雪の日のVol de nuit（ボルドヌイ）

　陽光とはありがたいもので、寒風吹きすさぶ中でも道路に積もった雪を融かし去ってくれました。
　洗濯物を干し終わってほっと一息、今日の朝おやつのお茶は気分を変えるためにＪＡＮＡＴ（ジャンナッツ）の個包装テトラパック紅茶、その名も夜間飛行にしました。ここで香りも夜間飛行に揃えられたらカッコイイのですが残念ながら手持ちにないので、せめてものゲランのミツコを膝に数タップ。
　さて、ボルドヌイ、パッケージに曰く「夜間飛行の名にふさわしい、心地よい夜にリラックスできる紅茶です。ウバ地区の高地で取れた茶葉をブレンドしています。」だそうですが、ごめんなさい夕方からはカフェインを断っているので朝飲むね。朝茶を美味しくいただくため、一日のカフェイン摂取量と摂取時間を制限してます。嗜好品は敢えて控えて快楽の最高値を叩きだすのが趣味です。
　茶葉は結構細かく粉砕してありました。香りはそこまで強く立たないけれど、一口飲むとどっしり深みがあって美味しい。寒い冬の日にこの包み込まれるような味わいはほっとします。長めに抽出しましたが渋みは余り感じられません。あ～、この路線も好き。最近（と言ってもここ十年）キーマンとアールグレイにやや飽きていたので、すごく新鮮です。ヌワラエリアやダージリンの、脳内でぱっと緑が開くような香り立ちも勿論好きだけど、このじっくり味が開く感触も良いなあ。また手に入りますように。

　ところでパッケージデザインはオード・ド・サン＝テグジュペリ、かの「星の王子さま」を書いたアントワーヌ・マリー・ジャン＝バティスト・ロジェ・ド・サン＝テグジュペリの親戚だそうです（長い名前……ピカソもたいがい長くてクイズに出ますが、こちらもなかなか）。

朝の積雪