2024/5/1 家でゴロゴロ

 今日はお昼に目が覚めた。京都から帰ってきてからというもの、なんだか徒労感がずっと続いている。健康に悪いようなタイプではなく、あーもっとあれこれしたいという欲求だ。それに反して、お金は底をついていてどこにも行けない。仕方ないので家にいることにする。昨日響けユーフォニアムをはじめとした貯めておいたものは観てしまったので、仕方なくドラゴンクエスト11sを起動した。もうすでに恋人よりプレイ時間が長い。
 裏ボスを倒した。大学生のころにやっていた無印版では敵わなかった敵もレベル99にして挑み、ちゃんと適正の装備でいけばなんともない。昔はなるべく攻略サイトを見ないようにやってきた。そうすることで世界に没入できたからだ。しかし二十歳を過ぎてからというもの、時間に余裕がなくなり、精神的にもゲームをする余裕が少なくなってきた。作業をしなければという焦りばかりが募っていた。それを殺すように暇をゲームで潰していたが、それは不安を加速させるばかりで、ゲームの物語を楽しむ余裕がなくなっていた。負けることが次どうしようと考えることよりも、イライラすることが増えてしまって、それから攻略法を見るようになった。そうすることでゲームの楽しみこそ減ってしまったが、作業感が逆に心を落ち着かせてくれた。これをすればどうなってというのをひたすらこなしていくだけ。ある種のゲームの墓場のような状態だ。
 今回ドラクエ11sは無印版では表ボスまでクリアしていたのもあって、攻略法を見ることに抵抗は全くなかった。2DVerでプレイするとイベントスキップができないのは面倒だったが、覚えていないストーリーの細部を思い出すことができたので良かった。
 レベルを99にするのも、最強装備をつくるために素材集めに雑魚敵を狩るのも、作業感があるゲームの方が長続きしやすくなった。
 多分きっかけは色々あるけど、初めのきっかけは、キングダムハーツⅢだろう。キンハーシリーズは毎作感動させてくれるし、光と闇の話は自分の学生時代の希死念慮にピッタリハマったのもあって、とても好きだった。しかしⅢで終わってしまった。しかもⅢは本当にひどい出来のものだった。僕が物語についてを学んでしまったからかとも思ったが、値段が急速に落ちていったのを見て、絶望したのを覚えている。
 思えばあれからゲームを面白いと思えなくなってしまった気がする。

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