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メディア評 123便

昨夜は、フジテレビの坂上忍の番組で、日航ジャンボ機墜落事故で亡くなった坂本九の特集を流していた。もう、あの事故から34年も経ったのには驚く。当時、自分は小学校6年生で、母親の実家のある長野で、ニュース速報に接したのを覚えている。まだ、NHKのキャスターだった木村太郎が、消息不明になった航空機の刻一刻と変わる状況を伝えていた。現場の記者が、張り出された乗客名簿の名前を読み上げていた。朝、起きると、テレビからは墜落した飛行機の残骸が映し出され、坂本九やハウス食品の社長らが、搭乗していたことが伝えられた。

当時は自分は飛行機に乗ったことがなく、あまり実感はなかったが、こうした事故が起きるのだ、ということを子どもながらにぼんやりと感じたのを覚えている。それから、大人になって飛行機に乗る機会が増えた。実は慣れない頃は離陸する時や、風などの揺れに恥ずかしながら、軽く恐怖を感じていた。しかし、段々と映画を観たり、音楽を聴いたり、段々と機内での過ごし方も慣れて来た。また、機内から見える富士山や島々、太陽など景色を楽しむことで、余裕も出てきた。そして、何より機長のアナウンスや乗務員の笑顔の対応に触れることで、安心感も増した。

きょうのニュースでは、羽田空港を離発着する飛行機が、都心を通ることが騒音や落下を危惧する住民の声が伝えられた。123便の事故のあった8月12日を目前にして、空の安全について今一度意識する必要があると感じる。

#航空機 #日航ジャンボ機墜落事故 #空の安全