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ワーグナー:ジークフリートのラインへの旅(楽劇「神々のたそがれ」から)

演奏者 University of Chicago Orchestra (orchestra) Barbara Schubert (conductor) 公開者情報 Chicago: University of Chicago Orchestra 著作権 Creative Commons Attribution Non-commercial No Derivatives 3.0 備考 Performed 31 October 2004. From archive.org 「ジークフリートのラインへの旅」は、リヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」四部作の最終作、「神々のたそがれ」からの有名な間奏曲です。この楽曲は、楽劇の序文(プロローグ)と第1幕の間に位置しており、主人公ジークフリートがライン川への旅を始める場面を音楽で描写しています。 この間奏曲は、ワーグナーの「無限旋律」技法を駆使した作品であり、連続する楽節が流れるように展開されます。楽曲は、夜明けを表現する静かで神秘的な序奏から始まります。この部分では、フルートやオーボエなどの木管楽器が優美に奏でられ、次第に音楽は盛り上がりを見せます。 ジークフリートのテーマは、英雄的で活気に満ちた旋律で表現され、彼の冒険への期待感と活力を象徴しています。このテーマは金管楽器によって力強く演奏され、楽曲全体の勢いを増します。 ライン川のテーマは、ラインの流れとその美しさを描写しており、ハープや弦楽器を中心に構成されています。この部分は、水の流れや波の動きを思わせる軽やかで流れるような旋律が特徴です。 全体として、「ジークフリートのラインへの旅」は、ワーグナーの楽劇における重要な技法である「ライトモティーフ」を巧みに用いています。各モティーフは特定のキャラクターや概念を表し、楽曲を通じてそれらが絡み合いながら展開されます。これにより、聴衆は音楽だけで物語の進行やキャラクターの心情を感じ取ることができるのです。 この間奏曲は、ワーグナーの楽劇の中でも特に情緒的で描写的な部分として高く評価されており、単独のコンサートピースとしても頻繁に演奏されます。ワーグナーの緻密なオーケストレーションとドラマチックな構成が、この曲を「神々のたそがれ」、そして「ニーベルングの指環」全体の中でも際立つ名場面の一つにしています。 ### ハーモニーとオーケストレーション - **ハーモニー**: ワーグナーの音楽は、伝統的な和声からの逸脱で知られています。この曲でも、不協和音の使用や解決されない緊張感を通じて、物語のドラマとジークフリートの未知への旅立ちを表現しています。 - **オーケストレーション**: ワーグナーは大編成のオーケストラを用い、豊かな音色とダイナミクスを創り出しています。特に、金管楽器の使用はワーグナーの特徴であり、力強さと華麗さを楽曲に付与しています。 ### モティーフの使用 - **ライトモティーフ**: 物語のキャラクターや要素に関連付けられた短い旋律(モティーフ)を用いる技法です。この曲ではジークフリートのテーマやライン川のモティーフが顕著で、これらは物語の進行に合わせて変容し、リスナーに深い印象を与えます。 ### ドラマチックな表現 - **プログラム音楽の要素**: この間奏曲は、具体的な情景や物語の展開を音楽で描写しています。夜明け、ジークフリートの冒険心、ライン川の流れなど、音楽を通じて視覚的なイメージが強く喚起されます。 ### 作曲技法 - **無限旋律**: この技法では、旋律が休止することなく流れるように展開されます。これにより、曲に断続的な区切りがなく、一つの長大な楽想として聴くことができます。 ### 文化的・歴史的重要性 - **「ニーベルングの指環」における位置づけ**: 「ジークフリートのラインへの旅」は、「ニーベルングの指環」の大団円へと導く重要な楽曲です。物語のクライマックスに向けての心理的、感情的な準備を聴衆に提供します。 総じて、「ジークフリートのラインへの旅」は、ワーグナーの楽劇作品の中でも特に感動的で、技術的に洗練された部分です。音楽が物語を語り、感情を表現するワーグナーの能力が、この間奏曲において顕著に表れています。 Walk Into Siena チャンネル登録 https://www.youtube.com/channel/UCqAFiZznfr5Y7wgfV_sOiGQ Walk Into Siena コミュニティ https://www.youtube.com/@WalkIntoSiena/community リヒャルト・ワーグナー 再生リスト https://www.youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1ygX2hwH34t4gZVmUDL3fms オペラ(+オペレッタ)再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1wJOowfgVXkrWQzdaq8a5WA&si=c6Jz0Pis3rTKz9GQ クラシック全般 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1yxp2hTQ64gcreupYj8u6jd #ワーグナー #ジークフリートのラインへの旅 #神々のたそがれ

