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社会人ならNetflixで必ず見るべき3つのドラマ

数多の有名作品が網羅されているNetflixの中で、外資系企業で働いてきた私が社会人におススメするTOP3のドラマを取り上げたいと思います。

第3位: NARCOS (ナルコス)コロンビア編

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コロンビアでアメリカに麻薬を供給する麻薬組織と、アメリカから派遣された麻薬取締捜査官達の戦いを実話に基づいて描いたドラマです。

そもそもナルコス(NARCOS)とはNarcoという英語の通り、麻薬密売人のことです。コロンビア編はシーズン1-3までありますが、一番の主人公はなんといってもパブロ・エスコバルという最盛期にはForbes誌(フォーブス)が選ぶ世界の大富豪ランキングで第7位として取り上げられたことのある麻薬王です。(ちなみにトランプ大統領は2019年版のフォーブス誌ランキングで715位...)

彼がコカインによって莫大な富を築き上げ、権力を掌握しようとする過程を描いていますが、それだけでは正直「他の麻薬ドラマと大差ないじゃん」と思われる方が多いと思います。では、なぜナルコスが面白いのか??私が考える一番の理由は、実話に基づいているにも関わらずフィクションドラマのスケールを遥かに超えてくる内容となっているから、だと思います。

一つ例を挙げるとすれば、自分の身をアメリカから守るために、コロンビア政府と交渉し、自らが作った「ラ・カテドラル」と称される自分専用の刑務所に収監されるのです。そこにはエスコバルの部屋があり、ベッドやソファが完備してあるとともに、刑務所内にはサッカー場やディスコも存在していました。看守や他の囚人もエスコバルによって選ばれており、コロンビア警察は周囲3キロ以内に立ち入ることさえ禁止されるなど、政府も介入できない状態を作りだし、そこで豪華なパーティーを行い美女を呼んで乱交をしていたのです。

他にも、政府施設や旅客機への爆破テロ、敵対する大統領候補の暗殺など枚挙にいとまがありませんが、世界各国のニュースに取り上げられていたこと、また彼を題材とした映画やドキュメンタリーも存在するなど、人を惹き付けて離さない要素が彼を形作っていると言えます。社会人として人を率いていく際の「カリスマ性」というものが何か、このドラマから学ぶことができると私は思います。

第2位: Suits (スーツ)

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既にご存知の方も多い、アメリカのリーガル・ドラマの王道と言える作品だと思います。知名度の高い中でなぜあえて、このドラマを社会人向けの1本に選ぶのかというと会社での「自分の強みの出し方」を学べる最良のドラマだと考えるからです。

個性の強いキャラクターが揃っているニューヨーク、マンハッタンの大手法律事務所ピアソン・ハードマンで働く一匹狼の敏腕のハーヴィー・スペクターが、シニア・パートナーへの昇進と引き換えに部下を雇うことになったことから弁護士資格のない天才マイク・ロスと出会い、タッグを組みながら次々と訴訟に挑んでいくという形で物語は進んでいきます。

その過程で、金融知識に奏でたハーバード・ロースクール卒でハーヴィーにライバル心を燃やすルイスや、社内外問わずありとあらゆる情報網を持ったハーヴィーの美人秘書であるドナ、弁護士になることを目指しながらパラ・リーガルとしてアシスタント業務に励むレイチェルといった人物たちが絡みながら、訴訟での勝利、ひいてはそれぞれの社内での出世に向けて、時には激しくぶつかりながら力を合わせていく様子が見ものです。

第1位: House of Cards (ハウス・オブ・カード 野望の階段)

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私の中でNetflixドラマの中で圧倒的No.1はこのハウス・オブ・カードです。(海外ドラマの全体で考えてもゲーム・オブ・スローンズと1、2位を争うと思います)

ケビン・スペイシー演じるフランク・アンダーウッドとロビン・ライト演じるクレア・アンダーウッドの夫妻が大統領へと上り詰めていく過程を描いています。このドラマの一番の見どころはなんといってもフランクの「勝ちへの執念と、そうするための徹底的な冷酷さ」です。

サウスカロライナ州の下院議員だったフランクは、大統領候補のウォーカーを支援し、彼が当選したあかつきには国務長官のポストを得る約束をしていたが、ウォーカーが大統領当選後、その約束を裏切ったことからホワイトハウス入りを目指すために権謀術数を駆使し始め、最終的には大統領へと上り詰めていきます。

私がこのドラマを初めてみたのは2016年で、当時はちょうどアメリカ大統領選挙で共和党候補のドナルド・トランプと、民主党候補のヒラリー・クリントンが当選に向けて戦っていた時期です。当時アメリカで生活していた私は、このドラマのフランク・アンダーウッドとドナルド・トランプをよく重ねて選挙戦を見ていたことを記憶しています。2020年は再びアメリカ大統領選挙の年です。「勝ちにこだわる」とは何か、そして世界経済に大きな影響を与える大統領選挙とはアメリカ人にとって何かが腹落ちできる至極のドラマだと断言できます。

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