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Breaking World #10



キキーッ!!

〇〇達4人の前にはハートレスの大群が押し寄せていた。

美波:やぁぁぁぁ!!

ザシュッ

咲月:フレア!

ボォォォ

美月:ボム!

ボォォォァァァァ

〇〇:はぁぁぁぁぁ!!!

スパンッ

4人は次々とハートレスを倒していく。

絵梨花:みんな…すごい…

美波:鍵穴はどこ!?

〇〇:あっちの方から大群が来てます!!

〇〇が指す方角からハートレスがやってくる。

美波:ならあっちか…美月!咲月ちゃん!

美月:咲月ちゃん!いくよ!

咲月:はい!

美咲:ボム!!!

ボォォォァァァァ

キキーッ…

美月と咲月の合体魔法により大群が一気に消える。

美波:よし!行くぞ!!

〇〇:はい!!

ーー

大群が来ていた方角をしばらく行くと…

シャァァァァ

咲月:ヒィィィィィ!!!

美月:ヘビぃぃぃぃぃ!!!

巨大なヘビの形をした影がいた。

〇〇:こいつは…
こないだの巨大な影と同じか?

美波:そしたら〇〇くんしか
トドメをさせない…

シャァァァァ

咲月:イャァァァァァァァ!!

シャァァァァ

美月:ウォォォォォォォ!!!

〇〇:すばしっこいな…

美波:とにかく動きを止めないと…

美咲:たすけてぇぇぇぇぇ!!!

〇〇:えぇい!!

ザシュッ

グォォォ

〇〇はヘビのハートレスのしっぽに
斬りかかった。

〇〇:はぁぁぁ!!

スパンッ

グォォォ

ヘビは切られた痛みからかさらに美月と咲月を追い回す。

月咲:やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!

美波:…フレア!

ボォォ

グォォォ

美波の魔法が当たり、
ヘビのハートレスは怯む。

美月:美波!魔法使えるようになったの!?

美波:2人ほどじゃないけどね!

〇〇:美月さん!!
今のうちにあいつを蔦で巻いて下さい!

美月:うん!…ウィップ!!

シュルルル

グォォォ

〇〇:咲月!燃やせ!!

咲月:…フレア!!

ボォォォ

グォォォォォォォ

ヘビのハートレスはその場で倒れる。

〇〇:これで…とどめだぁぁぁぁ!!

スパンッ

グォォォォォォォォォォォォォォォ…ドサッ

〇〇はハートレスの首を切った。
首を切られたハートレスは光子になって消えた。

〇〇:ふぅ…

咲月:怖かった…

ピカァァァァァ

美波:!?鍵穴だ!

ピカァァァァァ

〇〇:よし…

〇〇は前回同様、
キーブレードを鍵穴にかざす。

ピカァァァァァ…カチャン

鍵が閉まる音がすると、鍵穴は消えた。

美月:これで…この国は大丈夫かな…

美波:とりあえず城に戻ろう!!

ーー

ゲルマ帝国、女王の間…

絵梨花:みんなありがとう!!

史緒里:本当にありがとうございます!

美波:お二人共、あれがハートレスです。
この帝国の鍵は閉じたので大丈夫だと思いますが、これと同じ事が他の国で起きてます。

絵梨花:他の国で…

美波:これを食い止める為にも、絵梨花さんの力が必要です。一緒に来てくれませんか?

絵梨花:…史緒里ちゃん?

史緒里:…止めませんよ。

絵梨花:ありがとう。…美波ちゃん!私行く!

美波:ありがとうございます!!

史緒里:私も行きます!!
姫様を1人に出来ません!

絵梨花:でも…危ないよ?

史緒里:それは姫様も同じ…
姫様は私がそばでお守りします!

絵梨花:史緒里ちゃん…ありがとう!

ーー

美月:それでは2名様ガムシップに
ごあんな〜い!

史緒里:すごい…

絵梨花:すごーい!おおきーい!!

〇咲:(リアクションみんな一緒だな…)

ーー

ノギ王国、女王の間…

美波:ただいま戻りました!!

麻衣:おかえり!あなた達は…

史緒里:ゲルマ帝国の執事、久保史緒里です。
こちらが女王、生田絵梨花です。

絵梨花:よろしく!

麻衣:ノギ王国女王、白石麻衣です!

絵梨花:私はいくちゃんでいいよ!
麻衣だから…まいやんでいい?

麻衣:うん!
来てくれてありがとういくちゃん!

咲月:(麻衣さんの波長に合う人初めて見た…)

真夏:それでハートレスはどうだった?

〇〇達はゲルマ帝国で起きた事を説明した。

真夏:なるほど…

〇〇:でも今回は姉さんは現れなかった…

真夏:恐らく向こうの狙いは戦力を削ってから
プリンセスを攫っていくんだろうね…

美波:今回はまだその前だったと…

咲月:でもそうすると今ゲルマ王国は
襲われてるんじゃないですか!?

真夏:いや、みんなが帰るちょっと前から
石の反応が無かったから大丈夫だと思う。

美月:〇〇くんが扉を閉じたからかな…

真夏:そう。
それでこっちにも来れなくなったって事だと思う。

〇〇:てことはいち早く反応を見て
そこに行かないと…

真夏:プリンセスは攫われる…。

〇〇:じゃあ早く見つけないと!
真夏さん!元帥の間に…

フラッ

咲月:危ない!!

ガシッ

〇〇がふらつき、咲月が受け止める。

真夏:今調査班が見てるから安心して!

〇〇:早くしないと…

麻衣:〇〇くん達は休んで!

〇〇:でも…

咲月:お願い…休んで?

〇〇:…わかった。

〇〇は咲月に肩を借りながら、部屋に向かった。

絵梨花:ねぇまいやん。
〇〇くんが言ってたお姉さんって?

麻衣:〇〇くんのお姉さんが
ハートレスに操られてるかもしれないの…

絵梨花:えっ!?

麻衣:だからあんなに焦ってるんだと思う…

ーー

咲月は部屋に着くと〇〇をベッドに横たわらせた。

〇〇:咲月?

咲月:ん?

〇〇:お前は…姉さんをどう思う?

咲月:どうって?

〇〇:多分村を壊したのは姉さん…
自分の親を殺した相手だよ?

咲月:違う!!飛鳥さんじゃない!!
見た目は飛鳥さんでも、中身は全く違う人!
だから飛鳥さんを恨む理由なんてない!

〇〇:そうか…

咲月:とにかく…今は休んで?
飛鳥さんを救うのも〇〇の力は必要だから…

〇〇:うん…わかった…



to be continued…

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