落下空間における怪我・傷害に対する保護

こんにちは。本日も素敵な一日になりますことを願っております。

遊具から落下した際に落下している間に通過するであろう空間内に障害物や突出し部分が存在すると落下中のどうにもならない状態でこれらに衝突した場合、怪我・傷害の重症度が高くなります。

今回は、遊具から落下して落下空間内を通る利用者＝子どもを保護するための必要な条件を記述させて頂きます。

BSI EN-1176-1: 2017（34頁）によれば

落下空間における怪我・傷害に対する保護

落下空間には、利用者が落下して、怪我・傷害を負う可能性のある障害物、例えば、隣接する遊具の一部と同じ高さに揃っていない支柱や露出した基礎が含まれていてはなりません（基礎に関する要件を参照）。

注記1：打ち身や捻挫などのような怪我・傷害はあらゆる状況において起こり得るので、この要件の目的は、打ち身や捻挫などを引き起こす可能性のある軽微な打撃や衝突から利用者を保護することではありません。

以下のような遊び構造の一部は、落下空間内にあることが許可されています。
－       600mm未満の自由落下高さの高低差のある遊び構造に隣接する一部
－       利用者を支えたり収容したりする、又は利用者がバランスを保持する助けとなる遊具の一部
－       水平から60°以上傾斜した遊具の一部

注記2：この場合、落下する利用者は、遊具の一部と斜めに接触するだけです。