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遊具へのアクセス手段である階段の安全要件について

おはようございます。今日も良い一日になりますことを願っております。

遊具における容易なアクセス可能な手段としての階段についての安全要件を記述させて頂きます。

BSI EN-1176-1: 2017(37頁)によれば

階 段 (stairs)


600mmを超える自由落下高さの階段は、本規格の落下に対する保護の要件に適合していなければなりません。ガードレールおよび/またはバリアが、最初の踏み板(ステップ)から提供され、掴まりの要件に適合するか、又は手すりが提供されているものとします。
注記1:これは、階段の全体に亘りハンドサポートの利用可能であることを保証するためです。

高さ1000mmまでのプラットフォームにつながる階段に関して、踏み面の中央から測定した時に、ガードレール下の隙間が600mm未満であるならば、ガードレールはバリアに置き換えることができます。
注記2:1000mmを超えるプラットフォームでは、ガードレールとバリアの組み合わせが可能です。注記3:厚さが60 mm未満のパネル型のバリアは、掴まり要件に準拠しているとみなされます。

階段の傾きは一定でなければなりません。開口部は、本規格内に示されたエントラップメントの要件に適合するものとします。踏み板は等間隔でなければならない上、均一構造でなければなりません、更に±3°以内で水平でなければなりません。

図解:階段の部品

凡例
a            踏み面
b            蹴上げ
注記:蹴上げの隙間を埋める必要はありません

立つのに十分な空間を提供するために、踏み面の突出は140mm以上、踏板の奥行は110mm以上あるものとします。

図解:踏み面の突出と奥行

階段一組の全体的な高さが地上水準より2000mmを超える場合、中間の踊り場は2000mmを超えない高さ間隔で提供されなければなりません。中間の踊り場は少なくとも階段と同じ幅で、少なくとも1000mmの長さがあるものとします。