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写真は先月・今月くらいの私。
社長・利根川くんが撮影してくれたもの。

ここ最近は近所の廃墟でばかり撮影していて創作意欲に欠けているんで、自分を律するべく、いま北海道の廃墟や炭鉱、廃線について猛勉強してます(`・ω・´)
実家に寄りつつ、今週末から探検に行ってくるぞ!

北海道には昭和炭鉱と言う名所があるんですが、日本でも珍しい、トンネルの中に商店街が並んでいる『隧道マーケット』と言うのがあるんです。

すごく行きたいんですが、ネットで調べると獣道を1時間以上歩き、場所によっては胸まで水に浸かって進んだりしてるみたいで…女1人では難しいな(´・ω・`)北海道の廃墟は熊の恐怖と隣り合わせだしなぁ

大人の男性が熊の気配に怯えて、B'zの『ウルトラソウル』や『お嫁サンバ』を必死に歌いながら進んでも、怖くてめげて帰ってくるレベルのようだ…
R&Rの持ち歌はロングトーンが多いから、熊も飽きて襲い掛かって来そうだしなぁ(´・ω・`)

昭和炭鉱の近所に、浅野・雨竜炭鉱と言うのもあり、ここはオカンの故郷でもある。
ここが廃村になって、ダムに沈んだのが私が幼少の頃。

当時、オカンは最後に故郷を見たいと言って、ダムに沈む直前にお弁当を作ってオトン・オカン・私で廃墟ピクニックに行ったのだが、私も別に幼少から廃墟マニアだった訳ではない。

ダムに沈む前日とか、秋で熊が冬眠前に食いだめをするとか、そんな時期で

「ダムのテストシュート的に水が突然流れてきたら、どうしよう」
「こんな無人の廃墟でカラアゲやサンドイッチを広げて、熊に襲われたらどうするんだ」

とブルガクで、現地に居たがるオカンをよそに、大泣きして早々に切り上げてしもうた。
ビビリすぎて、たまごっち無くした。

オカンも、ばーちゃんも年老いた。
近い将来、早く現地の写真を撮ってきて、見せてあげたいと思っているのだ。

どうせ、「あっ、そう」で終わるだろう。
シオン家で感受性豊かなのは、私だけである。

皆様ご存知のように、私は廃墟が大好きで、ホームページのギャラリーのほとんどは廃墟で撮影したものなのだけれど、これがなかなか大変なのである。

私の場合、廃墟好きの共通趣味を持つ友人がほとんど居ないので、自分で場所を探している。

具体的には、ネットで情報を調べて、グーグルマップ&グーグルアースの二刀流で、航空写真で見て、それっぽいのを探すwww

近場なら、まず下見にラフな格好で1人で出かける訳だけど、遠出する場合、時間もないので記念写真を撮れるか、撮れないかも解らないまま、撮影用の濃いメイクをして、厚底で、明らかに様子のおかしい格好で、レンタカーを自分で運転して行ったりするwww

地図を見ながら、その先に廃墟があるかないか解らないまま、自分の身長よりも高い草が生えている中を、ミニスカートで傷だらけになりながら突っ込むwww

いざ写真撮影しても、長時間のドライビングで<丶´Д`>ゲッソリしていたり、セルフ撮りの技術が無かったりで、あんまりいい写真が残らない時もあり、最終的にブログを見た友人に「この写真は老けてる」、カメラ趣味の人に「この構図は良くない」等と指摘を受けるときもある。

廃墟ブームになってから長いし「廃墟が好き!」「廃墟で写真を撮りたい!」と言う人は昨今多いのだけれど、自分で探してまで行って、写真を撮ると言う人は少ない。
特に女性や、モデルさんになると、ほとんど居ない。

なので私が廃墟好きをアピールすればするほど、「何処で撮影したのか」、「その場所に行く方法を教えてくれ」、「私も連れて行ってくれ」、「誰か写真を撮ってくれる人を探してくれ」と言う話になるだけだし、一緒に場所を探して、作品作りをしようよ、なんて方向にはならない。

ものづくり精神が薄い人と廃墟に行くと、ズボンを履いたオッサンがぼーっとしている中、ミニスカート生足で私が背丈ほどの草を刈ったり抜いたりして先陣切って進まなければならなくなる。

私が薄暗い早朝から車を運転して、女の子は車中で寝てて、「まだ着かないの?」とか、ザラ。

「手伝ってくれ!」と言ったところで、「何をしていいか解らない」と言われるだけだろうし、ものを生み出さない人たちに、その事を嘆いても仕方が無い。それが普通なのだと思う。
私だって、何をしていいか解らないまま、その先に何があるか解らないまま、怪我して進んどるわい。