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ワーグナー:ローエングリン 第1幕 前奏曲

Description: In this video, we're taking a look at the Wagner Lohengrin Prelude, Act 1. This Prelude is a crucial part of the opera and is essential to understanding the plot and themes. So if you're looking to get a deeper understanding of the opera, be sure to check out this Prelude! It will help you understand the plot and themes better, and may even help you appreciate the music even more! 演奏者ページ Gottlob Frick (Henry the Fowler, bass) Rudolf Schock (Lohengrin, tenor) Maud Cunitz (Elsa of Brabant, soprano) Josef Metternich (Frederick of Telramund, bass) Margarete Klose (Prtrud, mezzo-soprano) Horst Günter (The King's Herald, bass) NDR Elbphilharmonie Orchestra (orchestra and chorus) Wilhelm Schüchter (conductor) Max Thurn (chorus master) Otto Franze (chorus master) 公開者情報 RCA Victor, 1955. LHMV 800. 著作権 Public Domain - Non-PD US 備考 Source: Internet Archive 『ローエングリン』(独: Lohengrin)は、リヒャルト・ワーグナーのオペラ。台本も作曲者によるもので、ローエングリンの伝説に基づき、10世紀前半のアントウェルペンを舞台とする。以降に作曲された楽劇(Musikdrama)に対し、ロマンティック・オペラと呼ばれる最後の作品である。第1幕、第3幕への各前奏曲や『婚礼の合唱』(結婚行進曲)など、独立して演奏される曲も人気の高いものが多い。 作曲及び初演の経緯 ワーグナーの自伝『わが生涯』によれば、1839年から1842年にかけてワーグナーはパリに滞在し、クリスティアン・ルーカス(Ch. Th. L. Lucas)の編集した、1838年出版の『ヴァルトブルクの歌合戦』(Wartburgkrieg)に触れて歌劇『タンホイザー』の着想を得る。このとき、論文の続きにローエングリンにまつわる叙事詩についての説明があり、これを読んだことが発端とされる。 1843年、ヨハン・ヴィルヘルム・ヴォルフが編纂した『オランダ伝説集』が出版される。このなかにコンラート・フォン・ヴュルツブルクによる『白鳥の騎士』が含まれており、ワーグナーはこれを読んだと考えられている。また、ルートヴィヒ・ベヒシュタインのメルヘン集に「白鳥にされた子供たちの物語」があり、このモチーフもワーグナーは利用することになる。 1845年6月、マリーエンバートに温泉治療のために滞在中、ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハの叙事詩『パルチヴァール』やアルブレヒトの『新ティトゥレル』の翻訳・再話、作者不明の叙事詩『ローエングリン』に付せられたヨーゼフ・ゲレスの長大な序文(100頁近い「論文」)などを読んで、歌劇の構想を固める。同時に、これらの知識は後の楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』や『パルジファル』の基盤ともなった。また、ヤーコプ・グリム『慣習法令集』や同『ドイツ伝説集』から、オルトルート像を創造したとされる。 1845年8月、台本の散文スケッチ完成。このときのスケッチには、第3幕でゴットフリートの姿に戻る白鳥の歌も書かれていたが、後にこれは取り消される。 1845年11月、前作『タンホイザー』のドレスデン初演。この直後に『ローエングリン』台本も完成する。同月、ワーグナーは友人たちを集めて『ローエングリン』の台本朗読会を開く。