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挟み込みの試験方法〔衣服の挟み込み(トグル試験)〕について

おはようございます。本日も素敵な一日になりますように願っております。

前々回から以前の記事”遊具点検用プローブについて”内でご紹介しているプローブを使用しての挟み込みの試験方法をシリーズで説明させて頂いてます。今回は衣服の挟み込みに関して記述させて頂きたいと存じます。

トグルとは、あまり聞き慣れない言葉ですが、留め木を意味する”toggle"になります。ウェブ情報によれば、衣服においてダッフルコートに前合わせを留めるために使用されるトグルボタンように代表されるように、鉤爪のような水牛の角の形状または長細い浮きの形状のボタンで輪っか状の(革)紐に通すことでボタンの役割を果たしますが元々ダッフルコートが漁師や英国海軍の防寒着として使用されたこともあり、手袋をしていても簡単に外せることが特徴です。

BSI EN-1176-1:2017の附属書D(73-87頁)によれば、

衣服の挟み込み(トグル試験)の試験方法

器具

下記の試験装置の図に示すような試験装置、含まれるのは、
-      トグルの下記図に示す、適切な材料であることが判明しているポリアミド(PA)(例えば、ナイロン) 、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から作られています。
-      チェーン、下記図;チェーンに示されています。
-      カラー(首輪)は、着脱可能で滑りが良い。
-    ポ ー ル

凡例 1:ポール 2:チェーン 3:トグル 4:カラー(首輪)
完全な試験装置
チェーン
トグル

試験装置の図

手順

スライド

次の図:スライド上の試験装置の位置に示すように、スライドの開始部分、開始部分の(滑走する)移行点から200 mm、適切な横方向の位置に試験装置を垂直に配置します。

幅が400 mmを超えるスライドの場合、次の図:スライド上の試験装置の位置に示すように、スライドベッドウェイ(滑走路床)の両端の両側にベースを置いて試験を2回実施するものとします。
追加の力や影響を与えることなく、範囲内のすべての位置に自重の作用下でトグルとチェーンを無作為に配置します。

注記 :本試験の目的は、服装トグルの自然な動きを再現することです。

試験装置が進行を妨げられた場合は、強制的に移動(慣性運動)する方向に最大50Nの力を加えます。 装置が解放された場合、装置内のこの位置が試験に合格になります。

トグルまたはチェーンの挟み込みが発生する場所を記録して報告します。

凡例 1:センターライン
狭いスライド
幅広スライド

スライド上の試験装置の位置の図

ファイアーマンポール

a)およびb)に従い、試験装置の2つの異なる位置で試験を行う:

a)完全な試験装置(上記図;完全な試験装置参照)):
試験装置を、ファイアーマンポールに最も近い箇所のプラットフォームの縁に垂直に配置します。
b)トグル/チェーン:
トグル/チェーンを完全な装置から取り外し、それが隣接するプラットフォームの表面より1,800mm高い点またはポール上の最も高い点が1,800mm未満になる場合は、その最も高い位置にくるように配置します(次の図;ファイアーマンポールの試験装置の位置参照)。

a)に示す試験装置を使用して、b)に示されているように、追加の力または影響を与えることなく、範囲内のすべての位置に自重の作用下でトグルおよびチェーンを無作為に配置します。

注記 このテストの目的は、服装トグルの自然な動きを再現することである。
試験装置が進行を妨げられた場合は、強制的に移動(慣性運動)する方向に最大50Nの力を加えます。装置が解放された場合、装置内のこの位置が試験に合格になります。

ファイアーマンポールの全長にわたり、地面から1000 mmの地点に下がるまでb)に示されているような試験を繰り返します。
トグルまたはチェーンの挟み込みが発生する場所を記録して報告します。

凡例 1:開始するプラットフォーム
ファイアーマンポールの試験装置の位置の図

屋 根
  

トグル、チェーン、およびカラー(首輪)を完全な試験装置のポールから取り外します(上記の器具の項目参照)。 追加の力や影響を与えることなく、自重の作用下でトグルとチェーンを屋根の頂点でまたは表面に沿ったすべての位置に無作為に配置します。

トグルまたはチェーンが外れるのに抵抗がある場合は、利用者の滑る可能性のある方向に最大50Nの力を加えます。 トグルとチェーンが解放されている場合、装置内のこの位置が試験に合格になります。
トグルまたはチェーンの挟み込めが発生する場所を記録して報告します。