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塗る亜鉛建築「松原図書館 読書の森」

設計:MARU。architecture+株式会社 鴻池組
施工:株式会社 鴻池組
★受賞★
日本建築学会作品選奨第62回日建連表彰BCS賞AACA賞2020奨励賞

大阪府松原市にある市民図書館「松原図書館 読書の森」をご紹介します。
こちらの物件は、屋外手すりや外部鉄骨階段にローバル、出入り口横のサインにローバルシルバーをご使用いただいています。

2020年にオープンしたこちらの図書館は、古墳やため池の多い松原市の風景を建築にて表現しており、周囲を濠に囲まれた古墳のように、コンクリートの大きな人工物の周囲がため池に囲まれていて、遠目からは池に浮かぶように見えます。

周辺を濠に囲まれて水に浮かぶような佇まい

外壁は周辺の公共施設で赤系の外壁などが多いそうで、環境調和と圧迫感の軽減のために、赤色のカラーコンクリートで仕上げられています。

その外壁の東面に沿ってローバルを塗装した鉄骨階段が見えます。
ローバルの低光沢なグレー色は他の色との協調性が高く、周囲の色を引き立てる調和の色なので、赤色の外見を邪魔することなくそこに存在していて、マットでナチュラルな金属感は、コンクリートのワイルドさを損なうことなく馴染んで見えます。

赤色の外壁に沿った鉄骨階段にローバル塗装

また、ローバルは溶融亜鉛めっきの最高グレード(HDZ55)と同等のさび止め性能を発揮する為、何十年後も朽ちることなく、建築と共に経年変化し、時を経ることで今よりもより馴染んだ仕上がりになっていきます。

他にも、屋外手すりやデッキフェンスなどにもローバルをご使用いただいており、鉄骨階段同様に外壁との調和した仕上がりです。

屋上手すりにローバル
デッキのフェンスにローバル
1F屋外の手すり

また1Fの濠に近いさびの発生しやすい環境でも、しっかりとさび止め性能を発揮しており、撮影時は竣工より2年程度経過していましたが、全くさびは見られませんでした。

2Fのデッキからは、冒頭にご紹介した外部階段が上下のフロアへつながっており、全面にローバルをご採用いただいています。このベランダにはテーブルとイスが設置されていて、読書の途中にふうっと息をつける落ち着いた雰囲気となっていて、その空間にローバルのいい意味で主張の少ないグレー色が手すりや階段の蹴上部分などにちりばめられていました。

2Fデッキから見た外部階段
植栽のグリーンも引き立つ仕上がり

植栽のグリーンとの相性も良く、経年の色変化で黒っぽく落ち着き始めていて、より空間になじんだ仕上がりに見られます。

そのナチュラルで落ち着いた空間に引き付けられるように小鳥もやってきて、ちょこんと座って休憩していました。

この外部階段は、下に降りると玄関のサインに繋がっており、そのサインの設置されている壁にはローバルシルバーが塗装されていました。

玄関のサインと外部階段

この壁も経年による色変化の過程で、塗装初期のシルバー光沢はだんだんと落ち着いたシルバー色へと変わっていき、いずれはサインがより映える仕上がりになるかなと、今後が楽しみになる物件でした。

こちらの施設では屋外の手すりや外部階段にて意匠及びさび止め用途でローバルローバルシルバーをご使用いただきました。是非お近くに寄られた際は、実物を見てその雰囲気を感じていただければと思います。

◆ 施設のご紹介 ◆
松原図書館 読書の森(松原市民図書館)
〒580-0044 大阪府松原市田井城3丁目1−46


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(記事担当:FKD)

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