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盛岡生活記

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日々変わる盛岡、その時々の風景を忘れてしまわぬよう今日もnoteに盛岡を綴っています。いつか自分が読み返した時、誰かがこのnoteを読んでくれた時、 その風景を思い出せるように。
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#文章

雨×盛岡×映画

今日は二十四節気の一つ、寒露だそうです。 暦通り、盛岡はすっかり秋らしい気温になりました。冷たい雨も降り続けています。あ、でも今はちょっと止んでる? 9月最後の日曜日、映画「人間失格」を観てきました。漫画「文豪ストレイドッグス」の影響で文学作品にドはまりしていた私としては観ないわけにはいかない作品。 (初めてちゃんと呼んだ文学作品が太宰治の人間失格でして、読んでみたら面白くて、その事を友人に伝えたら精神病んでるのかと心配されたことがあります。) ※私の文豪ストレイドッ

真冬へのワープ

夜、家で大好きな舞台のDVDを観ていたときのこと。 夜だからね~~ご近所のご迷惑にならないよう音量調整しながら観ないとね~~音声は小さめでね~~ って思ってたら、外から聞こえてくる虫の声がやたら大きくて驚いた。あれ、ほんの2週間くらい前に観てたときは全然気にならなかったのに。 たしかに、ここ数日で盛岡は一気に秋めいてきた。朝夕は涼しいし、街中で半袖を召した人は随分少なくなった。空の青さから真夏の煌めきが薄れた。 あぁ、秋が来るなぁ。盛岡の秋は短い。 紅葉前線は一瞬で通

拝啓、雨の世界の二人へ

わーーこっちの肩ずぶ濡れじゃーん、ごめんねー ちっちゃいビニール傘を閉じながら会話をしている学生カップル。 全然、まじ大丈夫だよー 夕刻、降りしきる雨、盛岡駅の地下道入り口、 なんだこの会話、あの街角で、ずるい、絵になる。 きっとあの瞬間、自分たちしかいない世界に彼ら二人はワープしていたと思う。彼らの横を通りすぎた私はきっと背景でしかなかったんだろうと思う。 付き合いたての二人なのか 付き合ってしばらく経った二人なのか 恋人でも何でもない二人なのか これから恋人に発

盛岡流週末の過ごし方

最高気温30℃の越える盛岡からお届けします。 卯月です、こんばんは。 数日前からnote再開しました。約一ヶ月、平成から令和に移り変わった期間は全く投稿できず。個人的に色々盛りだくさんな忙しい日々を送っており、そのまま季節外れのインフルエンザにかかって寝込んでいたらあっという間に一月が過ぎていきました。この話はまた後ほどnoteに書き留めようと思います。 そんな激動の一ヶ月を経て、久しぶりのゆったりとした週末。溜まっていた用事を済ませつつ、思いっきり遊んで盛岡の5月を満喫

日光と気分の関係

洗濯しなくても死ぬことはない 不健康かもしれないが生きていける でもやっぱり 洗いたての衣類は良い匂いがするし 日に当てた寝具はさっぱりしている 物であれ人であれ 日光が当たるだけで生活の質は上がるのだ 明るい時間に起きる 少しでも外に出て陽を浴びる 忘れずにいたいこと 晴れ女の私には太陽が味方してくれる 盛岡はしばらく良い天気が続きそうだ

春と夏をくるませて

真夏の深夜、アイス片手にドライブか散歩がしたかった。夜通しふらふらして朝焼けが見たかった。運転しないなら、そのままお酒を飲みたかった。 そして、だんだん朝になっていく街をどこか高いところから眺めていたかった。 学生だった頃、実家暮らしだった私はこういう「外れたこと」に強く憧れを持っていた。 時は流れ、昨年結婚した私は実家を出て二人暮らしをしている。二人で過ごす初めての春だ。 今日の盛岡はとても暖かく、ストッキングにパンプス、薄手の上着1枚で出歩けるのが嬉しかった。なっ

愛ある音楽家集団、盛岡へ

言葉に嘘がない 愛していますに嘘がない 敵を作らない、むしろ敵がいない チームの連携プレーが見える 人の温かさとか優しさとか包容力とか、 形のない概念に輪郭をあてがって現れる姿 負のエネルギーを感じ得ない 愛が見える そんな圧倒的幸福バンドの名は、sumika 盛岡公演行ってきました、余韻が残りすぎてる