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GRADO SR60 Cable Mod DIY

昨年末に中古を手に入れてから愛用しているヘッドホンのGRADO SR60だけども、どうにも毎日使っているとケーブルの扱いにくいところが気になるのよねぇ。

左右両出しで太めのケーブル、中途半端な長さ、さらに経年劣化で被覆が硬化してきてて柔軟性がかなり無くなってきてるものだからとても扱いにくい。

と言う事でケーブルを片出しにして、ついでにステレオミニジャックで着脱出来るように改造しました。

改造内容はLeft側ハウジングからケーブルをヘッドバンドを介してRight側ハウジングに通して、Right側ハウジングに3.5mmステレオミニジャックを取り付けるというもの。

作業手順は

1.ハウジングの分解
2.ケーブル切断
3.ハウジング上部の穴開け加工
4.ヘッドバンド内側へケーブル通し
5.Rightハウジングにステレオミニジャックを取り付けるための穴の拡幅
6.配線の半田付け
7.ハウジングの組み立て

↑今回デタッチャブル化の為のパーツのマル信無線電機の3.5mmステレオミニジャック MJ-073H

アマゾンで360円くらい。

今回は新規部品はこれだけであとは元の部品だけでやってます。

1、まずハウジングは表から見えるエアチャンバー部分とパッドに隠れてるドライバーをマウントしてるインナー部分の2ピースになっていて、ホットボンドで接着されているだけなんでドライヤーで側面をぐるっと数十秒温めてやればヌルッとバラせます。

2、ケーブルの切断はベースとなるRight側は5〜6センチ位で作業しやすいように余裕を持ってあまり短か過ぎない程度の長さに。

Left側は50センチくらい(Y分岐から20センチほど上流側辺り)でカット。

3、左右ハウジング、エアチャンバー側の上部にケーブルを通すための穴を開けます。

元のケーブルのY分岐から下流側の細い被覆を使うんで3mmほどの穴をピンバイスで開けます。

真ん中は裏側に補強リブモールドがあるんで↑このような位置で。

4、Leftハウジングに開けた穴にケーブルを通してヘッドバンドの内側にケーブルを通してRight側に持ってきます。

Right側から針金を通して通した先にケーブルを引っ掛けて引っ張ってやれば通せます。

それで↑この状態に。

被覆は露出してる部分だけ被せてます。

5、Right側ハウジングの元のケーブルを出す穴にステレオミニジャックを取り付けるので広げます。

リーマーでゴリゴリと削ってパーツと合わせながら。

最後にはヤスリで整えます。

6、配線の半田付け。

青がマイナスのグランドなんで左右の青配線をより合わせます。

白が右チャンネルのプラスで赤が左チャンネルのプラスです。

ステレオミニジャックのパーツを固定してそれぞれ半田付け。

一応収縮絶縁チューブでカバーしときました。

ステレオミニジャックパーツの極性はケツから観て真ん中の長いのがグランドで金色が右チャンネルプラス、銀色が左チャンネルプラスです。

6、最後に組み立て。

↑このようにケーブルが抜けないようにタイラップを巻いてストッパーにしておきます。

拡幅した穴にステレオミニジャックパーツを取り付け。

エアチャンバー内側にホットボンドをぐるっと1周付けたらインナー側ハウジングをグニュっと圧入してやります。

パッドのひっかかる溝の幅が7mmくらいになるように位置合わせします。

Right側にステレオミニジャックが付きました。

Left側ハウジングは元のケーブルを出す穴を塞ぐようにインナーとアウターの位置を少し回転させてズラしてハメ合わせれば塞げます。

出来上がり〜٩( 'ω' )و

元のケーブルが170センチ程と微妙な長さでデスクやモバイルで使うには長すぎて邪魔で、アンプから離れたソファーなりベッドなりで使うなんて時は短すぎるという感じだったんでこれで1m程度のケーブルと3m程度のケール用意しとけば使い分け出来るのでかなり使い勝手よくなります。

割と簡単に出来たんでSR80eもやっちゃおうかな。

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