どんなことをやるの?国立小学校受験の試験内容
そもそも国立小学校受験の試験はどんなものかというと、以下のような内容で行われます。
ここに挙げた内容全てが行われるわけではなく、学校によって出題される項目は違います。
例えば、お茶の水女子大学附属小学校と東京学芸大学附属竹早小学校にはペーパーテストがありません。
我が家の場合は学世田を目標にスタートしたので、ペーパー、口頭試問から取り組みました。
学校ごとの傾向はまた別途書きたいと思いますが、一般的な内容は以下のようなものになります。
ペーパーテスト
ほとんどの国立小学校の受験では、ペーパーテストが行われます。内容は以下のような領域から出題されます。
数: 数の増減や求差を求める問題など
かたち(図形): 回転図形や重ね図形など
比較: 重さ比べや大きさ、長さの比較など
位置: 位置移動や、鏡問題(鏡映図や鏡図形)など
常識: 季節や生活の基礎に関する問題
記憶: お話の記憶や見る記憶が出題
行動観察
子どもたちの振る舞いやコミュニケーション能力を審査する課題です。子どもたちを自由に遊ばせたり、他の受験生と一緒に遊ばせたりグループワークをすることで、協調性や自己表現力があるかを観察します。ペーパーのない所謂ノンペーパー校でも必ず出題され、入学後の学校生活に関わることなので、非常に重要視される部分だと思われます。内容は以下のような課題が出題されます。
自由遊びの課題: 子ども同士が自由に遊ぶ様子を観察します。
集団におけるコミュニケーションの課題: グループでのコミュニケーション能力を評価します
勝敗のあるゲームの課題: ゲームや競技を通じて協調性や競争力を見ます。
真似・模倣系の課題: 特定の行動や指示に従う能力を観察します。
制作課題
作品のクオリティではなく、作る過程での手先の動きや器用さ(巧緻性)や指示通りに作業を進められるかなどが評価されます。
手作りの課題を通じて子どもたちの創造力や工夫力を評価します。
絵を描く、工作をする、物語を作るなど、さまざまな制作課題があります。
運動テスト
子どもたちの運動能力を評価するだけでなく(高度な運動能力を評価するものではありません)、指示通りに行動できるかや一生懸命取り組む姿勢が評価されます。具体的な運動課題は、以下のようなものがあります。
模倣体操: じゅうたんの上に上履きを脱いで上がり、お手本を見て模倣する体操課題が出題されます。例えば、手を前に伸ばしてグーパーをするなど。
ケンパー: ケンパーで進む課題があります。
クマ歩き: U字型コースをできるだけ速くクマ歩きする課題もあります。
その他: 椅子取りゲームや鬼ごっこなど、集団で行う運動も含まれます。
面接 (口頭試問)
面接官との対話形式で行われる試験です。質問は幅広く、趣味や学習意欲、家族についてなどが含まれます。
子どものみの口頭試問: この形式では、試験官と子どもが1対1で面接を行います。質問は考査中に行われます。例えば、子どもの名前や好きな遊びについて聞かれることがあります。
親子同伴の口頭試問: こちらでは保護者も同席し、親子で面接を受けます。質問は親子一緒に行われます。
親のみの口頭試問: 試験官2名ほどと親1名の2対1で面接を行います。
国立小学校の口頭試問では、以下のポイントが評価されます:
自分の名前をしっかりと言えるか
お返事や挨拶をしっかりできるか
姿勢を整え、保てるか
ハキハキと適切に答えられるか
「です」「ます」をつけて話せるか
相手の目を見て話せるか
いろいろありすぎて、どこから手をつけたら良いかわからない。。。
すべて網羅しようとすると1年では収まりきれないと思うので、効率を考えるとやはり1度は講習会に行ってみることをおすすめします。
これだけいろいろな内容の試験がありますが、すべてにおいて高得点が必要なわけではないそうです。
なぜなら試験官は実際に教鞭を取る先生で、その先生の目に留まり、なおかつ学校のカラーに合う生徒であれば合格の可能性があるのです。
(難関校でもペーパーは6割くらい取れていればいいという話も聞きますし。)
先生の匙加減、、正確な合格基準が知りたいところですがそこはブラックボックス、、
なので、挨拶が誰よりも元気に大きな声でできる!とか、誰よりもくま走りが早い!とか、どれか一個でも振り切って得意なものを作って、それを伸ばすこと!
つまるところ、これが一番大事なのではないかと試験を終えたいま思います。
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