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ドヴォルザークの部屋

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2022年10月の記事一覧

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ドヴォルザーク:交響曲 第4番 ニ短調 作品13

00:00 I. Allegro 10:17 II. Andante sostenuto e molto cantabile 22:49 III. Scherzo: Allegro feroce 30:04 IV. Finale: Allegro con brio 演奏者 Prague Symphony (orchestra) Vaclav Neumann (conductor) 公開者情報 Prague: Artia, 1960. ALP-137. 著作権 Public Domain - Non-PD US 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 交響曲第4番ニ短調作品13(B41)は、アントニン・ドヴォルザークが1874年1月1日から3月26日にかけて作曲した交響曲である。完成から数日後に、前年1873年に作曲した第3番が初演されている。交響曲第3番とこの第4番、それに室内楽曲をオーストリア政府文化省に提出し、高額の奨学金を得ることになった。 第3楽章のみが1874年5月25日にプラハでスメタナの指揮により初演されたが、全曲の初演は1892年3月6日にドヴォルザーク自身の指揮により、同じくプラハで行われた。出版は1912年で、かつては現在の第8番が「第4番」として出版されていた。第2楽章がワーグナーのオペラ『タンホイザー』の「巡礼の合唱」そっくりに作られている。 楽器編成 フルート2(ピッコロ2持ち替え)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、打楽器、ハープ、弦五部 演奏時間 全曲で約43分(第1楽章の繰り返しを含む)。 楽曲構成 4楽章からなる。 第1楽章 アレグロ ニ短調 4分の3拍子。ソナタ形式。 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート・エ・モルト・カンタービレ 変ロ長調 4分の4拍子。変奏曲形式。第5変奏まである。 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・フェローチェ ニ短調 4分の6拍子。コーダで第1楽章の主題が扱われる。 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・コン・ブリオ ニ短調~ニ長調 4分の2拍子。ロンドソナタ形式。 #ドヴォルザーク,#交響曲,#第4番

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ドヴォルザーク:交響曲第2番 変ロ長調 作品4

00:00 I. Allegro con moto 12:19 II. Poco adagio 24:15 III. Scherzo: Allegro con brio 36:38 IV. Finale: Allegro con fuoco 演奏者 Prague Symphony (orchestra) Václav Neumann (conductor) 公開者情報 Prague: Supraphon, 1958. SUA 10025. Reissue Prague: Supraphon, 1965. SUA 10025. 著作権 Public Domain - Non-PD US 備考 Reissue of the world-premiere recording. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 交響曲第2番変ロ長調作品4(B12)は、アントニン・ドヴォルザークが1865年、第1番の完成後すぐに作曲した交響曲である。1865年8月1日に着手し10月9日に完成したが、初演のめどはつかず、友人のモルジック・アンガーがスコアを保管した。1887年にドヴォルザークはスコアを返却してもらい冗長さを除く改訂を施した後、1888年3月11日にプラハでアドルフ・チェフ指揮の国民劇場管弦楽団によって初演されている。ただし出版は1959年まで行われず、かつては現在の第7番が「第2番」として出版されていた。ベートーヴェン、シューベルト、ワーグナー、リストらの影響が随所にうかがわれる。 楽器編成 ピッコロ、フルート2(第2奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、弦五部 演奏時間 全曲で約50分(第1楽章の繰り返しを含む)。 楽曲構成 4楽章からなる。 第1楽章 アレグロ・コン・モート 変ロ長調 4分の2拍子。ソナタ形式。第1主題部の途中からという特殊な提示部反復指定がついている。 第2楽章 ポーコ・アダージョ ト短調 8分の12拍子。自由な三部形式。中間部は弦の新主題と木管の新主題による二重フガートで始まる。 第3楽章 スケルツォ アレグロ・コン・ブリオ 変ロ長調 4分の3拍子。三部形式。 第4楽章 アレグロ・コン・フオーコ 変ロ長調 2分の2拍子。自由なソナタ形式。展開部が短く、第2主題が再現されない。 #ドヴォルザーク,#交響曲,#交響曲第2番,#Dvořák,#Symphony

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ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調 作品33