たかだか廃墟写真なのだけど、自分で道を切り開いて、自分で見つけた人以外には価値もないし、なるべくカンタンに、手間を省いて良い写真が撮れるのがベストなんだろうなと思う。

私自身にも、写真を見た人から届く感想メールのほとんどは「足が綺麗」とか、「カワイイ!私もそうなりたい」とかで、これも非常に創作意欲を削ぐ。
化粧直しもしてないし、ガラス片の上とかを歩く想定の洋服を着ているし、むしろ可愛く写るのを諦めてやってるのが醍醐味なんだけど…

私もある意味、写真自体にあまり興味がある方ではなく、『この写真1枚に至るまでのプロセス』が私個人の中で大事なのだけれど、そんなことはまず100%受け手には伝わらん。

不可能なのだけど、昔から、『世界にある道路のすべてを通ってみたい』と漠然と思う。
別に、なんの意味もないけど。
なんの評価も期待しないけど。

音楽も、なんでも然り。
創作活動は無駄と徒労の連続であると思って間違いない。
それでも好きなら続けるしかない。

ホームページでは既にお知らせを出していますが、秋のデザインフェスタのライブステージに申し込みしまして、無事当選したですよ。

デザフェスが始まってから、もう10年くらいになるでしょうか?
デザフェスが割とまだマイナーな頃にファッションショー等で出ていて、デザフェスが爆発的に流行ると同時に飽きてしまい、しばらくは一般入場で買い物に行く程度でした。

出展料が高くて一個人では出展しづらくなり、プロや業者の流入が激しく、マイノリティな魅力が減っている。
過去はアート作品を展示するブースが多かったのだけれど、最近は物を売るブースばかり。

強引にチラシを押し付ける、客引きが強いブースも多く、昔より、「相互に自己紹介しあって、クリエイター友達を増やそう」と言う風潮も非常に薄くなっているように思います。

それでも今、デザフェスに出たい!
と言う気持ちが高まりまして…

出展料も1人で払うにはかなり高いんですが、貯金崩してレッツトライ<丶´Д`>ゲッソリ!

最近はM3(同人インディーズCD即売会)に何度か出ていて、M3で人と知り合う中で、「どうしてM3に出ようと思ったの?」と言う質問をしたんですけど、

「CDが売れるから」
「ライブやっても人が来ないから」

と全員が口を揃えて言うことに、あまりに反骨精神が芽生えましてwww
CDが売れて金に換えられればいいのかよwww

お客さん相手にじゃなくて、製作者同士の会話だから本音を出したのかもしれんが、「色々な人と知り合えるから、お客さんの顔を見られるからM3に出てる」とか言ってくれよwww

とにかく私は、お金が無くても、デザフェスに出るんだ…\(^o^)/!!

ものを売ること自体ではなく、表現活動の場に投資をする心意気を忘れない…!!

Rose&Rosaryは、ZILLとデザフェス会場で知り合った事から始まっています。
高宮梓や、緋月麻里亜や、私が自信を持ってすごいヤツだ、と言える友達と知り会ったのもデザフェス。

当初は、まりちゃんが作った『るなぱあく』の衣装のファッションショーモデルとしてデザフェスに出ていたのですが、デザフェスの面白さに大感激していて、まりちゃんが

「みんなで記念撮影したりして、一緒にブース回ろうよ!」

と言ってる中、

「みんなとゆっくり回ってたら、全部のブースが見切れないから嫌だっ\(^o^)/」

と1人単独行動に走って、デザフェスのカタログ見ながらZILLの前バンドのライブを拝見し、ライブが終わって「CDいかがですか〜」話しかけてきたZILLに

「ライブは悪くなかったけど、あんたんとこのCD売れてないんだね!人気ないんだね\(^o^)/とても可哀想だから、1枚買うよ!ホラよ1000円!」

などと返事し、軽くZILLをイラつかせて彼の脳裏に「コイツ何なの、帰ったらネット検索で調べてみよう…」と思わせなければ、いま、皆様のお手元にあるRose&RosaryCDはこの世に出て来なかったんですね〜\(^o^)/運命ですね〜

そんときのZILLと同じ年齢に、今年私もなったんですね。

そのとき、彼は既に大手レコードメーカーの1フロア全部を1人で占有する、凄腕のレコーディングエンジニアだったんですね。
フカフカのソファに座り、飲み放題のお茶やコーヒー出る機械、食べ放題のお煎餅やチョコのお盆を1人で占有しながらヤツは悠々と仕事していた。

なんとバブリー。

当時、学生だった私は「なるほど!これが大人の職場か!私も大人になったら、こうなるんだな!」と思っていたが、そんなわけなかった。

周りを見渡しても、私の友達、みんなも誰も、ZILLに勝ててない。

あれ、おかしいな…

おかしい…

これが、今回のデザフェス出演の契機になったそうな…

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