見出し画像

ローバルは建築基準法における「防火材料」に該当しますか?

「建築基準法における"防火材料"の中で区分が"不燃材料"のものを使わないといけない中で、ローバルの使用を検討しています。ローバルは不燃材料に該当しますか?」

頂いた上のご質問にお答えいたします。
「ローバルは不燃材料の認定を取得しております。不燃材料に該当します。乾燥塗膜の亜鉛含有率が70%以上のものが該当します。」
具体的には、
「水性ローバル、エポローバル、ローバル、ローバルエコタイプ、厚膜ローバル、ローバルアルファ、アルムズ(ALMZ)、ローバルシルバー、ローバルシルバーエコタイプ、ニュージンクカバー、マットカバー
が不燃材料認定品になります。(2023年12月時点)」


・防火材料の中で一番良いのが、「不燃材料」。

防火材料には、不燃材料、準不燃材料、難燃材料の3種類があります。
その要件は3つあります。

通常の火災による火熱が加えられたときに、
燃焼しないこと。
防火上有害な損傷を生じないこと。
避難上有害な煙またはガスを発生しないこと。

これらの用件を満たす時間によって、3つの区分があります。
20分間:不燃材料
10分間:準不燃材料
5分間:難燃材料

以上のように、一番良いものが不燃材料になります。

ローバル製品は「不燃材料」認定を取得しました。

ローバル製品は、不燃材料として認定を受けました。国土交通省の帳簿にも記載されています。

認定されたものは、建築基準法施行規則第10条の5の22の規定にあるように帳簿に記載されてることになっています。

(構造方法等の認定書の通知等)
第十条の五の二十二
 国土交通大臣は、構造方法等の認定をしたときは、別記第五十号の十二様式による認定書をもつて申請者に通知するとともに、次に掲げる事項を記載した帳簿を作成し、一般の閲覧に供するものとする。

昭和二十五年建設省令第四十号

建築基準法施行規則

認定を受けているので、この帳簿の中に記載があります。

国土交通省の構造方法等の認定に係る帳簿【防火材料】は以下のURLです。https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/030_boukazairyou.pdf

もしご興味があれば、会社名や認定日、認定番号で検索してみてください。
ローバル株式会社 大阪府交野市幾野六丁目41-1
認定日:令和5年03月16日、認定番号:NM-5610 とNM-5611

住所は移転前の交野市の住所になっています。
現在の住所は 大阪府枚方市野村元町1-1 です。

鉄に塗るだけじゃないローバル製品

鉄のさび止めを主用途にするローバルですが、金属板だけでなく、金属板以外の認定も受けています。そのため、百貨店や、商業施設など不燃材料の適用が義務づけられている鉄鋼材の他、様々な内装・外装材料などでも不燃材料の選択肢としてご検討いただけます。

不燃材料としてローバル製品をお使いの場合は、建設省告示第千四百号で定められている不燃材料に塗る必要があります。

具体的には、以下のものが不燃材料と定められています。
一 コンクリート
二 れんが
三 瓦
四 陶磁器質タイル
五 繊維強化セメント板
六 厚さが三ミリメートル以上のガラス繊維混入セメント板
七 厚さが五ミリメートル以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
八 鉄鋼
九 アルミニウム
十 金属板
十一 ガラス
十二 モルタル
十三 しっくい
十四 石
十五 厚さが十二ミリメートル以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが〇・六ミ リメートル以下のものに限る。)
十六 ロックウール
十七 グラスウール板

例えば、建設省告示第千四百号のリストに記載されていない木材にローバルを塗布して不燃材料とはなりません。

ローバルアルファ、マットカバー(下側の黒っぽい部分)が壁に塗られた事例


不燃材料の認定に関する説明資料を添付いたします。

最新ではない恐れがありますので、最新版が必要な場合は下のお問合せホームよりご連絡ください。

(記事担当:MKO + MTMTH)


エックスではユーザー様のローバル使用事例のリポストや記事更新のお知らせをしております。ぜひフォローをお願いいたします。



よろしければ、以下の記事もご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?