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Non-IT企業の経理マンがRPAツール『UiPath』のユーザーコミュニティ運営になるまで

みなさん、こんにちは。
たいどん@RPAがんばる(@rpa_accounting)と申します。
大阪の製造業の会社で経理マンとして働きながら、UiPathでRPAを作って職場で動かしたり、UiPath Friends関西の運営メンバーをしたりしています。

今回はUiPath Friendsアドベントカレンダー企画にかこつけて、2021年1月29日(金)に開催します『第3回UiPathFriends関西 ~関西から全国へ!たこ焼きを焦がすほどの熱いUiPath愛をお届け!~』の宣伝のため筆を執りました。

「とにかく宣伝のために書く!」と意気込んでカレンダーに名前を埋めたものの、他の方のように技術面での蓄積があるわけでなく、皆様のUiPathライフに役立つ情報を持っているわけでもありません。
そんな私が唯一共有できそうなのが「Non-IT職の立場でIT系のコミュニティ運営メンバーになる経験」でしたので、今回は恥を忍んで「UiPath Friends運営になったモチベーション」の話を納めさせていただきます。
(UiPath Friendsアドベントカレンダーだから、コミュニティ活動話もいいよね 汗)
技術ネタを期待されていましたら大変恐縮ですが、ご笑納いただけますと幸いです。

1. UiPathに取り組みだしたきっかけ

そもそもUiPathを知ったのが2017年の夏、転職して間もないくせに経理の繰り返し業務にうんざりしていた頃、導入を検討していると職場で見せられたデモに衝撃を受けたのを今も鮮明に覚えています。
同僚たちも「自分たちがやるような操作を再現する技術」には感心した様子でしたが、私の場合はむしろ「ユーザーが作ったグラフィカルで分かり易い設計図(=ワークフロー)でロボットがパタパタと作業をこなしていく」姿に感動し、VBAを齧っていたこともあり、「これは自分たちのようなNon-IT職の人間でも使えて、業務を改善するのに役立つものだ」と確信しました。

この時の感動・確信がそのとおりのものだったかどうかはともかく、この日をきっかけにRPA・UiPathにハマっていくことになりました。

2.  独学奮闘/苦闘期

とはいえ、みなさんご想像の通りIT職未経験からの独学がすんなり進むわけがありません。
デモを見て半年ほど経った2017年12月頃にCommunity版・UiPath Academyの存在を知り意気揚々チャレンジするも『あの頃の』Academyに打ちのめされて早々に挫折(2017年12月頃)。
※『あの頃の』Academyは、英語のトレーニング教材に日本語字幕をつけただけという代物で、画面と字幕のズレがすごかった。↓くらい(誇大広告)

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その後UWSCやVBAなど別の効率化技術に浮気しつつ、Activityの日本語化・Academyのコンテンツ改善の噂を聞き勉強を再開(2018年12月頃)、「できるUiPath 実践RPA」(清水理史/インプレス)が出版された時は直後に購入、一通り写経する日々を過ごし、安定的に作りたいロボットがなんとか作れるようになったのがその年の春頃で、気付けばUiPathとの出会いから数えると2年弱が経っていました。
※安定して稼働するロボットが作れるようになったとは言っていない。今も言えない(汗

3. ルイーダの酒場梅田UiPath支店は閑古鳥

ひとまず一人でロボットを完成させられるまでにはなりましたが、今度は勉強を続けるモチベーションが危機に見舞われます。

何しろ会社からやれと言われて始めたわけでもないので、どれだけ挑戦したくでも、就業時間中に勝手に仕事で使うアプリの自動化をするわけにはいきません(そもそも情報セキュリティ的にアウト)。
とはいえ自宅で独学を続けようにも、やりたいことに挑戦できるわけでもなく、「次に何をするべきか」と悩むことが増えました。

また、せっかく勉強した技術を活かすべく、ユーザー部門開発のプレゼン準備がてら周囲を巻き込んで自動化テーマの検討を進めようとしていましたが、RPAに興味のある人間はおらず、むしろ懐疑的な反応をされることしばしば。職場でUiPath仲間を見つけることは望み薄でした。

なにより、単純に「UiPathについて誰かと話したい!」というフラストレーションも強くなっていました。とにかく惚れ込んだツールの良いところもも悪いところも誰かと話したい。話してまた新しいことを学ぶ力にしたい。

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そんな日々の中、ネットで勉強会告知サイトを覗いて「UiPath」で検索する日々。世の中も徐々にRPAブームが盛り上がり始め、表示される検索結果の件数も増えていきました、が、

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・・・本当に夕日に向かって叫ぶまではしませんでしたが、あの頃の心象風景はまさに↑のような状態でした。

この時の悔しいやら寂しいやらやるせなくて憤るやらの感情がないまぜになり、いつしか「誰かのイベントを待つのではなく、自分がやりたいイベントをやればいいじゃないか」に昇華し、「俺が、俺こそが、関西に東京と同等のUiPathイベントをもたらしてやる!」というよく分からない思い込みになり、そして今日に至ります。

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ちなみに、この東京コンプレックスはUiPath Friends運営メンバーになってもなお軽減されることなく、「東京より実りのあるイベントにしたい!」という闘志に変わって今も燃え続けているのでした。

4. 今こそ地域コミュニティを!

さて、つらつらと思い出話(と根深い東京コンプレックス)を語ったところで、最後に改めて「第3回UiPath Friends関西」の宣伝をさせてください。

2020年1月30日に開催した「第1回」から1周年記念となる今回は、
「関西のUiPath愛」を全国にお届けします!

全国規模でのオンラインイベントが当たり前になった今ですが、だからこそ同時代・同地域の仲間との絆を深め、励まし、この困難を乗り越える力にしたいと鋭意準備中です。

もちろん関西以外の地域の皆様にも楽しめる内容になっていますので、是非皆様ご参加ください!


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