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2024/5/10 当たり前をいっぱい実感できた1日となった

 今日は9:00に起きた。上手くいけば失業保険が振り込まれているはずで、いつものようになかったら困るから「0、0」と何度も心の中で願いながら、アプリで残金を確認する。
 9:00、0。9:30、0。10:00、0。今日は諦めた方がいいかと思ったとき、10:30、入金!
 僕は急いで飛び起きて着替えて、休みでまだ寝ている恋人に告げ、外に出る。とりあえず郵便局に引き出しにいく。1台しかないATMの前にはおばあちゃんがいて、こちらを振り向くなり、「先にやりますか?」と聞いてきた。
「結構いっぱいあるんですか?」
「いいえ、一つだけですよ。でも歳ですから時間がかかるかも……」
「いいですよ。ゆっくりどうぞ」
 余裕がなかったら苛立つかもしれないが、今日はお金が振り込まれたことで上機嫌だったのもあり、スッとこの言葉が出てくれた。
 全然おばあちゃんは時間がかかることはなく、僕は無事引き出すことに成功する。ついでに振り込みも一件済ませ、コンビニではもう一件振込を済ませ、恋人が置き忘れた自転車を回収してから家に帰った。
 起きて準備をした恋人と家を出る。少し遅めの昼ごはんを食べてから恋人は用事で一旦離脱。1時間ほど暇になったので、中日ビルに向かった。
 相変わらず遅いエスカレーターに遅いなーと思いながら、知り合いがいる店に向かう。見つけることができなかったので、一度店近くのソファに座って作業をして待つ。さすが高級感あふれるビル。ソファはふっかふかで、おかげで作業がはかどった。
 もう一度お店に入ると見つけることができ、少し話をしてから恋人の用事近くまで戻った。
 合流してからはパルコの中にある猫カフェを目指す。midiという別館にあって、行くのやめようかと思うくらい迷ったのだけど、猫ちゃんを見るやいなや、その思いはすっかり消え去った。
 猫カフェに来ようと思ったのは、恋人の実家で飼っている黒猫が可愛くて、25年誓い続けた犬派だった僕が猫派になってしまいそうだったからだ。
 それが真実かどうか確かめるべく猫カフェに向かったのだが、はい、僕は猫も好きになってしまいました。
 猫カフェというものはあまり良いイメージがなかった。以前行ったところが猫がこちらにきてくれずに触れ合いができず、ただ見るだけの時間になってしまったからだ。それでも良いのが普通かもしれないが、自分のところだけ来ずに他の人のところには行くので、なんだか裏切られた気分だった。
 しかし今回行ったところは近くまで来てくれるし、触れさせてもくれる。20を超える猫がいて、色んな種類を楽しめるのも良い。餌を買えばめちゃくちゃ集まってきてくれるのが嬉しくて、6回餌を買ってしまった。
 入り口近くでじっとこちらを見るのかたはじまり、入ってすぐの食事タイム、説明を聞きながらの猫紹介、触れ合い、餌フィーバー。本当に幸せな時間で。知らずに一部の猫が嫌がるお尻叩きをしてしまったのだけが申し訳ない。
 それ以外は大満足。
 食後はブックオフに行って、恋人が興味があると言っていた『リングフィットアドベンチャー』を購入。
 帰宅後はそれで汗を流した。
 お金があるとは良いこと、猫はめちゃくちゃかわいい。汗は適度にかいたほうがいい。当たり前をいっぱい実感できた1日となった。

ぬこかわゆす

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