術前検査をして、乱視のないレンズだったため翌週の土曜日に手術の予約がとれた。来院時間は後日チャットで案内するとのこと。

支払い
前受け金 残りの手術費用 保護メガネ代 で3回カードを通した。
キャンセル対策だろうか

レボフロキサシンの目薬をもらって帰宅。

日曜の夜22時ごろチャットがきた。
この時間まで仕事しているのか?と心配に。
要返信とのことで返信をして、3連休なので急いで新幹線の予約をとる。
2時間で帰れるらしいので、帰りの新幹線もおさえておいた。

レボフロキサシンと眼鏡開始。
昼の目薬忘れがち。
だんだんわくわくしてくる。手術動画をみて手順はわかっているが、視力が悪い中見えるわけないとたかをくくっていた。

手術日

しばらく洗髪できないのでシャワーを浴びてから出発。
化粧水・クリームのみを目の周りを避けて塗り、
眼鏡・ヤケーヌ・帽子で防御して出発。
来院時間15分前くらいに着いた。
いくつか確認をされ目薬を提出する。
ロキソニンと安定剤をのむよう渡される。
のんだのを確認したのち、
待合で瞳孔をひらく目薬を一度さされ、さらに5分後くらいにはもう手術の前室に案内された。
中くらいのコインロッカーに荷物をすべて入れる。
ヘアバンドをして青いキャップをかぶり、黄色い手術着を着る。

涼しい部屋に大きな白いソファーが6台。同じ格好をした患者が4人。静かに座っていた。看護師さんが3人。もう眼鏡がないのでなんとなくしかわからない。
この4人が終わらないと私の番にならないのかとすこしがっかりする。
看護師さんがキャップをテープでとめて、名前のシールを頭に貼ってくれる。
前室に入って2クール目の目薬で瞳孔が全開になる。前の人より早いが、順番は前にはならない。

おまたせしました。と手術室に案内される。
椅子に座り目を消毒、若い看護師がイソジンを塗りながら注意事項を説明してくれるが、彼女がものすごく緊張している?「お姉さん大丈夫?」と聞きたいのを我慢した。スーハーしとった。

隣の椅子に移動する。若い男性が大声で私の名前を叫ぶ(確認のため)。なんかいい気分。本日私で11人目らしい。
座ってクッションを膝の上に置かれた。
怖いので必死にしがみつく。
目をジャバジャバ洗われる。
目を開かせシート状のテープを貼られる。
注射器みたいな目薬を高めのところからさされる。ひるんでしまう。
笑気麻酔です とチューブを置かれる。
瞳孔を開いているので予想を超えるまぶしさ。
3点のライトのうち、真ん中の暗いところを見るよう指示されているのだが、「まぶしいところを見なければならない」という刷り込みをしてきたせいか、上の2点しか見られない。
器具が目に近づいてきて、痛みはないが、動きで切ったのはわかった。
とにかく動かないよう、目をあき続けるよう、いっぱいいっぱいである。
レンズが入ってきて展開され、一瞬だけ視界ゼロになる。
レンズを4点固定するとき、押される感じがするとネットで見ていたが、そんな感じは全くなかった。前房内麻酔最高。
貼り付けたシートは丁寧にはがしてくれた。
まつエクの人はオフしていった方がいい。
手術は片目3~4分くらいだった気がする。これほどこなしていれば執刀医の指名は不要であると理解する。
笑気麻酔はいくら吸っても効いている感じはなかったが、パニックになることもなかった。
終わった後、前室に戻されるが目が染みて開けていられない。
看護師さんがイソジンをふき取ってくれる。
ようやく開けた目でめっちゃ見えてることを認識。
眼圧の検査をして前室をでる。
手術着を脱ぐところで声で看護師さんがカウンセリングをしてくれた方だと気づく。
軽く話しながら待合に案内され、しばらく休むよう言われる。
ここ、リカバリールームないのね。個室状のソファーで次から次へと出てくる涙を拭く。染みる。涙が止まってきて帰り時間を心配し始めたところ(15~20分くらい)で終了。来院してから2時間以内であった。

帰ってから3種類の目薬を4クールさすよう言われる。
帰り道は瞳孔が開いていているうえ、白く霞がかっていて非常に見づらい。
クレンジングオイル目に入っちゃったときみたいな。
帰りの新幹線で1クール目の目薬をさし、1時間間隔でさした。
帰り道、街灯・車のヘッドライトでグレアを確認。花火みたいだった。
痛み止めはもらったが、術前に飲んだきりだった。

スキンケアは目のまわりは眼用清浄綿、おでこと顔の下半分はVTのトナーパットでふき取り、ネイチャーリパブリックのCICAトナー、オルビスのクリームで保湿。

術後

術後1日目
朝起きたら天井がはっきり見えた。痛みもなし。
ただ特に感動はしなかった。コンタクトでも見た世界だし。
室内でハローもでたが、だから何って感じ。思ってたよりひどくない。
保護メガネ・ヤケーヌ・帽子で翌日検診に向かう。
駅で同僚に会って手を振ったが、気づいてもらえなかった(当然である)

視力は両目1.5 診察して質問がなかったので終了。
手術の前室でお世話になった看護師さんがエレベーターまでお見送りしてくれた。

術後2日目
すっぴん眼鏡で出勤
天気が悪く薄暗い日だったせいか、事務室のLEDにめっちゃハローがでる。
ICL手術をしたことを先輩に報告したら質問攻めにされた。

目薬の間隔が4~5時間たったところで、めっちゃ目が乾いたときみたいな痛みがでることに気づく。そして目薬に痛み止めが入ってることも今頃気づく。そりゃあ痛くないわけだ。

洗髪は術後4日目まで禁止だが、水泳用のゴーグルをずらしながら挑戦。いける。
だが非推奨。
美容院に行きましょう。
私は会話が面倒だしドライシャンプーも近所のドラッグストアに売ってなくてネットで買うのが面倒だったから自分で洗った。

夜ゴロゴロしながら、「見えてるまま(視力がいいまま)寝ていいのか」と幸せをかみしめる。

術後4日目
夜運転したときはグレアはそんなに気にならなかった。小花咲いてんな、ぐらい。

術後5日目
起きたら昨日に引き続き保護メガネがとれていた。位置的に無意識に外してそう。

健康診断
面倒だったので、あまり一生懸命見ず、適当に答えた。
右1.0 左1.2

10時ごろ
左目の奥がズーンと重い。早めに目薬を差してロキソニンを飲んでみる。寝ている間にこすったりしてたらやだな
術後まったく快適だったのでちょっと不安になる

職場のLED電灯のハロー(光輪)は相変わらず
けっこううざい

まとめ

この世界(視野)に55万の価値があったのかと、自分の年を考慮すると疑問に思う。交通費を考慮すると60万超える。
後悔はしてないが。
保護メガネ・目薬生活が終わったらまた感想を残したいと思う。


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