見出し画像

#77 脱炭素社会に向けたスゴイ技術!「人工光合成」とは!?

この番組では、様々な切り口から、これからの紙の価値を考えたり、紙にまつわる情報、たまに紙に全く関係ない情報を発信しています。

さて、本日は、「人工光合成」という聞きなれないワードについて解説していきたいと思います。

「人工」の「光合成」で「人工光合成」です。
「人によってつくられた光合成」…ちょっとイメージ付かないですよね。

人工光合成についてお話しする前に、光合成について解説していきたいと思います。
一般的に皆さんがイメージする光合成は、「酸素発生型光合成」と呼ばれています。
これは、植物などが光のエネルギーを使って、水を分解して酸素を放出します。
この時、酸素と一緒にATPとNADPHというものが生成されます。
ATPとNADPHです。はい、ぼくも良く分かっていませんので、一旦無視してください(笑)このATPとNADPHを二酸化炭素とガッチャンコして養分にする。
ここまでが、光合成の大きな流れです。

もう一度言います。
植物が光のエネルギーを使って、水を分解して酸素を放出します。その時に一緒にできたATPとNADPHを二酸化炭素とガッチャンコして養分にする。
これが、光合成です。

この光合成を人の手で作ったものが、「人工光合成」です。
はい、この人工光合成で優れた技術を持っているのが、日本が世界に誇るTOYOTAです。
すげーですね、TOYOTA。
車をつくっているだけじゃないんですね。

では、人工光合成についてみていきましょう。
まずは、太陽光を太陽電池にあてて電子をつくります。
次に、二酸化炭素を溶かした水溶液に「酸化電極」と「還元電極」を沈めます。
「酸化電極」と「還元電極」については、僕も良く分かっていないので、話を進めます(笑)
「酸化電極」では、水を酸化させて、酸素と水素イオンをつくります。
「還元電極」では、二酸化炭素と水素イオンと電子の反応によって「ギ酸」をつくります。
お察しの通り、「ギ酸」については、一切分かっていないので、聞かないでください(笑)
いわゆる、光合成を科学の力で人工的に作っちゃったよ、ということです。
それさえ分かっていれば、OKです。

そしてこの人工光合成ですが、年々すごくなっており、2020年時点で同じ面積に換算したスギの林と比べて、なんと、驚異の約100倍の二酸化炭素を吸収することに成功したのです。
100倍ですよ。
半端ないですね。
しかし、まだいくつかの技術的課題があり、実用化に持っていけないそうです。
しかし、この技術が実用化できれば、脱炭素社会へ向けた大きな一歩になりそうですね。
期待しましょう。

はい、という訳で今回は「人工光合成」について解説してきました。
もっと詳しく知りたい、という方は、TOYOTAのホームページなどをご覧ください。(株式会社豊田中央研究所HP
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーー

「紙の価値を再定義する」をミッションに、現代の紙の価値を問い直す、RETHINK PAPER PROJECT!
noteの他、Podcastでもお楽しみいただけます。
▼"Spotify"はこちら
https://open.spotify.com/show/0DFWKdqMC4qlCdj7M8CQpo
▼"Apple Podcasts"はこちら
https://podcasts.apple.com/us/podcast/rethink-paper-project/id1585898145

ーーーーーーーーーー

記事に興味を持っていただけましたら、「いいね」や「フォロー」をしていただけると嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?