テレマン:ターフェルムジーク 第2集 トリオ・ソナタ ホ短調(フルート、オーボエと通奏低音のための)

In this video, I'm performing Telemann's Trio in E Minor, a work for violin, oboe and bassoon that is particularly suited for playing with a low-register instrument like the viola da gamba.

If you're a fan of Telemann's beautiful music, then you'll love this performance of his Trio in E Minor! This work is filled with intricate passages and beautiful melodies, and is perfect for lovers of chamber music. I hope you enjoy the performance!

00:00 I. Affettuoso
03:05 II. Allegro
06:04 III. Dolce
09:06 IV. Vivace

(Flut)フランス・フェスター
(Oboe)アド・マーター
(arpsichord)グスタフ・レオンハルト
1964年12月録音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

基本情報
出生名 Georg Philipp Telemann
生誕 1681年3月14日
出身地 神聖ローマ帝国の旗 ドイツ国民の神聖ローマ帝国
ブランデンブルク選帝侯領
マクデブルク
死没 1767年6月25日(86歳没)
神聖ローマ帝国の旗 ドイツ国民の神聖ローマ帝国
自由ハンザ都市ハンブルク

ゲオルク・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Telemann、ドイツ語発音: [geˈɔrk/ˈgeːɔrk ˈfiːlɪp ˈteːləman](ゲオルク・フィーリプ・テーレマン)、1681年3月14日 - 1767年6月25日)は、ドイツの作曲家。

人物
テレマンは後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家で、40歳以降は北ドイツのハンブルクで活躍した。18世紀前半のドイツにおいて高い人気と名声を誇り、フランスでの人気も高かった。クラシック音楽史上もっとも多くの曲を作った作曲家として知られる。自身もヴァイオリン、 オルガン、ハープシコード、リコーダー、リュートなど多くの楽器を演奏することができ、特にヴァイオリンとリコーダーについては高い技術を有する名人であった。

同時代の作曲家であったゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルとはライプツィヒ大学時代からの友人で、頻繁に手紙のやり取りをしていたほか、ヨハン・ゼバスティアン・バッハとも親密な交友関係にあり、バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエルの名付け親にもなった。また、1750年にバッハが死去した時には、バッハの業績を最大限に称える追悼の言葉を送っている。

彼の音楽様式には、20歳代~30歳代に触れたフランス・イタリア・ポーランドの民族音楽、特に舞曲からの影響があり、ドイツの様式も含めてそれらを使いこなし、ロココ趣味の作風も示した。彼は86歳と長生きだったため、晩年はハイドンの青年時代などと重なり、高齢でも創作意欲が衰えなかった。トリオソナタの編成で『ディヴェルティメント』と書かれた晩年の作品もあり、常に新しい音楽傾向の先頭に立ち続けた。日本ではテレマンへの注目も高く、日本テレマン協会が1969年に発足(当時は大阪テレマン協会)して現在に至っている。

作品
テレマンは当時のヨーロッパ各国の舞曲を研究し、曲の中に取り入れた。その作風は多様で、一口では言えないが、あえて簡単に言えばバロック音楽と古典音楽の中間に位置している。

彼は冗談のセンスも高く、「老人たち」という作品名で前世代を揶揄するという感性や、結婚生活の不毛についてのオペラ作品や、学校教師の自尊心を皮肉った作品もある。しかし、その作風があまりにも当時のヨーロッパ社会の流行に迎合し過ぎていたためか、本人の死後は急速に評価が下がり、知名度はバッハと逆転した。それでも、「無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア」は教育用として用いられ、モダン楽器による作品の演奏も途絶えることはなかったが、彼の全作品が隈なく古楽器演奏の評価の対象になったのは少なくとも1990年代以降のことである。

テレマンは86年の長い生涯で膨大な数の曲を作ったことで知られ、『ギネス世界記録』においても、クラシック音楽の分野で最も多くの曲を作った作曲家として、正式に認定されている。ドイツ語版ウィキペディアによるとテレマンの曲は現在3600曲以上が確認されているが、既に楽譜が失われている曲や未発見の曲も多いと見られ、実際の総作品数は少なくとも4000曲を超えるものと考えられている。ベーレンライター社からテレマン全集 が出版され続けているものの、同時期に始まった新バッハ全集の編集が20世紀に終わって現在は補遺版の刊行が行われているのに比べ、テレマンの作品群は21世紀に入っても整理し切れていないばかりか、21世紀中の全作品の刊行も難しいと見られている。

12歳以降の74年間、生涯にわたって現役であったテレマンは、少なくともオペラ40曲、室内楽200曲、協奏曲170曲、管弦楽組曲600~700曲、受難曲46曲、教会カンタータ1700曲以上などの膨大な曲を残した。一般に17世紀後期から18世紀にかけてのバロック時代のヨーロッパでは、教会の礼拝用または王侯貴族や富裕層などの娯楽や祝祭典用など様々な方面において音楽の需要が増加していたため、当時の著名な作曲家たちは必然的に多作になる傾向があったが、特にテレマンの作品数は、現在知られている同世代のアントニオ・ヴィヴァルディの作品数800曲以上やヘンデルの作品数600曲以上、バッハの作品数1100曲以上などと比較しても群を抜いている。

