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地方の観光業に追い風になりそうな、自家用車での送迎のサービスの規制緩和と喜多方の400円タクシー

今日から日本版のライドシェアが始まりましたが、旅館などの自家用車での送迎の帰省も緩和されるたみたいです。

私は東京に住んでいるのですが、2017年に地方での活動も始めて、旅館に泊まったり、地域でのいろいろな活動をするなかで、こういった、自家用車での送迎の規制があることを知りました。

この規制があることで、行動が制限されるというか、もっとできたはずのサービスが制限された面は大きかったと思います。安全面を考慮してのことだとは思いますが。

送迎の途中で、お土産屋さんに寄ってくれたとか、美味しいパン屋さんを教えてもらったとか、ちょっとした思い出がもう一つできたら、旅の印象がさらに良くなりますよね。リピートするかどうかはこういうところからだと思います。

厳しめだったこの規制が緩和されたので良かったと思います。

ちなみに今、私の出身地の喜多方では、喜多方市内の移動限定で、400円で使えるタクシーがあるそうです。住民でなくても使えます。

多少の制限があって、喜多方の市街地から市街地へ移動することはできないのと利用時間は7時~19時の平日のみですが、使い方によっては便利に使えそうです。

例えば、私の実家があるのは喜多方市塩川町という、2000年代に喜多方市に吸収合併された町です。

塩川町は、会津藩の川港として栄えた町で、今は、喜多方にも会津若松にもアクセスがいいベットタウンです。

ところで喜多方市には、会津大仏や、長床といった観光地があるのですが、この2つは、喜多方駅から歩くのは厳しい距離にあります。

そういうときに、この400円のタクシーが使えます。長床であれば、喜多方駅まで行かなくても、手前の塩川駅で降りて、そこからAIオンデマンド交通を使った方が近いです。

会津若松駅から喜多方市に向かって電車に乗って、途中の塩川駅で降りて、塩川駅から、400円タクシーを使えば、例えばこんなルートで観光が楽しめます。

会津若松駅 → 塩川駅 → 長床 → 山都町 → 会津大仏 → 喜多方駅 →会津若松駅

塩川駅付近はコンビニなどがないので、おやつなどは会津若松駅で調達しておくことをオススメします。塩川駅からタクシーで長床に向かいます。

長床は、喜多方がPRしている観光スポットです。銀杏の時期がきれいで有名です。併設の熊野神社宝物殿では国、県指定文化財を見ることもできます。

長床でお参りをしたり文化財を見た後は、タクシーで山都町へ。

山都町は十割蕎麦が有名です。塩川町同様2000年代に喜多方に吸収合併された町で、趣があるところです。

十割蕎麦と喜多方ラーメンとどちらを選ぶか悩ましいところですが、山都蕎麦も一度は食べてみてもいいと思います。

なお、山都は山の中にあって、雪が多いので、秋までの観光がオススメです。

山都町で蕎麦を食べたら、タクシーで移動して、黄金の会津大仏を見て、時間があったら、熱塩温泉で、日帰り入浴、宿泊してもいいと思います。

最後に喜多方駅に戻って、そこから電車で会津若松駅に向かいます。

喜多方のお土産は、喜多方駅前の甲斐商店で買うことができます。喜多方にある全ての酒蔵の日本酒がそろっているほか、ちょっとした小物やお菓子も売っています。

喜多方といえば、ラーメンは知られていても、日本酒は全く有名ではありませんが、日本酒も美味しいです。

山都の十割蕎麦と、喜多方の日本酒の話ができたら、喜多方の中級者以上と言えるのではないでしょうか。

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