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月報 10月に読んだ本

 8・9月に病気で色んな予定を先送りにしたせいで、10月は本当に忙しく過ごしました。11月頭に昇段審査があったから休みのたびに稽古もしていたし、課題もてんこ盛りで、読書の時間を削って家で組み討ちの稽古をしたり空手のレポートを書いたりして過ごしました。おかげさまで制圧術が少し使えるようになりました。

 さて、10月の特筆すべきことはやはりメグレシリーズの新訳! 
 『メグレとマジェスティック・ホテルの地階』が出ました! 以前に出ていた『サン=フォリアン教会の首吊り男』も無事購入、いずれもハヤカワ文庫ミステリ。『メグレと若い女の死』映画化と同時に新訳が出てから、有り難いことに続けての翻訳が出版されて、ファンとしては嬉しい限りです。手持ちのメグレシリーズは河出書房新社のものが主で、しかも後期のメグレがもう退職間近だったり老境にさしかかっていたりの時期のものなので、新訳での若メグレの活躍がとても新鮮です。メグレの奥様のエピソードが好きなので(おうちで美味しい物を作ってくれたり、メグレ警部と一緒にご飯食べに行ったり、セーヌの川岸を散歩したりしてる)、また奥様の話も読みたいな。 

10月に読んだ本


 『タルト・タタンの夢』『まぬけなこよみ』はそれぞれnoteで紹介されていて読みたくなったもの。『今日拾った言葉たち』は友達のHちゃんのお勧め。
 『書籍修繕という仕事』『希望ではなく欲望』は韓国語の本で、翻訳者の牧野美加さんの文章のファンなので久々の訳者で選んだ本です(瀬田貞二訳、に心惹かれるのと同じ気持ち)。どちらもノンフィクション。
 岩波ブックレットの『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』はSNSを徘徊してるとよく遭遇する歴史修正主義的な主張へのワクチン接種(と友達が言ってた)。前書きと後書きが素晴らしいので暗記したいんですがなかなか。今度写経(書き写し)しようかな。内容は大学の授業みたいでした。ここからまた中公新書『歴史修正主義』『「歴史認識」とは何か』を読み返したい。
 あとは隙間時間でアニメ化している『薬屋のひとりごと』をなろうで再読、あと友達が薦めてくれた『蜘蛛ですが何か』を読みました。

 ワシントン・ポーシリーズの新刊、図書館の予約が回ってくるのが待ち遠しいです。

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