00:00 I. Allegro agitato 17:28 II. Andante sostenuto 27:25 III. Finale: Allegro con fuoco 演奏者ページ Rudolf Firkušný (piano) Cleveland Orchestra (orchestra) George Szell (conductor) 公開者情報 New York: Columbia Masterworks, 1955. ML 4967. 著作権 Public Domain - Non-PD US [tag/del] 備考 Recorded April 9 and 11, 1954 in Severance Hall. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 《ピアノ協奏曲 ト短調》作品33は、アントニーン・ドヴォルジャークが最初に完成させた協奏曲で、ドヴォルジャークの唯一のピアノ協奏曲。ドヴォルジャークの協奏的作品やピアノを含むアンサンブル作品の中では、最も演奏の機会に恵まれないが、ピアノ曲よりは評価されている。ブルクハウゼル番号は63。 1876年の9月14日から秋の間じゅうをかけて作曲された。草稿には多くの修正と消去・削除・加筆が加えられている。変更のほとんどはピアノ・パートに施された。初演はプラハにおいて1878年3月24日に行われ、アドルフ・チェフの指揮と、曲を依頼したカレル・スラフコフスキーのピアノによって行われた。この曲は初演を担当したスラフコフスキーに献呈されている。 音楽評論家のハロルド・ショーンバーグが「ピアノ・パートが効果的に書かれているとは言いかねるも、魅力的なピアノ協奏曲」と呼んでいる。当のドヴォルジャーク自身が、ピアノがオーケストラと拮抗するようなヴィルトゥオーゾ的な楽曲を作曲したわけではないことを十分に承知しており、次のように記している―「私にはヴィルトゥオーゾのための協奏曲を作曲することが出来ないことは分かっている。だから別のことを考えなければならない」。ドヴォルジャークが代わりに思い付いたのは、管弦楽に重点の置かれた交響的な楽曲で、ピアノがオーケストラと張り合うことなしに主役を演ずることができることだったのである。 なお、この曲のピアノパートをチェコのピアニストのヴィレーム・クルツが作曲家の死後に改訂し、より華やかに響くようにした版が広く知られる。クルツの弟子だったルドルフ・フィルクスニーはこの版と原典版を基にした独自の版を作って演奏した。なお、スヴャトスラフ・リヒテルは原典版による演奏をカルロス・クライバーと残しており、演奏機会の少ない曲が、人気スター2人の初顔合わせ(同時に唯一、そもそもクライバーは協奏曲を他に録音していない)で実現したことは話題を呼んだ。 楽曲構成 第1楽章 Allegro agitato ト短調、4分の4拍子、協奏的ソナタ形式 ヴァイオリン以外の弦による、感傷的な第1主題が繰り返し反復・展開され、三連符によるト短調の第1副主題、音階進行する変イ長調の第2副主題を経て、第2副主題によりピアノ独奏が始まる。変ロ長調の第2主題はハイドンを思わせる整った主題で、続いてオーケストラとピアノが掛け合う副主題へと続く。展開部では、ピアノと管楽器との掛け合いが印象的。再現部を経て、作曲家自作のカデンツァに続き第1主題と第1副主題が同時進行したのち、第1主題によるコーダで締めくくられる。 第2楽章 Andante sostenuto ニ長調、4分の4拍子、三部形式 ホルンによる夜想曲を思わせる主題に導かれて曲が始まる。中間部は一転して激しい感情に支配される。 第3楽章 Finale. Allegro con fuoco ト短調~ト長調、4分の2拍子、ロンド形式 ピアノによる民族舞曲風のリズミカルなロンド主題で曲が始まる。嬰ヘ短調の第1エピソードは付点リズムによる軽快なもの。ロ長調の第2エピソードは無伴奏男声合唱のための「3つの歌」(1877年)の第3曲『私はヴァイオリン弾き(Ja jsem huslar)』、そして『交響的変奏曲』(同年)に転用された。主題が三現後、最後にはカデンツァを経てト長調に転じた第2エピソード、第1エピソードとロンド主題により明るく締めくくられる。 演奏時間 約40分。 楽器編成 ピアノ独奏 管弦楽 フルート 2 オーボエ 2 クラリネット in B 2 ファゴット 2 ホルン in F 2 トランペット in F 2 ティンパニ in G D 1対 弦五部 ヴァイオリン 2パート ヴィオラ 1パート チェロ 1パート コントラバス 1パート #ドヴォルザーク,#ピアノ協奏曲,#作品33