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遊び場や遊具における挟み込み(エントラップメント)とは?

こんにちは、今日も良い一日になりますことを願っております。

挟み込み(エントラップメント:Entrapment)の定義は、
”身体、身体の一部、または衣服が挟まった状態になることによって生じる危険(ハザード)”であります。(BSI EN-1176-1: 2017 12頁抜粋)つまり、遊び場・遊具で利用者である子どもが自力で脱出できない場所を指します。

海外からのニュースで時々、窓の外柵に頭が挟まってしまって、窓の外側で宙吊りになってしまっている幼児を多くの大人で救出したとか、狭い建物の隙間に子ども(大人の場合もある)嵌ってしまい消防隊員などが建物の一部を破壊して救出したといったことを耳にします。このような挟まったり、嵌り込んでしまう危険な隙間/空間は遊び場、遊具上に存在します。それらは、重症度の高い怪我・傷害を引き起こす可能性が大いにあります故、危険な挟み込み寸法を明確に規定して、重症度の高い怪我・障害が発生しないように解消しておかなければなりません。

頭や首だけでなく、全身や指または足/脚の挟み込みがあります。嵌り込む身体の一部によって挟み込む隙間/空間の寸法の規定が設けられております。この規定された挟み込み寸法につきましては、後日説明させていただきたいと存じます。