罪悪感、持つ必要はないよ
子どもの頃、僕は当たり前のように罪悪感を常に抱いていた。
学校では、グループ分けされて何かに挑めとなれば、同じ班になった人に申し訳ないな、僕は足引っ張るし、とうつむいていた。
家の中は、どうしようもなかった。
親がそもそも「お前のせいで」と全ての責任を押し付けて来るのだから。
家の中では一周回って、これだけ理不尽に責められたら親がおかしいことに気が付き始める。
僕が「待望の子ども」であるはずなのに、そんな素振りを見せたことがない。
ならなぜ産んだ?
僕が不要なら産まないはず。
親が暴れれば暴れるほど、自身の愚かさを泣いて悔やんでいるように見えた。
子どもが罪悪感を抱きながら過ごすことは、ヘルプサインの一種らしい。
しかし罪悪感は内に秘めているものなので、大人がうまく引き出さなければ分からない。
うまく引き出せるような大人が、子どもに罪悪感を抱かせるほど精神的に追い込むようなことはしない。
つまり、このサイクルに入ってしまったら簡単には抜け出せない。
そのメカニズムを理解できるだけでも、僕や僕と同じような人は一歩前進できる。
NHKの記事の中で、逆境体験というワードが出ていたので、こちらも。
周囲に一人でも良いから積極的にケアをする人間(心が打ち解けていたり、何でも話せる人)を、ですか。
難しいなあ。
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