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ファイナリストプレゼン・地域課題解決賞 磯部高弥さん(一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン)【2024年開催レポート】

私は、宮城県石巻市を拠点に水産業の継承や変革を目指すフィッシャーマン・ジャパンで、水産加工会社に特化したITコンサルティング事業を展開しています。
大学院生だった2020年、フィッシャーマンジャパンのインターン生として活動していた私は、地域の水産加工会社の経営者からこんな相談を受けました。

「事務員の負担を減らすためにシステムを入れ替えたけれど、以前より残業時間が増えている」

プレゼンの様子

そんなことがあるのかと衝撃を受けました。そして、システムの要件定義が間違っていたのではないかと仮説を立て、その会社で業務の棚下ろしをし、そもそもどんなシステムが必要なのか、要件の再定義を実施。非常に感謝されました。

これは私にとって大きな成功体験になりました。同時に、水産のまち・石巻には、同じ課題を持った企業がもっとたくさんあるのではないかと考えたのです。

当時はシステムやITの知見に乏しかったので、一度フィッシャーマン・ジャパンを卒業し、東京のITコンサルティング企業に就職しました。エンジニアとして開発経験を積むことができましたが、例えばニューヨークでのプロジェクトの議事録を書くなど、自分の仕事で幸せになっている人の顔があまり見えないところもありました。
こうした経験から、自分の寄与したい課題は、石巻やローカルにあるのではないかと確信を得て、昨年の8月にフィッシャーマン・ジャパンに戻りました。
ここで既存事業を手伝いつつ、新規事業としてITコンサルティング事業を立ち上げました。そして同僚とともに一気に営業をかけた結果、入社3ヶ月で5つの案件を獲得することができたのです。その中には、100万円以上のコストカットを実現した事例もあります。

水産加工会社に特化して支援に入らせていただく中で、「在庫管理」「原価計算」「トレーサビリティ」という共通のニーズも見えてきました。

現在、これらの精度を高める業務管理アプリの開発にも着手しています。

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こうしたルーキーのプレゼンが聞ける、ルーキー・オブ・ザ・イヤーin Local 2025は1月11日(土)に開催決定!
エントリー・協賛お待ちしています✨


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