このとき同席した友人には、建築家のゴットフリート・ゼンパー、ピアニストのフェルディナント・ヒラー、作曲家のロベルト・シューマンらがいた。朗読は友人たちに感銘を与え、シューマンは、この台本が従来の番号付きオペラでは収まらないことを理解したという。 1846年、春から作曲にかかる。3ヶ月でスケッチが完成し、9月からオーケストレーションにとりかかる。しかし、ドレスデン歌劇場の仕事のために中断を余儀なくされる。 1847年、8月に全3幕のオーケストラ・スケッチが完成。 1848年、1月から4月にかけて総譜を浄書。 1849年、ゼンパーや無政府主義者ミハイル・バクーニンらとともにドレスデンの5月蜂起に参加。しかし革命運動は失敗し、指名手配されたワーグナーはリストの助けを得て、スイスのチューリヒに亡命する。 1850年、リストの尽力によって、『ローエングリン』がヴァイマルで初演の運びとなる。ワーグナーはなんとか初演を見たいと潜入を画策するが、リストに制止されて断念。この前後、『ローエングリン』の初演を巡って、ワーグナーとリストは頻繁に手紙を交わしている。結局ワーグナーが全篇上演を見ることがかなったのは1861年のことで、ヨハン・シュトラウス2世がワーグナー紹介に努めたウィーンでの宮廷歌劇場による舞台であった。 初演 初演は1850年8月28日、フランツ・リストの指揮によりヴァイマル宮廷劇場で行われた。 日本での初演は1932年12月18日、東京音楽学校秋季大演奏会でのクラウス・プリングスハイム指揮、ヘルマン・ヴーハープフェニッヒらの出演による演奏会形式のハイライト上演である[7]。 『東寶十年史』(1944年発行)の綜合年表86頁によれば、1940年12月4日に日本劇場でドイツのテノール歌手カール・ハルトマン出演、東京交響管弦楽団の演奏による上演が記録されているが、「一場」と書かれており、舞台形式による全曲演奏かは不明である[8]。 舞台形式による本格的な初演は1942年11月23日、東京歌舞伎座で行われた藤原歌劇団の公演とされている。演奏は東京交響楽団(現在の東京フィルハーモニー交響楽団。現在の同名の団体とは別)、指揮マンフレート・グルリット、主役のローエングリンは藤原義江が演じた[9]。堀内敬三訳の日本語訳詞で歌われたが、戦時中3時間を越える上演は禁止されていたため、内容を縮小して上演された。 演奏時間 演奏時間は最終決定稿で約3時間30分(各幕60分、80分、70分)。 第3幕は慣習的なオーケストラの経済的事情による約5分間のカットは無しで計算。 更に約5分を要する現在では全く演奏されない初稿の「グラール語り」も省く。 楽器編成 フルート3(3番はピッコロ持ち替え)、オーボエ3(3番はイングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット3(3番はバスクラリネット持ち替え)、ファゴット3、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ(第3幕で一時的に3人:2対と一個)、シンバル、トライアングル、タンブリン、ハープ、弦5部(14型) 舞台裏または舞台裏に吹奏楽のバンダ:フルート3(3番はピッコロ持ち替え)、3オーボエ、3クラリネット、2ファゴット、3ホルン、12トランペット、4トロンボーン、中太鼓、ティンパニ(1個)、シンバル、トライアングル、ハープ、オルガン。 いわゆる史上最初の完全な三管編成であるが、これによって同じ楽器で同じ音色による三和音が単独で可能となる画期的な試みとなった。 主な登場人物 ローエングリン(テノール)白鳥の騎士。名前と氏素性は秘密だが、第3幕で明かされる。 エルザ・フォン・ブラバント(ソプラノ)ブラバント公国の公女。 フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵(バリトン)ブラバント公国の実権をねらう。 オルトルート(メゾソプラノ)フリードリヒの妻でラートボート家の子孫。魔法使い。 ハインリヒ・デア・フォーグラー(バス)東フランク王ハインリヒ1世。 ハインリヒ王の伝令(バス) ゴットフリート(歌わない)エルザの弟。公国の世継ぎ。 ブラバントの貴族4(テノール2、バス2) 小姓4(ソプラノ2、アルト2) 構成とあらすじ 第1幕 第1場 前奏曲。アントウェルペンのスヘルデ河畔。ハインリヒ王がハンガリーとの戦いのために兵を募る。そこへフリードリヒが現れ、ブラバント公国の世継ぎゴットフリートが行方不明になり、ゴットフリートの姉エルザに弟殺しの疑いがあるとして王に訴える。王はエルザを呼び出し、釈明を促す。 #ローエングリン,第1幕前奏曲,#wagner,#ワーグナー,#Act 1Prelude

