メディア評 たぶん流行語には選ばれないだろうワード
2022年も折り返しを迎えた。個人的な肌感覚だと夏が終わると、秋から年末までのスピードがやや速く感じる。秋になると翌年のことも視野に入ってきたりするからだ。手帳などもちらほら翌年の物が文房具店の店頭に並んだり、アマゾンでも見かけたりするようになる。
「現代用語の基礎知識」の宣伝も兼ねている毎年の流行語大賞も、秋口から候補に入る、入らないって話題がちらほら、メディアで出てきたりする。実は個人的に2022年の流行語にふさわしいものの、おそらくさまざまな忖度で選ばれないと見ているのが、「ガーシー」関連の用語だ。
こちらのnoteでも、「ガーシー」をめぐる私見について、何度か書いているがネットでは話題になっているものの、メディアではガーシーが立候補するNHK党の政見放送以外では、誰かに対する忖度なのかあまり触れられていないし、「現代用語の基礎知識」の選者がやくみつるとか、何か化石のような連中だったりするので、ネット界の流行には疎いのは目に見えている。
とはいえ、2月に開設して、まさかの参院選出馬まで行った「ガーシー」はどう見ても、2022年の出来事でベスト10に入る出来事だ。個人的には、ガーシーと彼が著名人の悪事をばらすときに使う「めくる」、挨拶に使うときの「ほなの」当たりは、流行語としてインパクトに残る印象がある。おまけで言うと、彼が最近標的にしている楽天の三木谷氏を「ミニーマウス」と評した元楽天の国重氏のワードも流行語として、立派なインパクトを有しているように感じる。
さて、10日は投票を迎えるが、これでガーシーが議員バッチをつけるとなると、また様相は変わってきそうだ。