【格闘】ロザンがタッグを組んだ瞬間

楽屋にて。
大変なことが起こった。
ロザンの一大事である。
いや宇治原さんの一大事だ。
楽屋に蜂が入ってきたのだ。
窓を開けていた我々が悪い。
気がついたら部屋に蜂がいた。
宇治原さんの悲鳴で蜂の存在に気がついた。
『蜂や！蜂や！蜂や！怖ーー！刺される！』
どうやら宇治原さんは蜂が苦手のようだ。
『見てーー！むちゃくちゃ大きいやんか！』
そこまで叫ぶほどの大きさではない。
普通。
シンプル蜂。
男性で例えれば170センチくらいの蜂である。
松本で育ったワタクシからすれば、そこまで騒ぐほどではない。
もっと大きな蜂をたくさん見てきた。
シティーボーイ宇治原。
シティーボーイを気取っているのだろうか。
震えている。
ガクガク楽屋で震えている。
顔面蒼白だ。
『もう2回目の漫才したくない！』
確かそのようなことを呟いていた。
震えていたので、確かそのようなことを言っていたような気がする。
さすがにそんなことはできない。　
前代未聞である。
【ロザン宇治原。楽屋に蜂が出た為に休演します】とはアナウンスできない。