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ワーグナー:ジークフリート牧歌

演奏者ページ Carl Schuricht (conductor) 演奏者 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks 公開者情報 Guilde internationale du disque M-2246, 1962 著作権 Creative Commons Zero 1.0 - Non-PD US 備考 Collection personnelle. Version masterisée. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 《ジークフリート牧歌》(ドイツ語: Siegfried-Idyll)は、リヒャルト・ワーグナーの器楽曲。室内オーケストラのための作品で、音詩もしくは一種の交響詩と見なされるが、特定の筋書きや情景が意図されているわけではない。 概要 1870年に、妻コジマ・ワーグナーへの誕生日およびクリスマスの贈り物として準備された。同年12月25日に、スイス・ルツェルン州トリプシェンの自宅(現在、リヒャルト・ワーグナー博物館となっている)で非公開初演が行われ、事前に作品の存在を知らされていなかったコジマをいたく感激させた。本作品はまた、前年(1869年)に息子ジークフリートを産んでくれたコジマに、ねぎらいと感謝を示す音楽でもあった。 ワーグナー夫妻の私的な団欒の音楽だったため、とりわけコジマは出版を渋ったが、1878年に出版されるとたちまち人気を呼び、オーケストラの標準的なレパートリーに含まれるようになって、ワーグナー家の家計をある程度まで潤した。 原題は『誕生日の交響的な祝賀として彼女のリヒャルトが彼のコジマに贈る、フィーディーの鳥の歌とオレンジ色の日の出をともなうトリプシェン牧歌』(独: Tribschener Idyll mit Fidi-Vogelgesang und Orange-Sonnenaufgang, als Symphonischer Geburtstagsgruss. Seiner Cosima dargebracht von Ihrem Richard)であった。フィーディーはジークフリートの愛称であり、鳥の歌や日の出はワーグナー夫妻にとって私的な意味のあるエピソードだったらしい。 ワーグナーの楽劇《ジークフリート》は、1876年まで初演されていなかったが、それと共通する素材が《ジークフリート牧歌》のなかに含まれている。以前には、楽劇に使うつもりであった素材が本作品にも利用されただけのことと見なされていたが、現在ではまったくの正反対であることが分かっている。ワーグナーは、未完成の室内楽曲から旋律素材を《牧歌》に用い、その後さらに楽劇の中で、ジークフリートとブリュンヒルデの愛の場面にも転用したというわけである。 作品はホ長調により、大まかにソナタ形式を踏まえながら、自由にいくつかのエピソードが挿入されて構成される。 非公開初演の様子 1870年12月25日の早朝、弟子のハンス・リヒターが事前にチューリッヒのオーケストラから選んだ楽人達はワーグナー邸に到着した後、台所でチューニングを行い、コジマの寝室脇の曲り階段に音を立てない様に譜面台を並べて準備を始めた。ワーグナー自身は指揮のため階段頂上に陣取り、楽人たちは階段上に順番に席を占めたが、最後尾のチェロとコントラバスは曲り階段のためワーグナーからは見えない状況だった。また、リヒターはヴィオラとトランペットを掛け持ちで演奏することになっていた(トランペットの出番は10数小節しかなく、ヴィオラはもう1人奏者がいた)。このため、彼はワーグナーから楽譜をもらった12月4日から毎日、軍楽隊から楽器を借りて兵舎で練習を行った。 演奏は午前7時30分から始まり、コジマが大変驚いた上にさらに感激したことは前述の通りで、演奏はその日のうちに数回繰り返された。また、オーケストラが階段上にいたため、長女イゾルデ(当時5歳)と次女エヴァ(当時3歳)はこの曲を「階段の音楽」と呼んだ。演奏の出来は完璧だったとのことである。なお、リヒターは楽人選抜のためにコジマの目を盗んで時々チューリヒへ行ったり、人気のない兵舎へトランペットの練習に行ったりしていたため、一時コジマから品行を疑われていたが、この日真実が明らかになったことでコジマの信用を取り戻した。 編成 管楽器はほとんどの楽器が1本ずつの8パートで、若干拡張されてはいるものの実質的に1管編成といえる小編成である。さらに弦楽器は分割(ディヴィジ)がなく各パート1人ずつでも演奏できるなど、十三重奏の室内楽として演奏可能なほどにコンパクトに作曲されており、前述のエピソードからも初演時はこれに近い少人数で演奏されたことがうかがわれる。この小規模な編成は、後世のシェーンベルクの室内交響曲やヴェーベルンの交響曲の元となった。 フルート、オーボエ、クラリネット2、ファゴット、ホルン2、トランペット、弦五部 演奏時間 約21分。 #wagner,#ワーグナー,#siegfried,#ジークフリート牧歌

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ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲

Prelude (Act I) Complete Performance #298646 - 13.85MB - 11:09 - 6.5/10246810 (8) - !N/!N/!N - 9364×⇩ Play OGG file (audio) Cypressdome (2013/10/8) 演奏者ページ Fulda Symphonic Orchestra (orchestra) 演奏者 Simon Schindler (conductor) 公開者情報 Fulda: Fulda Symphonic Orchestra, 2003. 著作権 Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 [tag/del] 備考 Recorded live March 9, 2003 at the Grosser Saal der Orangerie. #ワーグナー,#トリスタンとイゾルデ,#TristanundIsolde,#RichardWagner,#リヒャルト・ワーグナー,#クラシック,#richard_wagner