ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45

00:00 1. Selig sind, die da Leid tragen
09:15 2. Denn alles Fleisch 
23:13 3. Herr, lehre doch mich
32:49 4. Wie lieblich sind deine Wohnungen
37:43 5. Ihr habt nun Traurigkeit
44:11 6. Denn wir haben hie
55:55 7. Selig sind die Toten

1. 第1曲 幸いなるかな、悲しみを抱くものは
2. 第2曲 肉はみな、草のごとく
3. 第3曲 主よ、我が終わりと、我が日の数の
4. 第4曲 万軍の主よ、あなたの住まいは
5. 第5曲 このように、あなた方にも今は
6. 第6曲 この地上に永遠の都はない
7. 第7曲 今から後、主にあって死ぬ死人は幸いである

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドイツ・レクイエム(ドイツ語: Ein deutsches Requiem)作品45は、ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが作曲したオーケストラと合唱、およびソプラノ・バリトンの独唱による宗教曲。1868年に完成し、翌年1869年初演された。全7曲で構成され、歌詞はドイツ語。

通常レクイエムはカトリック教会において死者の安息を神に願う典礼音楽のことであり、ラテン語の祈祷文に従って作曲される。しかし、ハンブルクで生まれ、ウィーンで没したブラームスはルター派信徒であるため、ルター聖書のドイツ語版の文言から、ブラームス自身が選んだ旧約聖書と新約聖書のドイツ語章句を歌詞として使用している。 これは、メンデルスゾーンが1840年に作曲した交響曲第2番『讃歌』ですでに行われた手法である。

また、演奏会用作品として作曲され、典礼音楽として使うことは考えられていないのが大きな特徴として挙げられる。ブラームス自身も、「キリストの復活に関わる部分は注意深く除いた」と語っている。

ポリフォニーが巧みに活かされた作品であり、初期作品ピアノ協奏曲第1番の第3楽章にも見られるようなバロック音楽、特に大バッハやハインリヒ・シュッツ(シュッツも、「ドイツ・レクイエム」を作曲している)の影響が顕著に見て取れる。また第1曲の旋律が全曲にわたり用いられており、楽曲構成にも統一が意図されている。

なお、この曲の理解者で1868年に一部演奏を担当した指揮者カール・マルティン・ラインターラーは、ブラームスの詞の選択に納得がいかず、ヘンデルの『メサイア』のソプラノによるアリア「私は知る、私を贖う者は生きておられる」を挿入した。

作曲の経緯と初演

この曲は1857年頃から書かれ始めた。この曲が構想されたきっかけは、1856年に自らを世に出してくれた恩人ロベルト・シューマンが死去したことにあったと言われている。1857-59年には早くも現在の第2楽章を完成させるが、そこからは進まなかった。しかし、1865年、ブラームスの母が死去し、これが彼に曲の製作を急がせることとなった。

まず、初演2年前の1867年12月1日、作曲されていた第1曲から第4曲までのうち、最初の3つの楽章の試演が、ヨハン・ヘルベックの指揮によりウィーン楽友協会で行われたが、演奏がうまくいかず聴衆の罵声を浴びて失敗した。エドゥアルト・ハンスリックもこの時、皮肉を込めた批評を書いている。しかしブラームスは諦めることなく作曲を続けて、第6曲と第7曲を書き上げ、初演1年前の1868年4月10日、ブレーメンで第5曲を除く全曲を自らの指揮で演奏し、成功を収めた。これにより、ブラームスは35歳にしてドイツ屈指の作曲家としての地位を確立した。その直後の4月28日、ラインターラーの指揮で再演され(上述)、5ヶ月後の9月17日、チューリッヒで8月までに完成した第5曲がフリードリヒ・ヘーガーの指揮で演奏された。

この5ヶ月後の1869年2月18日、カール・ライネッケ指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団により7曲全曲が初演された。この作品のユニークな特色の一つに、この初演以前に、上述のような部分的に作曲した楽章の分だけ演奏されてきた遍歴を持つことが挙げられる。

編成

演奏者ページ University of Chicago Orchestra (orchestra)
演奏者 Kimberly Jones (soprano), Jeffrey Ray (baritone)
University Chorus, Motet Choir, Members of the Rockefeller Chapel Choir
James Kallembach (conductor)
公開者情報 Chicago: University of Chicago Orchestra
著作権 Creative Commons Attribution Non-commercial No Derivatives 3.0 [tag/del]
備考 From archive.org. Performed 30 May 2010, Mandel Hall.
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