マルティン・ルーンケによるテレマン作品主題目録番号 (TWV)、ヴァルター・メンケによるテレマン声楽作品目録(TVWV)がある。TWVは楽曲の種類によって番号が分けられており、1~15:宗教声楽曲、20~25:世俗声楽曲、30~39:器楽曲、40~45:室内楽曲、50~55:管弦楽曲となっているため、通常はTWVで表記することが多い。例えばターフェルムジーク第1集の第1曲「序曲 ホ短調」は、ジャンル番号が55(管弦楽組曲)、調性がe(ホ短調)のグループの1番の番号を与えられ、TWV 55:e1 と表記される。TWV 41 以降はほぼ調性と併記されているが、声楽曲・器楽曲には調性の表記がなく、「ブロッケス受難曲」にはジャンル番号5(受難曲)の1番で、TWV 5:1 という番号が与えられている。

最晩年には「53平均律の使い方」という文章(フイヘンス=フォッカー微分音財団のHPを参照)を発表した。そこには「トリプル・フラット」や「トリプル・シャープ」といった新しい臨時記号の概念が記されている。

ターフェルムジーク
ターフェルムジーク(食卓の音楽、原題は「ムジク・ド・タブレ」 (仏語:Musique de table) 1733年に出版)。宮廷の宴席で好んで演奏された室内楽を集めたもの。三つの曲集からなり、各々の曲集に、管弦楽組曲、コンチェルト、クヮトゥオル、トリオ・ソナタ、ソロ・ソナタといった異なった器楽合奏曲が含まれ、「バロック音楽の百科全書」とも呼ばれている。この作品を販売するに当たっては、特別価格での提供と予約者を当作品集の冒頭に記載すると広告したところ、ドイツ国内、海を越えてイギリスからヘンデルが、フランスやロシア、スウェーデンからも予約注文が集まった。
管弦楽組曲:徐 - 徐 - 急 - 急の序曲に始まり、以下、舞曲や標題のついた楽章が続く。
四重奏曲:3つの独奏楽器と通奏低音から独立したパートも持つヴィオラ・ダ・ガンバ(チェロ)と通奏低音で演奏され、実際は5つの楽器で演奏される。教会ソナタ形式。
協奏曲:コンチェルト・グロッソ形式の協奏曲。
トリオ・ソナタ:2つの独奏楽器と通奏低音の計4つの楽器で演奏される。教会ソナタ形式。
ソロ・ソナタ:1つの独奏楽器と通奏低音の計3つの楽器で演奏される。教会ソナタ形式。
第1集
第1曲 序曲(管弦楽組曲) ホ短調 TWV 55:e1 - 2つのフルート、弦楽合奏と通奏低音
第2曲 四重奏曲 ト長調 TWV 43:G2 - フルート、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音
第3曲 協奏曲 イ長調 TWV 53:A2 - フルート、ヴァイオリン、チェロ及び弦楽合奏と通奏低音
第4曲 トリオ・ソナタ 変ホ長調 TWV 42:Es1 - 2つのヴァイオリンと通奏低音
第5曲 ソナタ ロ短調 TWV 41:h4 - フルートと通奏低音
第6曲 終曲 ホ短調 TWV 50:5 - 2つのフルート及び弦楽合奏と通奏低音
第2集
第1番 序曲(管弦楽組曲) ニ長調 TWV 55:D1 - オーボエ、トランペット及び弦楽合奏と通奏低音
第2曲 四重奏曲 ニ短調 TWV 43:d1 - リコーダー、2つのフルート及び通奏低音
第3曲 協奏曲 ヘ長調 TWV 53:F1 - 3つのヴァイオリン、ヴィオリーノ・グロッソと通奏低音
第4曲 トリオ・ソナタ ホ短調 TWV 42:e2 - フルート、オーボエと通奏低音
第5曲 ソナタ イ長調 TWV 41:A4 - ヴァイオリンと通奏低音
第6曲 終曲 ニ長調 TWV 50:9 - オーボエ、トランペット及び弦楽合奏と通奏低音
第3集
第1曲 序曲(管弦楽組曲) 変ロ長調 TWV 55:B1 - 2つのオーボエ、ファゴット及び弦楽合奏と通奏低音
第2曲 四重奏曲 ホ短調 TWV 43:e2 - フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音
第3曲 協奏曲 変ホ長調 TWV 54:Es1 - 2つのホルン(ヴァルトホルン)、弦楽合奏と通奏低音
第4曲 トリオ・ソナタ ニ長調 TWV 42:D5 - 2つのフルートと通奏低音
第5曲 ソナタ ト短調 TWV 41:g6 - オーボエと通奏低音
第6曲 終曲 変ロ長調 TWV 50:10 - 2つのオーボエ、ファゴット及び弦楽合奏と通奏低音
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